もてき100kmサイクルマラソン


もてき100kmサイクルマラソン

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名称  もてき100kmサイクルマラソン
日程 平成29年1月3日
天気  快晴! でも、待ってる方はとっても寒い!
結果  入賞間近…

まえがき

12月にTとKが二人そろってMTBのレースに出たことをきっかけに、Tがロードのレースにも出てみたいと言い出した。 ロードのレースは小学生の時に「ツールドひたちなか」を走ったことがあるくらいだ。 今思えば、小学生の時に、大人に混じって小学生にMTBに乗らせて出場させたのも良くやったもんだ。 接触なんかしたら大変な事故になってたかもしれない。

それから遠ざかっていたロードのレース。 今回、高校生になったTが初出場するには、お手軽エンデューロ系が良いだろうということで、選んだレースは「もてぎの100km」。 正月三が日に開催されるレースである。

 

しかし、Tは出るとは言ったものの、ほとんど自転車に乗るような生活を送っていない。 通学のママチャリ程度だ。 このため、12月からは100kmに向けた練習を始めたのだ。 とは言っても、学校は冬休みも部活動が続き、休日に実走できたのはわずか二日。 それ以外は、ローラー台で練習するのみである。

二日間の実走では、地元の周回コースで時速28キロの巡行は一人でも普通にできるようになっているので、人の後ろにつけば30キロは可能だろうという見込みが得られたのは12月30日のことだった。 後半に失速しても25キロが維持できれば、なんとかなるだろうとの希望的観測。 はたして、無事に完走できるのだろうか。

 

ちなみに、レースのルールは、100kmを4時間で走り切ること。 

4.8kmのコースを21周だ。 周数の管理は自己責任。 つまり、本人は21周のつもりでゴールしても、実は20周でしたと言う場合ではDNF。 誰を攻めることもできないというもの。 このため、ステム周辺には押しボタン式のカウンターをビニルテープで巻きつけることで対応することとした。

 

 

試走

 その昔、4時間耐久レースで行ったことのあるツインリングもてぎだけど、南ゲートから入ったところで、どこにパドックがあるのかわからない。 いやいや、そもそも南ゲートにはどうやって行くのかからわからない。 敷地内に入っても地図を見てもわからないし、前の車について行ったけど、その車も途中でうろうろするばかり。 ようやくの思いで、パドックに到着することができた。 8時40分頃にはパドックに到着したけれど、まだピットに近い位置に停められる状況だったので、助かった。

 

 自転車の準備と着替えを私とTでやってる間に、妻とKは受付に行ってくれた。 

 自転車を下ろして、組み立てて、ボトルをセット。 Tは、寒い中で着替えを済ませると、受付に行った妻たちを待った。 妻は受付の帰りに、知った顔を見たということで、驚いた表情で戻ってきた。 秋ツリで一緒に走ったH氏である。 正月早々から、家族を置いて一人でレースに参加ということらしい。 しかも、レース当日が本人の誕生日。 家族の祝福もないのかよ…

 受付からもらってきた計測タグとゼッケンを自転車とウィンドブレーカに取り付けると試走の時間だ。 家族そろってスタート地点へ行くと、コースの確認やピットの確認をして、いよいよ試走だ。 

 

 軽く10分ほどでTは帰ってきた。 コース中に迷うところはなかったか、危なかったところはなかったか、そんなことを一通り聞いて、再び試走へ。 下りから、上りへと切り替わる地点では落車が発生するから注意するように言いつけると、後は自由に試走へ。

 一方、観戦者の私と妻とKは、コース脇の芝生の部分をコースに逆走するように歩いてみた。 自動車やモーターバイクのレースでは、レース中には決して立ち入ることができないコース脇の芝生地帯。 ここを一周歩いて好きな場所で観戦して良いということなので、楽しみだ。 ただ、歩き出すと5kmは歩かないとピットに戻れない… トイレもない… そんなところだから、注意が必要だ。

 

 

 

レース開始!

 レースの招集時刻が近づいてきた。

 スタートは早い者勝ちで、集まった順に並ぶようだ。 招集エリアには、TはH氏と一緒に向かった。 秋ツリでも一緒に走ったし、面識がないわけでもないので、一緒にスタート地点に向かっていった。 Tは、そんなに速いわけでもないので、後方からのスタートで十分だと、余裕で後方についた。 ただ、H氏としては、もう少し前方でスタートしたかったようだ。 でも、すでに仕方ない。 あとは、状況次第だ。

 

 集団の先頭には、ゲストとして、宇都宮ブリッツェンと那須ブラーゼの選手が数名。 ローリングスタートを彼らがコントロールするようだ。 名前を呼ばれて先頭につき、一言話して列に並ぶ。 あとは時間を待つだけだ。

 

 

 定刻の11時30分にスタートの合図とともに集団は動き出した。 先頭は抑えられているので、スタートダッシュを決め込むような人間はいない。 ただ、少しでも前方に上がろうと思う人はいるようで、中盤から後方にかけて小競り合いが見られる。 Tは、更にその後方に位置しているので問題はなさそうだ。

 

 9分ほどすると先頭が帰ってきた。 バイクに先導され、招待選手が先頭を引き、そして集団が現れる。 大集団だ。 それから、少しずつ隊列が小さくなり、Tも姿を現した。 悪くないペースで走ってるように思える。 そのあとにも、ダラダラと走る大人たちも数多く追走してくる。 この人たちは、本気で完走を狙っているのか良くわからないペースだ。 そもそも今までの練習中にだって、ペースやタイムをとっていれば、自分は4時間で完走できるのかできないのかは、出場する前にわかるだろうに。 そう思ってしまうほどに遅い人が多数いる。

 

 と、思って彼らを見送ったところで、すでに先頭を引くオートバイのライトが見えてくる。 

 

 

 今回のレースでTに授けた戦法は、この三つ。

  ○決して前に出ない、引かない、人の後ろについていくだけ

  ○集団では上位でローテーションに入らず、中切れもしない5番手程度をキープ

  ○確実に補給すること

 

 初めて一人で走るビギナークラスのレースなのだから、カッコつけて前に出るよりも、堅実に完走を目指すことを目標に走るようにした。 近所の周回コースで練習していても、2時間を過ぎるとガクッとペースが落ちる傾向にあるので、とにかく最初からオーバーペースにならないようにと言うことだ。

 

 1周目はローリングスタートで9分16秒なのは、まあまあだと感じたが、2周目を8分5秒で帰ってきた。 これは明らかにオーバーペースでしょ。 平均時速35キロ以上出てる計算だ。 周りに流されて、ペースが上がりすぎてる。 すると、翌周から8分23秒、8分29秒、9分1秒と目に見えてペースが落ちていくと、8周目では9分53秒。 完全に無理して落ちこぼれていくパターンだ。 このままだと完走も危うい…

 ところが、ここで下げ止まりして、次の周では9分30秒ほどで走るようになった。

 10周したところで1時間31分。 予定より30分も早く通過した。 いつも走ってる集団のメンバーは同一のようなので、うまくスピードをコントロールしてくれる人がいるようだ。 助かった。 しかも、少人数の集団でありながらも、先頭交代に組み込まれるようなこともなく、十分に恩恵を受けて走ることができている。 2時間で補給するように言っていたが、予想外のパターンに補給を指示する。 後半に向けてエネルギーチャージだ。

 

耐久レースも後半だ

 その後、快走は続き、9分台前半を維持するようになってきた。 時折、9分を切るようなこともあるし、その時の集団を取り巻く環境により変化しているようだ。 でも、9分台前半で走れていれば、平均時速30キロは維持できている計算だ。

 速度は何とか維持できてはいるが、ピットの前を通過するときの表情はだいぶお疲れのようだ。 前方ではなく頭を落として路面を見て走っている様子も見られる。 

 

 そんな折に、トップ集団は21周を走り切りゴール。 2時間半ですよ。 数人が集団から抜け出し、ゴール勝負になったかと思えば、その後ろから大集団がゴール。 圧巻なゴールシーンでした。 

 この大集団がゴールしてコースを離れると、コース中は閑散としたイメージだ。 小さな集団がまばらに通り過ぎていく様子は、ちょっと寂しい。 そんな中の一つの集団にTはいる。 あとちょっと。 ここで、再度補給の指示。 終盤に向けて最終チャージだ。 頑張れ!

 

 

 そして、トップ集団から遅れること4周でゴール。 最後は、同じ集団で走っていた人も、みんなもがいてゴールを目指す。 最後の最後の全力疾走だ。

 

反省

 反省と言っても、特にない。 初ロードで初レース、言うことを良く聞いて、キチンと走った。 良くできました。 集団の位置取りも、指示したような大集団にはならず、常に2、3番手を走り続け、ペースを維持できたし、補給も出来たし、言うことはなし。 ただ、もう少し前の方からスタートできていれば、もう少し違った集団に入れたかもしれないが、その辺はどうなっていたか良くわからない。

 また、後から聞いた話だが、いったい自分が何周走っているのかさっぱりわかってなかったと言うことだ。 カウンターを付けたのに、それすらチェックする余裕はなかったらしいし、距離や周回時間の計算も途中でわけわからなくなってしまったということだ。 これでは、ペース配分もなにも出来たもんじゃない。 ここは冷静になる必要があるだろう。

 結果に至っては、驚くべき結果であり、クラス7位。 なんと、6位入賞との差はわずか2秒。 最後のダッシュが効いてるわけだ。 あの時の目の前の人を抜いていれば… と言うことのようだ。 

 あともうひとつ反省を言えば、もう少しまじめに練習して臨んだら良かったのに。 それだけだ。

 

 

 

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