a.b.c.cup in 幕張

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名称  a.b.c.cup in 幕張
日程 平成26年6月1日
天気 晴れ!  
結果 とりあえず完走… バリバリ 下から4分の1くらい  おとな 真ん中くらい   

概要

久しぶりの幕張a.b.c.cup。 しばらくアップはしてないが、これまでにも何度かこのレースには出場していた。 しかし、あまりパッとしない成績に、レポートにまとめる気もしなかった。

子供たちも中2となり、少しはヤル気も出てきて欲しいと思いつつ、この程度で終わりなのかと現実を見ながらの参加である。 Kと二人だけで参加するのは今回で2回目。 もちろん私はスタッフとしての参加。

レースメニューは基本的に同じ。 私の今回の当番はナンバーチェック係ってところ。

空は雲ひとつない快晴は良いのだけど、とにかく暑い。 真夏のような暑さなのだ。 走るにはかなり辛い気候。 こんな中をKは頑張って走っていた。 良く頑張った。

 

 

バリバリエンデュランス

中学生になってからは走る順番が変わった。 小学生までは、ゆったりエンデュランスだったので午後のレースだったのが、中学生になるとバリバリエンデュランスとなるので午前中の競技となるのだ。

最初の種目とは言え、スタッフの父に連れられて早い時間から現地にいるので、十分に準備の時間はあるし、受付も早めに済ませてくれるので、時間的な問題はない。 ただ、私がスタッフとして作業をしているので、Kは一人で自分の準備を済ませる。

準備が終わって、試走を済ませると、召集まで時間がある。 この時間はスタッフも時間に余裕があるので、スタッフに交じってKも一緒に過ごす。 

「試しにこの自転車でレースに出てみろよ〜」 と、スタッフの一人が言う。 スペシャのエピックS-WORKSだ。 Kは高価そうな自転車にちょっと気が引ける様子。 私も同じスペシャのエピックには乗っているが、シフトがパドルシフトで、しかもローノーマルと言う特殊な世代なこともあり、Kはあまり乗りたがらないでいた。 しかし、シフターがラピッドファイアと言うこともあって、エピックを無理やり勧められたのである。

Kの気持ちは人の自転車に乗って転倒して壊したらどうしよう… と言うものだった。

「大丈夫、大丈夫! お金持ちのお医者さんだから、壊れてもすぐに買うってさ!」

最後は、スタッフに半ば強引に押し切られ、エピックで出ることになった。

 

試走時間は残り15分。 人の自転車で出るからには、試走はキチンとしておかないとダメだろう… そう思ってか、最後の試走時間に再びコースに出て行った。

 

召集時刻になると、Kもスタートラインに並ぶ。 参加資格は中学生以上なので、年齢的には下から二番目の年齢だ。 実際の年齢構成はどうなっているのか良く分からないが、実質最年少と考えても良さそうだ。 とは言え、それなりに頑張って練習もしているのだから、頑張ってほしい。

 

スタートの合図が鳴った。 毎度のことながら、全車一斉に飛び出す。 最初のコーナーを過ぎて、バックストレートを走る頃には後ろから四分の一くらい。 でも、キチンと重いギアも踏めているし、前について行こうと必死になって走っている姿は今までにあまり見ることはなかったものだ。

スタートの混乱はなく、無事に二周回目に入ると、あとは坦々と時間ごとに周回を刻んでいく。 Kの今回の目標は15周。 2月のひな祭りスペシャル大会での周回数は13周だったので、それを超える周回数を目標とした。 1周回を4分で走ることを目標にした… ところが、自転車を替えてしまったのでスピードメータが付いてない! これは本人にとって誤算だった。

1周回を過ぎて帰って来た時は、団子状態で帰ってきたので、実走ペースは把握できないが、3周回ころになると、集団もバラけて、計測ポイント前も単独で通過することが多くなってきた。 こちらも余裕があるときには、経過時間と周回数をKに教えることもできたけど、周回を重ねると周回数は妖しいものとなって行った。 ただ、通過時刻は4分の倍数よりは短くなってるように感じていたので、ペースを維持さえすれば目標は達成できそうだ。

ところが…

40分を過ぎたあたりだったか… Kがピット側から自転車を押して現れた。 最後のシケインを押して、計測前を通過すると、なんとチェーンが切れているではないか。 とりあえず、本来の自分の自転車にゼッケンを付け替えてスタートすることとし、借り物の自転車は置いて行くことにした。 スタッフ勢揃いでゼッケンの付け替えを素早く手伝って頂き、Kは再スタートを切ることに。 ゼッケンの付け替えの間に、チェーンが切れた地点を聞いて、スタッフがチェーンの回収にまで行ってくれた。 なんとも、申し訳ない、至れり尽くせりの対応をして頂いた。

Kは気持ちを取り直し、再びコースに向かって走って行った。

 

そして60分。 チェッカーを振られ、次々とゴールしていく。 Kは最後まで一生懸命に踏み込んで走ってゴール。 目標の15周回を回ることが出来た。 良く頑張った。

自転車のトラブルがなければ16周できるペースで進んでいたようだけど、こればかりは結果を覆すことはできない。 「たられば」はないのである。

 

 

〜しばし休憩〜

親一人子一人でレースに参加して、しかも自分がスタッフになってしまうと、なかなか子供の面倒を見てやれないのはちょっとかわいそうだ。 午前中のレースが終わると、次はサーキット「おとな」までは1時間ほどの時間がある。 ここがスタッフのお昼の時間だ。 これに合わせて、Kも一緒にお昼を食べる。 これがせめてもの親と一緒にレースに参加したと言う唯一の時間かも。

テントの下の気温は既に32℃。 でも、穏やかな風が吹いているので、感覚的にはとても気持ち良く過ごせる。 ここに缶ビールなんかがあれば、レース観戦にはちょうど良い気候だ。 ただ、走っている人間にとってはかなり暑い。 午後のレースは厳しくなりそうだ。

昼食を終えると、Kは次のレースのための試走と、準備に出かけて行った。

 

こっちは、チェーンカッターを借りて来て、切れたチェーンの接続だ。 接続ピンまでは持ってないので、チェーンを2リンク切って、ピンは完全に抜かずに、そのまま繋ぎ直す。 この程度なら、10分ほどの作業時間でOKだ。 会場内を走って、変速の状態などを確認して、とりあえず持ち主に返却。 アウター×ローは使えないけど、十分に走れる。 持ち主もチェーンが切れるような自転車をレースに無理やり貸したと恐縮していたけど、優勝を狙うような子供でもないので、そこは問題なし。 本人も楽しく走れて良かったと言っていた。

 

 

サーキットレース

サーキットレースは大きな年齢から始まって、未就学の補助輪なしクラスまで。 順次レースは進行していく。

Kは昨年からサーキット「おとな」クラスである。 何年か前までは、「おやじ」と「わこうど」の二つに分かれていたが、今はそこまで人数が集まらないのでひとくくりでレースが行われる。

当初のエントリは7人だったが、DNSが2名。 結局は5名でのスタートとなった。 速そうな血色の良い若い3人と、オヤジとKの5人だ。 

スタートダッシュは良い位置に付けられた。 コーナーを曲がるまでに2位くらいまで上げられたようなことを本人は言っている。 しかし、ホームストレートに入ると一気に抜かれ、4位を走ることになった。 前を行く3人は快調にペースを上げ、残されたKと更に後方を行くオヤジは坦々と進む。

2周目に入るが、オヤジはKの後ろをぴったりと着いて行く。 抜く機会をうかがっているのが良く分かったけど、いったいどこで抜くのか… と思っていたら、バックストレートに入ったところで、一気に抜き去られた。 しかし、Kも後を追う。 離されまいと必死になって走っているのが伝わってくる。 ほら頑張れ頑張れ!

しかし、努力も虚しく、3周目に入頃には差を広げられ、オヤジもKも単独状態。 先頭を行く3人だけが争っているという構図だ。 そして、最後は力を振り絞ってゴール。 完全に出し切った感じだ。 良く頑張った。

完敗ではあるけれど、レースの内容は今までになく真剣身もあって、良く頑張って走っていた。 タイムも前回からだいぶ短縮出来ていたし、努力の成果は、それなりに出たんじゃないかなと思える結果だった。

 

 

レースその後

Kがゴールしたあとも、サーキットレースは次々と進んでいく。 その後は、ゆったりエンデュランスが続く。

 

Kはレースを終え、車に戻って着替えを済ませると、一人の時間を楽しんだようだ。 マリンスタジアムを見に行ったり、新しくできたイオンモールを見に行ったり、海岸に行ったり… 一人で遊び相手がないとなると、一人でそれなりに時間を過ごすことも考えるみたいだ。 ちょっとかわいそうな気もするけど、仕方ない。 ごめんよ。

 

ゆったりエンデュランスがチェッカーを受け、レースは全て終了すると撤収だ。 Kもスタッフと一緒になってコーステープの回収に手を貸してくれる。 なにせ、早く終われば自分も早く帰れるから、暇を持て余しているのなら手伝った方が良い。 ゴミ回収から荷物の運搬まで、多岐にわたって手を貸してくれるので助かる。

おかげで、余ったドリンクや参加賞を少々お礼に頂いてたっけ。

そんなわけで解散。 お疲れさまでした。

 

 

反省と感想

今回のレースは今までになく真剣に取り組んでいたように見えて良かった。

負けて悔しいとか、チェーンが切れて残念だったとか、そんな感想を聞けたのは初めてなので、今回はそれなりに自分でも頑張って練習をしていたようだ。 それに、レースに対する取り組みも、親が手を貸さなければ、全部自分で時計を見ながら準備をしなければならないと言うこともあり、自立にも繋がったのかもしれない。

ただ、ひとりで時間をつぶしてもらう間は、親としてちょっとかわいそうな気がしたのは否めない。 親の都合で子供に寂しい思いをさせてしまっている。

また、初めて他人の自転車でレースを走ったKの感想は、やはり快適で早く走れる実感があったと言うものだった。 チェーンが切れた後に自分の自転車に乗り換えると、速く走れなくて大変だったとも言っていた。 今の自転車も身長ギリギリになってきたし、そろそろ買い替え時なのかもしれない。 

 

 

 

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