第15回 ルイガノグリーンカップ

第15回 ルイガノグリーンカップ

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名称 第15回 ルイガノ グリーンカップ
日程 平成22年5月22日
天気 晴れ 
結果 真ん中よりちょっと上でした。

概要

 長野県の富士見高原スキー場で開催された「THE 15th LOUIS GARNEAU GREEN CUP/FESTIVAL in FUJIMI KOUGEN 」。 ま、簡単に言えば、「第15回 ルイガノグリーンカップ」。 今回はどの種目に出ても参加費がなんと1000円。 5時間耐久に1人で出ても5人で出ても、参加費は1チーム当たり1000円。 そんな破格の参加費のレースなのだ。 1000円高速で1000円レースに参加なのだ。

 今回は子供たち2人と私とS氏の4人体制で5時間を走る。 どんな結果になるのだろうか。

 

レースまで

 S氏との待ち合わせは中央道の双葉SA。 5時過ぎに集合し、軽く朝食を済ませると出発。 小淵沢ICを降り、富士見高原スキー場は30分ほどのところだ。 会場は既に人がいっぱい。 各メーカのブースも準備中だが、レース会場に来たと言う感じで気分も高揚してくる。 こういった大きなレースの会場雰囲気は久しぶりなので、ワクワクしてくる。 

 まずは荷物を運んでピットエリアの確保。 テントを張って、椅子を置いて、食料を運んで… 次は自転車の準備と試走だ。 駐車場とピットは思ったほど離れてなく、荷物運びの往復にもそんなに苦になることはない。 ましてや、往復の経路に出展ブースが並んでいれば、フラフラ歩くのも楽しそうだ。

 さて、準備をしているうちに、試走開始の時刻7時となる。 時間的にも余裕を持って試走に出かけられた。 

 配られた案内に従いコースを下見。 「小学1〜4年生はこっち→」と、ショートカットコースの案内が出てたので、子供たちはピット周りを一周したら終わりと言う、とても簡単なコース。 大人コースの4分の1程度の距離。 これなら、子供ばかり走らせている方が、周回を稼げるな〜 なんて思いながら試走へ。 でも、子供たちも、そんな試走ではつまらないと言うので、大人のコースを一緒に試走した。

 スタート地点から、交替エリアの前を直登し、ピットの周りのゲレンデを右へ左へと下って行く。 続いて、リフトの下をキャンバー気味にズルズルと下って行く。 試走中は土が締まってなく、グリップもままならないが、なんとか走れる。 雨だったら最悪だろうけど、天気も良いので問題はない。 次は、遊歩道をアップダウンを繰り返しながら、右へ左へ林間を走って行く。 難しいところはひとつもないのだが、このアップダウンが曲者。 そして、ダラダラと200mほどの登りを過ぎると、駐車場を横断し、道路わきを抜け、更に駐車場を抜けると、スタートラインの前に出る。 全部で10分強の周回コースだ。

 子供でも足を付くことなく1周できたので、全く難しいコースではない。 あとはいかに高速を維持するか、ペース配分をどうするかと言うところだろうか。

 

5時間耐久レース 〜スタート!〜

 今回のレースはKがスタートライダーとなった。 リフトの下で団子になるだろうと予想して、その間に子供コースを回らせようという考えだったのだ。 ところが…

 スタートするとショートカットコースの分岐へ急いだ。 すると、ショートカットの看板が移動している… 「あれ?」  コース整理をしている内嶋(元)選手に聞くと、「5時間は子供も大人も同じところを走ります!」 「えっ?ホント?」 わずかな時間で本部にも確認をとり、ショートカットではないとの確認を取ってくれた。 ショートカットと思ってたのは、うちだけ? 他はそう思ってないの? そんな疑問を持ちつつも、大集団の中盤でKがゲレンデを下ってくる。 ようやく声が届く範囲に来たところで、

 「子供も大人と同じコースなんだって〜! 無理しないで帰ってこいよ〜!」

 「ええええっ〜〜」 と困惑した顔で、人の波に押し流されるように、リフトの下へ消えて行った。 それから長い時間は不安でいっぱい。 とりあえず試走には連れていったし、特に難しいところはなかった。 「うっかり」の九十九を走れれば、テクニック的にはどこのコースも問題なく走れる。 あとは、登りでのパワーの問題だろう。

 ピットからは、駐車場手前の直線の登り区間が良く見える。 ここに来るまでの時間が長い。 なかなか現れてこないのだ。 まさか転んだのか、なにかあったのか? はたまたメカトラブルか。 スタートから15分ほどか、ようやく登りに姿を現した。 足を着いて止ってるのが見える。 試走はサイクリングペースだったけど、レース本番になると一生懸命に飛ばしてくるから、ここで力尽きちゃうのかな? 遠巻きに見てもかなりヘロヘロな感じだ。 

 一方、ピットでは、次走者Tの準備だ。 まずは1周。 無理はせずに、ケガのないようにキチンと帰ってくるようにと。 今度は最初から大人のコースだと分かって走るから、あわてることもないだろう。 交替エリアで下を見ると、坂道を上ってくるKは力強く足が動いている。 最後の力走だ。 

 計測チップをTに付け替えると、Tはスタート。 Kは消衰した表情だ。 テントに連れて行くと、完全に疲れた表情。 そして、母の顔を見ると涙がぽろぽろと… 話を聞くと、リフト下の下りで、転倒したらしい。 痛いのをこらえて、頑張って起き上がって走ってきた。 だから、母の顔を見た途端に安心して涙が出てきたらしい。 よしよし、良く頑張ったぞ。

 そして、Tも15分ほどで最後の上り坂に現れた。 こっちも疲れた感じだ。 続いてS氏。 2周の予定だ。 走っているうちに、ヘロヘロになったらしく、1周で交替しようと考えたらしい。 なのに、次走者の私がS氏に気づかなかったがために、2周回目に入らざるを得ない状況だったそうな。 ピット前で、次は絶対!と念を押されて、リフトの下へと消えて行った。

 

5時間耐久レース 〜コースはこんな感じ〜

 さて、続いて自分の番だ。 チップを受け取るとゲレンデを登りつめる。 あとは、ゲレンデを右に左にと折れて行くのだが、スピードの出し過ぎでコースアウトする人や、無理に内側に切り込んで転倒する人も数人いる。 ここを通過すると、左手に折れて、リフトの下へと下って行く。 コース唯一の難しい(と言っても、子供でも十分行ける)場所だ。 キャンバー状の土の道を下って行く。 試走の時は、サラサラずぼずぼ状態の土だったが、しっかりと踏み固まってて走りやすくなっていた。 そして、下りきると、リフト乗り場の脇をすり抜けるところが少々狭くてイヤな感じだ。 きちんと減速すればなんの問題はない。

 問題はこのあとだ。 遊歩道を使ってコースにしているのだが、適度なアップダウンが疲れる。 下った勢いで登ろうとすると、ちょっと距離が長い。 速度を維持しながら登りきろうとすると、それなりに踏み込まなければならない。 すると、次の下りも更にスピードが増してくるので、次の登りもその勢いで登る。 しかし、やっぱりそのままの勢いで登り切りたいからと踏み込む。 こんなことを繰り返していると、一気に疲れがたまってくる。 そして、最後は駐車場までの直登200mだ。 特に急なわけではないが、これまででヘロヘロに追い込んでくるとちょっと厳しいかもしれない。 駐車場でひと安心しても、道路わきのシングルトラックもどきは手を抜けないし、なんだかんだで、まじめに走ろうとするとかなり疲れるのだ。 そして、再び駐車場を抜けるとピット前に出る。 これで1周だ。

 1周目は、ペースの合う人を見つけたので、後ろに着いて走っていたけど、なんとなくオーバーペース? 少しずつ離されながらも、追い付いては…を繰り返しているうちに、結局はオーバーペース。 最後の登りで路面が舗装に変わったところで、引き離されてしまった。 しかもこっちは、オーバーペースでヘロヘロ状態。 でも、2周って言っちゃったから、2周は行かないと…と、思いながらも2周目へ。

 2周目は、キチンと自分のペースを掴んでマイペースで。 ところどころ、速い人を見つけては着いて行ったりと、それなりに楽しんで帰ってくることができた。

 

5時間耐久レース 〜子供たちの頑張り〜

 次はKの番。 父から引き継ぐK。 次は転ばないように、十分注意して走るぞと約束してスタートする。 走りだす姿は、それなりに様になってるし、大丈夫そうだ。 そして、最後の登りの姿も力強く走っているのが見える。 コースレイアウトが細長いから、ピットから見える部分が限られているのが残念だ。 最後の登りしか見ることができない。 写真撮影にもコースが広くて大変だ。 ただ、最後の登り区間を走っているのが見えれば、次の準備に取り掛かると言う手順が踏めるので、レース進行の観点からは十分なのかもしれない。

  Kが帰ってくると次はTだ。 なんと、2周走ると言う。 無理はしない、怪我もしないと言う約束で2周走りに行く。 最初より、遥かに元気に飛び出していく。 やる気満々だ。 我が子ながらに絶賛に値する。 そして、最後の登りも元気に登ってくる姿が見える。 心変わりに備えて、ピットで待機するも、その前を元気に通り過ぎて行く。 ただ、頑張りすぎたのか2周目の最後の登りは、途中で足を着いたのが見えた。 やっぱり厳しいようだ。 それでも、ピット前の登りは頑張って登ってきたぞ。

 

 そのあとは、大人の番。 S氏と私が子供のつなぎをすると言った感じだ。

 次のKは2周すると言って走り出し、キチンと2周を終えて帰ってくるし。 Tは3周するぞと、勇んで出て行った。 でも、2周目の最後の登りはやはり辛かったようで、「ごめん〜 やっぱり3周は走れないよ〜」と、音を上げる。 ま、無理に走らせようとは思わないし、そもそも3周走ってやろうと考えるところがスゴイ。 

 

5時間耐久レース 〜おしまい〜

 結局、子供たちは1周、2周、2周と合計5周も走ったのだ。 子供たちの周回に要する時間は20分弱。 18分としても、5周で90分。 つまり1時間半も走ってる計算だ。 2人で3時間だから、大人2人で2時間ってこと。 大人も5周ずつ走っているが、10分強で走っているので、55分そこら。 これに交替の時間ロスを考えればちょうど5時間だ。 最後に、滑り込みで1周追加されてるので、全21周だ。 

 しかし、走ってみればみんな5周ずつで、最後を走ったS氏だけが、最終周回でプラス1周。 それでも、走った時間は子供たちの方が多かった。 当初の計画は、大人が1時間半ずつ走って、子供たちは1時間ずつかと考えていたが、全く異なる結果となった。 予想以上に子供たちが走ってくれたので、その分周回に時間がかかったと言うことか。 そもそも勝ちを狙って出たわけでもないし、子供たちがたくさん走って楽しめればと思って出たので、この結果で十分だろう。

 ところで、ファミリー部門の優勝チームは27周。 6周もの差がある。 先週もa.b.c.cupで頑張っていた石○ファミリーだ。 あそこの兄弟が相手ではどこも勝てないでしょ。

 

5時間耐久レース 〜その後の過ごし方〜

 レースが終われば楽しみなのは買い物だ。 どんな掘り出し物が出ているか。 出展ブースをめぐる。 目的は子供たちのグローブ、ウェアだ。 それから、安いスピードメータがあれば、買ってあげたい。 そんなこんなで、スピードメータ以外は手に入れることができた。 他にも子供たちの自転車用のブレーキシューなんかも買ってきた。 これでまた子供たちも頑張って走ってもらいたいものだ。

 あとは、大人のお楽しみ。 温泉とビールに向かって移動。

 コンビニでたくさんのビールを買い込み、今夜の宿のコテージへ。 まずは温泉で身体を清め、汗とほこりを流すと、喉の渇きは頂点に…

 そして、焼き肉と一緒に乾杯!だ。 このなんとうまいビールだこと。 レース後のビールは最高にうまい。 レースは日曜日の開催が多いから、こうしてレース後に皆でビールを飲めることがあまりないんだけど、今回はとても楽しく飲める。 たまにはこういう土曜日レースってのも良いのかもしれない。

 でも、疲れた後だから、ちょっと飲んだら、あっという間に… 終わってしまいそうだ。

 子供たちの方がよっぽど元気だったのかもしれない。

 

 

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