自転車とマンガ

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自転車とマンガ

このHPの一角にもありますが、自転車マンガってのはあんまり多くないように思われます。 実際問題として、他にもいくつか見つけたことはあるのですが、あまり興味を持てなかったこともあり、自分のお気に入りとしては3つとして紹介しております。

どのマンガについても、基本は自転車が好きである。ということ。 

「サイクル野郎」については、主人公丸井輪太郎が自転車で日本一周をするというもの。もともと自分も、このマンガをきっかけに自転車の道を歩みだしたわけですから、自分にとってはバイブルのようなものです。 初めて北海道に行ったときも、この輪太郎が走ったコースが参考となっています。 行く先々で知り合う人、風景、事件とめぐり合い、だんだん成長していく輪太郎の姿は子供ながらに憧れの対象でした。

「シャカリキ」は、小学生が自転車に目覚め、坂を登ることに生きがいを感じ、自転車の道を行くというもの。 そして、高校に入学し、ツールド沖縄で優勝してしまう。 これは、会社に入ってレースをするようになってから読み始めたもの。 なんというか、自転車のつらさ、レースのつらさ、そんなものが身近に感じられたため、かなりの共感を得ることができました。 

「並木橋通りアオバ自転車店」に至っては、ほんわかとしたもの。 自転車店をとりまく周囲の人間が暖かい。 人間の弱さ、優しさ、強さ。 そういったものが、自転車を絡めて物語となっていく。 毎回テーマが変わっていくので、自転車好きでなくとも楽しめるマンガだと思います。

ところで、自転車というものはマンガになりにくいのでしょうか。 たしかにあまり見かけないな。 車やバイクを取り上げるものはあっても、自転車はない。 スポーツマンガにしても自転車を取り上げるものはない。 自転車というものはなぜマンガになりにくいのでしょうか? サイクル野郎のように紀行文としてしまえば、それなりに旅行好きの人間の目に止まることもあるでしょう。 アオバ自転車店のように一般的な日常を自転車を絡めて描写しているのであれば、好き嫌いも分かれるし、自転車マンガだとインパクトを与えることはできないでしょう。 シャカリキにしても、スポ根マンガとしてみれば、そのヘンに転がってるスポーツマンガと同じでしょう。 ただ一般的でない自転車レースをマンガにしたのは、非常に面白いと思いますが、普通の人から見たら、理解しがたいものがあるのでしょう。 

なぜこうも自転車マンガが一般的にならないのかは、わかりません。 でも少年画報社や秋田書店のようなマイナーな出版社が出していたと言うのも大きな敗因でしょうか。 しかし、シャカリキについては最近ワイド版が小学館から発行されているようです。 なぜ、秋田書店から出ていたものが、小学館から刊行されることになったのでしょうか。 どなたか教えてください。

 

 

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