自転車と一般人

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自転車と一般人

昨年の夏に久しぶりに筑波サーキットで開催される筑波夏の8耐に参加しました。 過去に何度か出場経験もあり、体力の衰えを客観的に認識することを目的として参加しました。 このときに、ピット要員として私の会社の自転車に全く興味のない普通の人を連れて行きました。

さすがに全く興味のない人達を誘うためには気を使ったわけですが、「ねえねえ、今度の土曜日はひまぁ?」「少しボランティアしないぃ?」と話しかけたのです。 最初から「8時間も炎天下の中、ピットでタイム計測してくれませんか?」とは言えません。 大まかな了解を得た後に、少しずつ手の内を明かし、結果的に当日のボランティアを引き受けさせたのです。

おそらく当人達は、そんなキチガイみたいなことをする人はそんなにいないとでも思っていたのでしょう。 サーキットに到着して、ピットが人で溢れているのを見ると驚いた様子です。 やはり物好きはこんなにいるんだといった表情です。

試走が終わり、いざレースが始まるとまた認識も変わったようです。 自転車が速いということ。 一列棒状になって走る、しかも前走者との間隔がほとんどない。 そんな状態に驚いています。 また、参加者に女性が多いことにも驚いていました。 なんでこんな危険なことに女性がたくさんいるのだろうかとか、男が走っているのを応援しにわざわざ暑いところにきているのだろうかとか。 それにしても、レースだけで8時間、それ以外の時間を含めるとほとんど一日。 なにが楽しいのだろうか。 ま、それが普通の人達の感覚なのでしょう。 

何度もレース中に自転車貸すから走って来い!とは言ったものの、絶対にイヤだとか。 自転車がないとか。 そんな言い訳だらけです。 これをきっかけに、自転車始めて、来年は自分で走るか。 ストップウォッチ押しているより、走っている方が楽しいぞ。と言ったところで、なかなか興味を示しません。

ただ、8時間後のゴールシーンでは、「少し感動しました。」と言っていました。 少しは自転車にも興味を持った様子。 でも、自分から走り出すことはできないとのこと。 本当に自転車の世界に引きずり込むには、簡単に行くようには思えません。

おそらく、自転車が高価であることと、あのスピードで走るのが怖いということが大きなところのようです。 まず、モノがなくては始められないが、その値段を聞くと踏み出せないというのが一番正直なところでしょう。 また、あの前傾姿勢と高速走行はたしかに恐怖を感じることでしょう。 こればかりは慣れないことには克服できません。 全く興味を示さない素人相手に自転車を勧めるのは難しいことなのでしょうか。 ま、彼らが始めたところで一緒に走ろうという気持ちがあまりない自分にも問題はあるのかもしれませんが・・・

 

 

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