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名称 | うっかり八兵衛カップ 春休み編 |
日程 | 平成25年3月24日 |
天気 | 晴れ |
結果 | 言うも語るも… |
まえがき 珍しい初めての前書き…
なにせ、前回の「うっかり」では、肩鎖関節脱臼(じん帯断裂)のため、レースには出られず… 8月にケガをしてから7カ月目にようやくレースに復帰することができた。
11月頃にはロードでは乗ることもできたので、そこから乗り始められるか…と思っていたら、正月のぎっくり腰で再び動けず。 まともに自転車に乗れるようになったのは2月からだった。 それからは、早朝週3日の割合で朝練と称してローラー台30分を目標として続け、毎週土曜日はうっかりコースでの練習を続けた。
なにせ11月に久しぶりにロードに乗った時は、Tには敵わなかったような状況。 これでは再起はないな…と、悲しい思いでいた。 それでも、なんとか必死になって練習して、レースの前の週になんとかTを追い抜くことが出来るような気がしてきたのである。 あ〜 なんとも辛い冬だったことか… ようやく春という気持ちになれたのかも。
こうして迎えた春の大会。 しかも、子供が小学生として出場する最後のレースなのだ。 そう考えただけで、気持ちだけは大いに盛り上がるのであった。
前夜祭
今回の前夜祭はなんとなく今までと違った雰囲気であった。 なにがどう違うのかをうまく表現できないけど、夕食の買い出しにいつも2万円を超えていたのに、今回は1万2千円。 なんでこんなに安いのか? 足りるのか? そんなところから、違いを感じるおかしな集団なのだ。
今回の参加者は、いつもと同じメンバー。 親子レースはいつもの代理オヤジS氏とKの組み合わせ、それと私本オヤジとTの組み合わせだ。 一方の4耐はM氏、S氏とTでひとチーム、残りのA氏とKと私でひとチームだ。
このようなメンバーが前夜に集結し、翌日の健闘を祈って乾杯だ。 遅れてきたA氏ともキチンと乾杯を出来るほど、みんな元気で頑張った前夜祭であった。
親子レース
今回の親子レースは、「お父さん、ガーデニングって知ってるの?」である。 レースの内容は、
・子供が自転車で走り、コース中でガーデニング用の土を持ってくる。
・オヤジが自転車で走り、コース中でガーデニング用の鉢を持ってくる。
・親子で鉢に土を入れ、5種類の草木を植える。
・親子で植木鉢を持って、ピットを一周ランニングで回る。
・ゴール!
またまた、主催者は考えてくれました。 昨年の春はプランタを作って指先に血豆を作ったくらいですから、今年は落ち着いて素早く進めたいですね。そんなことを考えながら召集エリアに集まってきた。
スタートは背の順。 それも、大きい人から小さい人へと順番に並んでいく。 ま、スタートとしては速い人が前と言う順当な並び方かも… 前回のTが一番後ろから走り出すのも、ちょっと考えモノだなと思ってたところだ。
子供たちを並ばせると、その周りにはお父さんやお母さんたちも集まって来る。 何度も何度も見る親たちの顔だ。 毎回、一緒になって頑張って、励まし合いながら走ってる親子たち。 当然のことなんだけど、優勝は順番。 これもみんな分かってる。 我が子たちがこれで卒業すれば、次の優勝者は彼だってことも、みんな分かってる。 あとは、自分の子供が小6まで続けるかどうか。 それだけが優勝へのカギなのだ。
スタートの合図で子供たちは一斉に飛び出す。 先頭をTが走り、2番手をKが走る。 ピットを出るころにはすでに差が開く。 そして、階段を上がった辺りでは、差は歴然だ。 既にTが1位であることは間違いない。 そして2位は少々遅れてKが走る。 あとは、3位以下にどれだけの差をつけてピットに戻って来るのかが課題だ。 オヤジも代理オヤジもそんなに元気はないぞ。
待つこと約7分。 Tが池の脇に降りてきたところが見えた。 まぎれもなく1位だ。 それから気持ちはそわそわ… どきどき… スタッフからもからかわれ… とにかく緊張の時間が始まった。 Tがピットへの坂道を上がって来ると、タッチしてオヤジの番。 チラリと振り返るが後続は見えない。 Kはまだまだ戻ってきてないようだ。 必死になって逃げる、逃げる!逃げる! 砂利道からシングルトラックに入り、東屋の手前の登りで、向こう側にS氏の姿が見える。 とりあえず、ここを上り切れば下り。 なんとかなるか… そう思い必死になって走る。 下りは、先週の練習中にも転倒しそうになったので、今まで以上に慎重に下る。 背中に背負った植木鉢が背骨に当たって痛い。 コーナーで植木鉢が左右に振れるたびに、背骨をゴリゴリする。
そして、再び登り返すと池の脇へ下る。 間もなくピットだ。
Tは待ち構えていて、オヤジの背中から植木鉢を受け取る。 これが、なかなかビニール袋から取り出せない。 苦心の末、取り出すと、手順に従い植樹を始める。
ネットを底に置いて、その上に丸い石を敷く。 そしたら、土を入れ、5種類ほどの草花を寄せ植えていく。 根っこの大きさがそれぞれ違うので、下に敷く土の量を調整しないとうまくいかない。 審査員のT氏は、園芸の専門家なので、この辺のチェックはとても厳しく、なかなかOKを出してくれない。 少しでも、土の詰め方が甘かったり、土が葉の上に乗っていたり、高さが違っていれば、容赦なくダメ出しが飛んでくる。
Tの手には1位の旗が… やった! 1位だ。
そして、2位はNIWAKAチームでK達は3位だった。 これも満足。
この2位のチームのオヤジはとてつもなく速い。 私もこのオヤジに逆転されたことがある。 今回もシングルスピードでガシガシと走ってS氏を追走。 ピット手前で抜かれたそうだ。 あとは、ガーデニングの差だが、この辺はなんとも言えないものがある。 残念だったが3位である。
4時間耐久レース
親子レースが終われば、気分はもう消化試合… と言う用気分だ。 でも、今回で小学生も終わってしまうので、ファミリ部門での優勝を目指してチーム編成を行っている。 大人の速い方から2人を選出して、M氏とS氏、ここにTを投入した。 一方は、おこぼれチーム。
どっちのチームもそれなりに頑張ってゴールを目指して走り続ける。
私も2周ずつ走ることとし、頑張って走る。 我ながらここまで追いこんで走ることもなかったので、かなりキツイ。 子供コースと被るところは、親子レースでも走ったけど、その先は大変だ。 九十九の下りもレースとなれば、それなりに緊張する。 足を着くことはないけど、かなりスローダウンしなければこなせない。 なんとも、前輪のグリップに不安があるし、自転車を抑え込める感覚が乏しい。 ケガの影響がまだ残っているのか… そんな感じもする。 すんなりの走れないのは寂しい。
九十九の先の根っこセクションはすっかりキレイにされて、走り易くなっているので何の問題もない。 その次の延々と続く登りははやり辛い。 ダブルトラックの登り、そして2段坂。 どっちも辛い。 そこからは下ってゴール。 いつ走っても辛いコースだ。
ところがなんとも… テンションプーリーの動きがイマイチ良くない。 何度かギヤチェンジがスムースに動かないことがあって、そのたびにシフトをがちがちと動かしながら調整する。 こんなことを何度か繰り返すことになる。 ここでひと踏みすると、またエンドがもぎ取れるかも… そんな異常な状態だ。
そして、とうとうギヤが動かなくなり、一旦停止。 降りて確認すると、チェーンがテンションプーリーから脱落して、変速機を巻き込んでいるような状況だ。 何年か前のエンド脱落事故と同じ状況なのだ。 チェーンをプーリーにかけ直して、再びスタート。 状況を考えると、フロントをロー側にして、リアをトップ側にすると、テンションが取り切れなくなるのと、チェーンラインがあまりにもクロスになり過ぎて、脱線するのかもしれない。 フロントのシフトをサボらずにセンターに入れて、リアをロー側でコントロールするようにすれば、このような状況は避けられるようだ。 このコースでは、シフトを面倒に思って、ローのままリアシフトだけで終わらせようとするところがあって、それが悪さをしてるのかもしれない。 これはいかん。 次回からちょっと気を付けるようにしてみよう。
そんなこともありながらも、レースは続く。
いつの間にか、なんと自分が3時間賞を頂いた。 ニンジンである。 これを持ってピットへ。 そして、次の周回へと進む。
2チームで走っていると、相手がどんな状況なのか良く分からなくなる。 いったい相手は誰が走ってて、何周走ってるんだろうとか、自分たちもあまり考えないで走ってるから他チームなんてなにも考えられない。
4時間耐久レース ゴール!
3時間を過ぎると終盤を迎える。 ここで気づいたことがある。
なんと、今回のレースから、小学生とビギナーは親子レースと同じ子供のコースを走って良いことに気づく。 子供たちも知らなかったので、今まで通り九十九を下っていたようだ。 げげ! ここで気づいても遅すぎる。 ファミリー部門で優勝を狙っていたと言うのに、さすがにショートカットを走られていれば、優勝は不可能だろう。 既に、優勝は諦め、完走目的に変わった。
それを知った子供たちだが、それ以降もショートカットを走ることなく、今まで通り九十九を走って、橋に降りてくると言う従来の子供コースを走っていた。 今更、ショートカット走ったって詰まらないし、九十九を走れるように練習してきたんだからとのプライドもあるのかもしれない。
そして、ようやく4時間。 ゴールだ。
ところがこれも、ちょっと… 4時間前にギリギリで周回に入れたと思ったけど、やっぱりダメ!とA氏は最初のチェッカーとなった。 むむ… フラッグは振られてないぞ… 親子レースと同じように、ゴールの感動がない終わり方だった。 どうも、今回の運営は、詰めが甘いような感じがする。
もう一方のチームはTが走っている途中だ。 A氏がゴールした時には、Tはまだ東屋の辺りに居たようだ。 それからだから10分ほどはかかるだろう。 そう思い、Tを迎えに、池の方に向かっていくが来る気配がない。 これもまた九十九を走って帰って来てるようだ。 そして待つこと数分、池の向こうにTの姿が見えた。 橋への下りを攻め、ゴールに向かって消えて行った。 これでレースは終了である。
表彰
今回はどうしたものか運営に滞りが多かった。 表彰もそうである。 なんと表彰状が配付されなかったのだ。 これには残念。 当日中に配付されるのかとずっと待っていたが配付はされず、後日郵送。
ところが、なんとファミリー部門で3位入賞。 賞品はないがメダルは貰えた。 なんとも名誉なことだこと。 子供も九十九まで走った割には、3位入賞とは意外だった。 そんなに遅い子が走ってたのか。 ま、頂けるものは貰っておこう。 感謝である。
反省
反省と言っても、今回はなんとか復活することができたのでとても良かった。
走りに関しては反省することが多いのは当然である。 なにせ、8月の状態に戻ることなく、なんとか苦労して走ることができただけで、反省点は多数ある。 反省しても仕切れるものではなく、とにかく練習を積み重ねない限り、今後の走りはないだろうと思う。
そうは言っても、久しぶりに自転車に乗って、自分を追い込んだのはとにかく久しぶり。 練習では、ケガが怖かったり、転ぶのが怖かったりと、そんなことを考えていると、走りも躊躇することも多かった。 でも、こうしてレースの場で、自分の持てる力をそれなりに引き出して、無心になって走ることが出来て良かった。 楽しかった。
そして、最後の親子レースでTと一緒に表彰台に乗れて良かった。 表彰台に向かう時に、涙がこみ上げて来そうになったよ。
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