自転車と「うっかり八兵衛」

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自転車と「うっかり八兵衛」

今月の初め、毎回参加している地元のマウンテンバイクレースである「うっかり八兵衛カップ」に参加してきた。 今回で10周年を迎える記念すべき大会なのである。 なんと、この大会には我がTEAM SOMETIMESは全て参加、いわゆる皆勤賞という栄誉ある賞を頂いた。 スタッフとともに歩いてきた10年間である。 この記念にと選手宣誓の大役まで果たすことができた。

そもそも、初めて参加した時は、今から10年も前なので、ハッキリとは覚えていないが、自分もしっかりと自転車に乗れていた頃のことだ。 オープン前のコースを大会スタッフのMrトミーに紹介され、なんども走り回っては「ああでもない。」「こうでもない。」などと、話し合っていたものだ。 それが、正式にマウンテンバイクコースとして完成し、「うっかり八兵衛カップ」なる大会を開催する運びとなったのだ。 コースに携わった自分としても、自分の仲間に走ってもらいたいとの思いで、関東周辺に散らばる自分のチーム仲間を集めて参加したのだ。 当時は、我がチームも1チーム当たり2人で2チームに分かれても十分に走れる体力を持っていたものだ。 走れば1ケタ台の順位で完走し、それなりにブドウや梨、野菜を頂いて帰っていたものだ。

遠くから友人を集めるには、それなりに準備が必要となり、我が家を宿泊場所として提供することとなった。 当然、人が集まれば酒を飲むようになり、年とともに体力が衰えて行くのを酒のせいにするようになったのだ。 それでもなんとか20番台には落ちることはなく、とりあえず10番台をキープして今でも続けている。

この10年をざっと振り返っても、いろいろなことが思い出される。

前日に飲み過ぎて当日の朝起きられずに、わがチームのうち1チームがスタートに間に合わなかったことがあった。 1周のペナルティをもらって、そのままレースに参加したっけ。 それから、我が家から会場までの道で、メンバーの車のオルターネータが壊れて、バッテリーが充電されず困ったこともあった。 レース中に大雨に襲われ、ピットは床上浸水、3時間で競技終了というのもあった。 2段坂の脇の下りでシートピラーが折れて、泣く泣く帰ってきたヤツもいた。 二日酔いで走れず、シートの上で昼寝していたら風邪ひいて、翌日は発熱して会社に行けなかった人もいた。 ディスクブレーキの油圧ホースが抜けてオイルだらだらでブレーキが使えなくなった人もいた。 走ってきては気持ち悪くなり、コース脇でゲロを吐いた人もいたっけ。 数えればキリがないほどの、数々の失態を繰り返してきた。 これも10年である。

コースレイアウトは基本的に10年間ほぼ同じ状態だ。 大雨で崩れやすい九十九坂やその奥のコースは、補修のたびに様子を変えてはいるが、基本は同じ。 何年も同じコースを保っている。 レースには使われていない脇道は、人通りが少ないためか、草ぼうぼうだったりしており、ちょっと残念だ。 子供を連れて練習に行くときには、コースを維持しようと脇道を走っているのだが、エキスパートコースともなると子供を連れて行くには難しいので、どうしても手入れが行き届かなくなる。 せっかく切り開いたコースなのにもったいない。

しかし、大会の運営については、地元協賛企業が出店するようになり、楽しい盛り上がりを見せるようになってきたと思われる。 常陸太田の名産が観客に知られるようになり、地元が活気づけばとても良いことではないだろうか。

これまでの10年を振り返ると、楽しいことばかりのようだが、確実に体力は落ちており、走りも辛くなっているのが現状である。 はたしてこの先、何年間自転車に乗り続け、うっかり八兵衛カップに参加するのだろうか。 いったいいつ、どういう形で連続参加が途切れるのだろうか。 ここまで続いてしまったら、なにかしらやめるキッカケがないとやめられない。 今更やめる理由が見つからないのだ。 スタッフがレース開催を終わりにするか、こっちが音を上げるか。 この先の10年はお互い我慢比べかもしれない。

 

 

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