うっかり八兵衛カップ 春休み編

うっかり八兵衛カップ 春休み編

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名称 うっかり八兵衛カップ 春休み編
日程 平成26年3月30日
天気 雨のち大雨!  
結果 とりあえず完走… 37位と56位

 まえがき

今回のレースは330日。 春休みとは言っても、年度切り替えギリギリだし、部活動も休みだろうと、子供たちも組み込んだ組み合わせ。 久しぶりに、大人が4人と子供が2人。 メンバーは、A氏、S氏、M氏、そして、我が子TKである。 組み分けは、S氏、M氏とTの組とA氏、Kと私の組の2チーム。 こうなると、2チームがそれぞれ競うように頑張れるから楽しい感じになる。

大人が4人も集まれば、前夜は大人が集まって我が家で宴会。 翌日がレースだと言うのに、年がいもなくまたまた飲みすぎました。 今回はビール少なめの、焼酎お湯割り攻撃が応えたようで、レース当日は二日酔いの中、現地に向かったのです。

ところが、レース当日の朝、起きてみるとシトシトと本降りの雨。 例えて言えば、隣の家に回覧板を届けるにも、「面度くせえなぁ 傘差すか。」と思うような雨。 ただでさえ二日酔いの状態に、追い打ちをかけるような雨。 これでは、モチベーションも下がる一方だ。 あらら…

 

会場に到着すると、なんとか小雨、霧雨程度まで雨は落ち着いてきた。 良かった良かった。 この調子で、回復してくれれば助かる。 と、望みつつも自転車の準備。

試走から帰ってくる人の自転車を見ると、夜半から降っていた雨のせいで、コースはドロドロのようだ。 既に、全身泥だらけ。 こりゃひどい!

我らの準備も出だしが遅い。 寒いし、雨もあるしで、サイクリングペースでも良いから1人1時間20分ずつ走って終わりにしようと考え始めた。 こんな天気の下で、走った後に休憩していたら風邪ひきそうだ。 ゆっくりでもノルマをこなして、さっさと着替えた方が身体には良さそう。 そう考えていたので、最後に走る予定のA氏なんて着替える気配すら見せず、車の中で眠ったままた。 今回はホントにやる気が出なかった。

親子レース

 今回の親子レースは、「お父さん、鼻からうどんが!」である。 我が家も数年前に経験したレースには厳しい鍋焼きうどんだ。 秋はブドウとナシの早食いと決まっているが、春はバリエーションが多い。 ざっと振り返っても、うどん、餃子、プランター、ガーデニング2回… これほどのものをやってきた。 なかなか、一筋縄にはいかない。

 今回は、子供がネギを背負ってきて、お父さんが鍋焼きうどんを背負ってきて、ガスコンロで温めて、必死に食べる。 でも、シッカリ煮ないと、うどんは粉っぽいし、ねぎは食べづらい。 これが面白い。

 子供のレースが始まる頃は、なんとか雨も上がり、子供たちも笑顔でスタートができた。

 1位のチームは、子供も親も順当に1位で帰ってくるが、背後が気になり生煮えの状態でうどんを食べ始める。 子供は「ネギが辛い!辛い!」と口に入れるのを拒否している。 そうは言っても、ねぎはまだ煮えてないんだもん辛いですよ。 しっかりと煮ればおいしいのに。 と言っても、早く食べ終わることしか考えてないから、そんな話を聞く訳がない。 お父さんが無理やり頬張って、食べるしかない。 

 私も脇から、「 これって、この辺では有名なうどん屋さんのうどんなんですよ。 」 こんなちゃちゃを入れるけど、その人も名前は知ってるようで、割りばしの袋を見て驚いている様子。 ゆっくりと味わって食べたいもんだよね〜 そう思いつつも、レースは進む。

 ホントに人の親子レースを楽しく見るのは面白いもんだ。 我が家も、とりあえずはディフェンディングチャンピオンだし、名も顔も知られているし、親子レースの応援は本当に気楽で面白いもんだ。

4時間耐久レース

 次は我らの番。 4時間耐久レースだ。 スタートライダーはM氏とT。 スタートラインに向かって出かけて行った。 そしてスタート。 なんと言うことだ。 スタートの合図とともに雨が降り出した。 いくらなんでもこりゃないだろう。 本降りの雨だ。 傘をさしていても、身体は濡れるし、足元もぐちゃぐちゃだ。

 スタートを見送ったは良いが、とても寒い。 雨も冷たい。 ピットでじっと待っているだけで風邪ひきそうだ。 こんな状況でレースやるのかよ? と言う感じの雨。 秋に続き、またもや雨の中の泥レース。 さらに寒さが加わった。

 1周目は悪代官を下るところが見えるので、せめてそれくらいは… と、見える位置まで行くが、足下は川のように水が流れてくる。 それだけで、気分はうんざり。 ようやくM氏が悪代官を下って来るのが見える。 慎重にゆっくりと下って来る。 そして、続いてTの姿が見えた。 M氏からも思ったほど遅れず走れている。 なかなか頑張るじゃないか。 でも、悪代官はコワイようで、途中から押して下り始めた。 無理はせずに、転ぶくらいなら押せと言った通りに実行している。

 途中からは、ピットの雨よけも限界が来たので、スタッフテントに間借りした。 さすがに毎回出場者でもあるし、快く場所を提供してくれた。 助かった。

 その前をTが通過する。 ピットがこっちに移動したことを伝え、3周することを確認した。 路面状況が悪く、かなりペースが遅く、1周当たり25分ほどもかかっている。 これだと3周も走れば、1時間15分でノルマ達成だ。

 そして、Tは3周を無事に終えて帰ってきた。 意外にも元気そうな表情だ。 とりあえず転倒はなく、危ないところは押してきたと言うことだ。 全身ドロドロで、寒くなる前に全部着替えるように話をして、リストバンドを受け取る。 このバンドが、ドロドロで冷たくて、これから走る人間には身につけたくない感覚だ。 それに、もう一方のチームがどんな状況で、今、誰が走っているのかも良く分からない状況だ。

 交代すると走り出した。 雨は容赦なく降り続ける。 ホントにこれはひどい。 コースに入ってすぐ水たまりになっており、更に根っこが滑って登れない。 前には何人も詰まって止まっているから、さっさと押して脇を駆け抜ける。 その先に続くアップダウンは快調に走り、九十九の上。 ここからはホントにズルズル。 核心部は面倒だったので全部押し。 それでも、足元は冷や冷やだ。 次は奥に向かって進んでいくが、バンク手前の根っこ登り部分は、完全に斜面が崩れてて、走れるような状況ではない。 自転車では滑って走れないから、足で蹴ることにより土が削られて、コースそのものが壊れそうな感じ。 ちょっとひどい。 そこからは順当に下り、砂利道に出て、二段坂を登る。 この先の根っこセクションも、またツルツルで転びそう。 ここを過ぎれば、田圃まで一気に下って行く。 とは言っても、かなり慎重に…

 タイヤやフォーククラウンへの泥詰まりは思ったほど多くもなく、それなりに走れた感じはした。 

 そしてピットを通過すると、タイヤが埋まるほどの泥沼になっている。 コーステープも、存在が良く分からない状況になっている。 ピットの通過に苦労していると、3時間に短縮されたとアナウンスが聞こえてきた。 そうか、3時間か。 頭の中では残り時間と自分の残り周数を考え始めた。 あと1周で交代!と、A氏に告げて2周目に入った。 少しは気分も楽になった。 これで終わりか… でも、やっぱり2周で終わりは詰まらないけど、そうときまったら、シッカリと走ろうと、気持ちを入れ直した。

 それなりにペースは上げて走っているので、寒さは感じないけれど、泥や雨で前が見づらい。 視界が悪いのはちょっといやだね。 おまけに登りで押し始めると、サングラスが曇ってさらに見づらくなる。 毎週通ってるコースでも、こう状況が悪いとまるで別コースだ。 新たなテクニックが必要になる。 1周目でとりあえずコース状況も分かったので、2周目はそれなりにしっかりと走ってレースを終えた。 ドロドロで帰ってくると、泣かば放心状態。 リストバンドを渡すのも忘れてA氏は走り出した。

 

 とりあえず、これで自分のレースは終わり。 水分補給したり、身に付けていた物を外したりとしている間にも身体も冷えてきて、寒気まで感じるようになってきた。 風邪を引いても困るので、撤収の準備を始める。 自転車の泥を簡単に落として、それなりに車に積めるようにすると駐車場へ向かった。 先に走り終えたTと一緒に駐車場へ。 全身ずぶぬれで、ホントに酷い状態だ。

 車に着いたは良いが、あちこち泥だらけだから着替えもスムーズに進まない。 ポリタンクに積んできた水で身体や手を洗いながら、服を脱ぎ、乾いた服を身につけるとやっとひと安心。 疲れました。 Tの分も一緒に着替えを済ませると、ようやく終了。

 ほっと一息つく間もなく、再び会場に向かい、走者の手伝いだ。

 

 2時間58分ころだろうか、計測ポイント前に人が並んでいる… これって、3時間時間切れ待ち? A氏はその列の中に身を潜め、レースが終わるのを待っている。 その脇をKが走り抜けた。

 「あれ? Kはまだ走るの?」 とA氏。

 Kは素直に、まだ時間があるからと次の周回に走りだした。 そして、間もなくチェッカーフラッグ。 A氏は早々とチェッカーを振られゴールした。 ま、自分もこの状況だったら、時間切れを待っているだろうな… と思いつつも、Kの根性には驚いた。 キチンと自分のノルマの2周をこなそうと頑張ったようだ。

 Kの後にも、数人の大人は最終周回に入って行ったから、Kがビリでゴールするかも。 そんな状況で走り出した。 あとで聞いた話だが、Kは自分が最後になるのはイヤだからと、それなりに必死で頑張って走ったそうだ。 そんな状況の中、前後のブレーキシューが完全に擦り減ってしまい、レバーをグリップにぶつかるまで引いてもブレーキが利かなくなってしまったらしい。 手もとのアジャスタで調整できる範囲だったけど、必死だった本人は全く思いもよらず、走り続けたらしい。 スピードが出過ぎて曲がれなさそうなところは自転車を降りたりして回ってきたということだ。 ケガもなく走れて良かった。

 そして無事にゴール。 ピット前の上り坂も7割くらいまで登り、元気さをアピール。 お疲れさまでした。 良く頑張りました。

 そして、速やかなる撤収。  お疲れ様でした。

 

 

反省

 とにかく疲れました。 前回の9月の大会も同じように大雨での泥レースになったけれど、今回は春先と言うこともありかなり寒く大変なレースになった。 気温が高ければ、雨に濡れてもピットで休んでいる間に泥は乾くし、また走りだす気持ちにもなれる。 でも、こんな気温で雨に濡れれば、休憩中に身体は冷え固まって2度目の走りは考えられない。 ちょっと辛い状況だ。 かと言って、2回目の走りに備えてウェアを交換するのも、非常に面倒だ。 こう言ったレースでは、他のチームはどうやって対応しているんだろう。 聞いてみたいものだ。

 それから、Kについてはブレーキのアジャスタくらいは自分で調整しながら走れるくらいにはなって欲しいものだ。 そもそも、自転車の構造に関してはあまり興味がないのか、メンテナンスを手伝おうとしない。 これからは、もう少し自分でも簡単なメンテナンスくらいはできるようにしておく必要があるかなと感じたレースだった。

 ま、親子でチーム組んで走る分には、途中ピットに寄った時に直せるし、切実な問題はないと思うけど。 今後のことを考えたら、少しは覚えておいた方が良いかもしれませんね。

 最後に、走り終えてからスタッフに挨拶もせずに帰って来てしまって、非常に悪かったと思っている。 大雨でドロドロの状況で、子供たちに風邪をひかせるわけにもいかず、慌てて帰ってしまった。 申し訳ないことをした。

 

 

 

 

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