自転車と道路工事

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自転車と道路工事

最近、ロードで走ってると、あちこちで道路工事が目立つ。 もう何とかしてくれ!と言いたくなる。 どこの工事表示を見ていても、工期が3月15日の年度内決済。 もういかにも地方自治体が残った年度予算を使うために、とりあえず出来る範囲でも補修しておくか、と言った感がある。 もう少し計画的に、かつ短期間で工事を終了することはできないのだろうかと、各自治体の担当者に言いたい。

この工事なんだが、どうにも仕上がり具合が悪い。 どうひいき目に見ても、コレで工事は終わったの?という状況のまま工事が終わっているところもある。 自治体の発注担当者は、キチンと現場を確認してから合格として検収しているのだろうか?

なにせ、もともとあった道路に穴を開けて、なにやら埋設等をした後の埋め戻しが全くなっていない。 もともとの道路との段差が大きすぎるのだ。 これでは、自転車ばかりか車で走っても不快である。 工事業者に発注する際の仕様書には、どのように記載されているのか分からないが、少なくとも掘った穴は現状復帰すること云々は記載されていることでしょう。 下水道埋設するにしても、穴掘って、下水道管を埋設したら、「はい!コレで終わり!」は、ないでしょう。 当然、埋め戻して整地してと言うところまでが工事範囲であるのが当然のことと考えます。

そこまで仕様で定められているのであれば、工事業者はもっとしっかりと整地させるべきであるし、自治体にしてもきちっと整地されてなければ合格としてはならないものだと思う。 実際に走っていると、ボコッと山が出来るように舗装を盛り上げたり、反対にベコッと凹んでいたり。 そんな状況でなぜ検収しているのだろうか。 ちょっとひどすぎるんじゃないでしょうか。 発注担当者は本当に現場を見に行ってるのでしょうか。 おそらく、工事業者が提出した工事記録写真等の単純な書類審査のみで合格としてるのではないでしょうか。 自治体担当者に言いたい。 あなたはその道路を走ったことがありますか? どうですか? 車で走ってもガタガタでしょ? それで合格なんですか?

ここで発生した段差が自転車(特にロードレーサ)で走る人にとっては非常に厄介なものである。 車みたいに空気圧は低くないし、衝撃がモロに伝わってくる。 この段差が道路を横断する方向にあれば、前輪を持ち上げるなり、減速するなりで、まだなんとかクリアすることはできる。 しかし、道路と平行に走ったつなぎ目ほど怖いものはない。 23mmのタイヤ幅では、その小さな段差に簡単にタイヤを取られてしまう。 油断していれば簡単に転倒することになる。 かと言って、それを避けるために道路の中央側や路肩の端っこを走れば、車やガードレールとの接触や事故にもなりかねない。

近所の道路では、ガス管だったり、水道管だったり、下水道管だったりと、毎年同じような箇所を工事して、ボコボコの道路もある。 1回掘ったときに全部一緒に埋めてしまえば良いものを全く計画性がない。 一度にやれば、コストもかなり削減できるかと思う。 そして、ボコボコになった道路は、再度道路工事業者に発注して全面舗装工事なんてのをやってる。 工事のために工事が発生し、そのために余計な金がかかり、年中渋滞が発生し、全く道路が機能していない。 なんのための道路工事なのか良く分からない。

こんなのは、最初に配管なりのための穴を掘って埋め戻した会社にしっかりと責任を取らせて、掘ったら現状復帰(段差をなくして道路を平滑にする)を義務付けて、検収後1年以内に発生した凹みについては、無償にて補修するような契約にすべきである。 業者も甘えているし、自治体も業者に対して甘いのではないか。 でも、こうすることで、最初の埋設工事費用が多少高額になったとしても、そのあとに全面舗装工事を行う必要がなくなるのであれば、結果的にはコスト削減に繋がるのではないか。

 

 

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