自転車とショップ (その2)

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自転車とショップ(その2)

前回、「自転車とショップ」の中で、ショップばかりに頼ってないで、自分で走りを見つけろよみたいなことを書きました。 しかし、ショップ依存が悪いと言おうとしたわけではありません。

ショップと言うものは、初めて自転車を始める人達にとっては重要なものです。 当然、自転車を手に入れるために必要ですし、その自転車のメンテナンスをお願いするためにも必要です。 上級者にとっても同じです。 自転車を買うのはショップですし、メンテナンス用のパーツ類を手に入れるために必要です。 上級者になれば、メンテナンスは自分で出来るようになるのが普通ですが、それでも重要なところはショップに任せるという人もいます。 自分も、自転車のメンテナンスは全て自分でできますが、費用対効果を考えてショップにお願いすることも多くなりました。 自分でわざわざやるより手っ取り早いからです。 それに、レースイベントに参加するにしても、一人ではなかなか参加することに踏み切れなくとも、みんなで行くからということで参加できることもあります。 また、みんなで行くことで交通費も安く、移動も楽に参加することができます。 当然、ショップの関係者と一緒に参加するわけですから、レース場での段取り、自転車の準備等にもアドバイスを受けることが出来ます。 

では、なにを言おうとしたのか。 ショップはあくまでも自転車に乗る機会を与えてくれるものであり、その先は自分で考えてみてはどうでしょうかと提案したいのです。 ショップに行けば、色々な人達が色々な自転車の乗り方を楽しんでいます。 でも、そこに集まる人達は、だんだん志向も同じような方向になり、だんだん没個性化していくものです。 同じようなイベント、レースに参加してばかりでは、イベントや誘いがなければ自転車に乗ることがなく、家でホコリをかぶっていると言う状況の人も中にはいると思います。 イベントがなくとも、今度はここに走りに行ってみようとか、一人でこんなに走ることが出来たとか、そういった自主性が伴ってくると、走るのも楽しみも広がってくるのではないでしょうか。 人の敷いたレールの上を走るのは、確かに安全で、迷うことはないかもしれません。 でも、せっかく自転車という自由になれる手段を手に入れたのですから、それを使って、もっとたくさんの世界を見てはどうでしょうか。 きっと世界が広がるはずです。

しつこいようですが、ショップを批判しているわけではありません。 自転車を始める人にとっても、ずっと続けている人にとっても、情報を得るために必要な場所と思います。 ただ、べったりではなく、少し距離をおいて、自由な環境で楽しむことを勧めます。 ダメと言おうとしているのではなく、せっかく自転車を始めたのですから、もっともっと広い世界から自転車を楽しんで欲しいのです。 それが、今まで自分が長い間ずっと自転車を楽しんで続けてこられた結果だと思うのです。

 

 

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