マラソンコースをサイクリング

マラソンコースをサイクリング

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名称 マラソンコースをサイクリング
日程 平成22年1月24日
天気 晴れ! 
結果 怪我も無く、楽しく走れました。 後半はポカポカ陽気で暑いくらい…

概要

地元で行われる勝田全国マラソン大会。 これに出ようと言う話ではない。 

このコースは我が家を取り囲むようにレイアウトされており、大会のたびに交通が寸断されるのだ。 今までは、子供と一緒に沿道で応援をしていただけなのだが、子供たちが「コースを走ってみたい。」(←もちろん自転車で)と言うので、マラソン大会1週間前の日曜日に家族でのんびりとサイクリングに行くことにした。

一週間前と言うこともあり、コース上には右左折ポイントの標示や、距離数もキチンと表示されているので、走るにはちょうど良い時期だ。 天気も良く、絶好のサイクリング日和のスタートとなった。

スタート

コースを全部走ろう!と言うことで走りだしたのだが、そうは言っても、そもそもスタート地点まで行くのが面倒だ。 スタートから勝田駅前の直線道路は車も多いし、道路沿いの店舗への出入りの車も多いので、なるべく離れた辺りからコースに入るようにした。

ちょうど、スーパーやステーキレストランなんかがある、大きな駐車場があるので、ここからスタートすることにした。 ポイントとしては、3km地点付近だと思うので、ここからコースを走って帰ってくると、36kmほどのサイクリングになる予定だ。

最初は2車線道路。 駅に近い方には中央分離帯があるが、この辺りにはない。 でも、周辺の店舗が一気に少なくなるので、車も速度が速くて子供には危険。 子供は歩道を走り、親は車道の端を走る。 気になるほどではないが、わずかなアップダウンがある。

馬渡十字路を右折するのだが、ここは路肩も狭く子供には危険。 実際のマラソン大会では、通行規制されるのだが、これほど狭さでは大群が押し寄せてきたときにはつらそうだ。 ここも狭い割に車は飛ばして走っているので危険。 最後尾を走る私はやや車道寄りを走り、車が隊列全体を避けるように仕向けて走る。 わずかな距離だが、緊張を強いられるのか、子供には不評の区間だ。

 

R245

コンビニの脇から国道245号線に出た。 ここは、この地域の北と南を結ぶ、R6と並んだ主要な道路。 歩道も広く、完全2車線道路だ。 高い建物は県営住宅と火力発電所の煙突くらいで、あとは低い建物がしかない。 空き地ばかりかと思うと、そこは一面の芋畑である。 ひたちなか名産の「干し芋」の畑なのだ。 ちなみに、この干し芋だが、乾燥芋と呼んだり、かんそ芋と呼ぶ場合もあるらしい。 いつだかの勝田マラソンの参加賞にも、この芋があったと聞く。 この乾燥芋を完走芋と文字って、マラソンの縁起担ぎをしていたとか…

火力発電所の煙突を見ると、煙はまっすぐ上に向かって伸びている。 風もなく、穏やかな絶好のサイクリング日和だ。 基本的に平地が続くので、子供たちも快適なペースで進んでいる。 歩道も広いので、おしゃべりしながら走れるのもここの良い点だ。

東海村に入ると歩道は荒れてきて走りづらい。 行政の差だろうか。 でも、どう考えても、ひたちなか市より東海村の方が裕福だと思うのだが、どうしたもんだろう。

茨城東病院を過ぎると、遠く日立の山々が広がってくると同時に、下り坂だ。 自転車で下っても急な下り坂だけに、ここをマラソンで下ったら膝に負担がかかりそうだ。 そして、下りきると右手には日本原子力研究開発機構がある。 ここには、見学者用の展示館アトムワールドが併設されていて、原子力発電所で使用した使用済み燃料の再処理工場についての展示物が並んでいる。 時間があれば、立ち寄ると良いかもしれない。

ここを過ぎると、昔の集落を抜けるので、国道も1車線となり路肩も極端に狭い。 子供たちには危険なので、ここは村松虚空蔵尊への参道を経由する。 ここは、初もうででは、茨城県内3位に入っていたような気がしたが… それほど有名なところらしいが、1月も後半になれば、初もうで客も少ない。 それでも、破魔弓を持つ家族連れがちらほらと歩いているのが見える。

ここでトイレ休憩だ。 ちょうど国道沿いにはトイレがあって、休むにはちょうど良い環境だ。 水を飲み、おやつを食べて、5分くらいの休憩。 でも、子供たちは、疲れた表情もなく、早く先に進みたい感じだ。

東海村

村松虚空蔵尊脇の国道の上りは、路肩がない! 子供には厳しい環境だ。 止むなく右側の歩道を走ってもらうが、大人はキチンと左側通行。 そして、阿漕が浦公園の入り口付近から、国道ではなく裏道に入ってみた。 

国道沿いには先ほどと同じく日本原子力研究開発機構の敷地があり、このへんは日本の第1号原子炉があったり、その奥の海沿いにはJ-PARCがあったりと、日本の原子力界の中枢を担う技術がここで開発されているのだ。 そして、道路左側にはアインシュタイン博士の人形が原子力科学館の入口を示している。 ここは、原子力の燃料から、原子炉から、一般利用までのありとあらゆる原子力に係ることを展示しているので、時間があれば中を覗いてみるのもお楽しみだ。

今回のマラソンコースは、原研通りを左折してしまうのだが、このまま国道を日立方面に向かえば、すぐ右側にも原子力発電株式会社の展示館もあり、ここもまた子供向けの展示がたくさんある。

最初のアトムワールド、次の原子力科学館、そして最後の原子力発電株式会社の展示館ともに入館は無料なので、時間と興味があれば、入ってみてはどうだろうか。

 

マラソンコースに戻ると、次は原研通りを西進。 ここは歩道がきれいに整備されてないので、子供にはとっても走りづらい。 おまけに店舗や路上駐車の車も多く、自転車には向いてない道だ。

ここでひとつ問題が発生した。

どうやら、我が家と同じ目的を持っているような親子連れに出会った。 小学校5年生くらいの子供とお父さんの2人だ。 多分、我が子たちが小さいので、簡単に抜いて先に行けると思ったのだろう。 ひゅっと先に出て走りだしたのだ。

抜いたからにはさっさと先に行ってくれれば良かったものの、この子があまり速くない。 TとKが簡単に追いついてしまった。 普通に歩道の段差を乗り越えては走り、段差を降りては走り… でも、その子は段差ではつまづき、追い付かれそうになっては必死になって我が子を引き離そうとしている。 前を見るよりも後ろが気になって仕方がないようだ。 我が子は大丈夫にしても、一生懸命になっている人の子の方が危険な感じがしてきた。 おまけに相手の子のお父さんは、ほとんど後ろを振り向かずに、どんどん前を行くので子供の状況を全く見ていない。 子供も親を追いかけようと必死になって、歩道と車道を行ったり来たりしている。 なんだかあまりにも危ない状況だ。 一旦、適度な場所で休憩しようかと、そんなことを考えていると、父親は急に脇のスーパーの駐車場に入って行った。 これも全く周りを見ていない動きだ。

とりあえず、脇に避けてくれたので、こっちは再びマイペースに戻り巡航体勢に入った。 でも、その光景を見た子供たちは、

「あの人たち危ないよね〜 全然周りを見てなかったよ〜。」

 

原研通りを左に折れて、次はひたちなか市に向かって南進する。 ここは、東海村の一番?栄えている地点。 駅近くでは、それなりのにぎわいがあるが、あっという間に田舎の風景に戻った。 ここらで、20km。 もう少しで中間地点だ。

中間地点にはどんな表示があるのか楽しみに先を進むと…

期待はしていないが、簡素な中間地点表示があった。 こんな看板に期待をしても仕方のないことだが、とりあえず中間地点だ。 またまた、ここで小休止をとることにした。

子供たちと一緒にサイクリングに行った場合には、特に水分補給には気を使わなくちゃならないのだ。 自分の場合は走りながらだって適度に水分補給はしているが、子供たちはどうしても走りながら飲むことができないので、止らせては飲ませるようにしていかないと水分不足になっちゃいそうだ。 そして、ついでに簡単なおやつを食べて元気を取り戻すと再スタートだ。

あと半分!

 

ひたちなか市

どのあたりからひたちなか市に戻ってきたのかは良く分からない。 中間地点が東海村だったのか、それともひたちなか市だったのか、どっちだったのかも良く分からないが、成り行き上、このような記載になっています。

中間地点を過ぎると、まだしばらくは交通量の少ない道が続く。 ハンバーグ屋を左に曲がり、そして佐和高校を過ぎた頃のこと。

妻の足に巻いていた裾止め用のベルトが緩んだので、それを締め直していたところ、先ほど抜いた小学生の親子が私たちを抜いて行った。 スタートすればすぐに追いつくことはできたが、ここからまた交通量が増えてくるので、しばらく休憩して間を置いた。 相変わらず危なっかしいペースで走って行く親子… もう近寄るのはやめることにした。

そして、こっちも走りだすことにするのだが、佐和駅周辺はそれなりに店舗もあり、再びペースが落ちてくる。 この先はJRを越えるのに陸橋を走らなければならないので、この区間は迂回することにした。 陸橋手前、コンビニの角を曲がると小さな踏切がある。 ここを抜けると食堂とホンダの前に出るので、歩道を伝って走る。

陸橋のたもとで再びコースに合流すると、ゆっくりと走る。 ここからは歩道も広いし、路肩も広いので走りやすい。 快調なペースで勝田高校を過ぎる。 次は左折だ。 歩道はあるが、整備状況はあまり良くなく、段差が多い。 子供には良い練習だ。

そして、コンビニで休憩。 ここからまだまだ先は続くが、コンビニはないので、ちょっと補給でもしようかということになった。 子供たちはおにぎりやら、パンやら、好きなものを食べた。 そして、ちょっと満たされると、再スタート。

これって、距離合わせだろ!

コンビニをスタートすると、すぐに右折。 とりあえずバスは通るようだが、路肩も歩道もセンターラインもない狭い道。 ここを無理やり走ると、右折して西原グランドへ。 グランドにはキレイなトイレがあるので、小休止はしたが、さっさとスタート。

ここからR245に向かって東進するのだが、これまたバスも走らないマイナーな道。 ここまでならまだ許せる。 問題はこの先だ。 左折して再び東海村方面に進むのだが、ここは産業廃棄物の処分場があり、ほとんど何もないような場所。 こんなところをジグザグと走らされるのだ。 道沿いには昔からの地元の人が済んでいるらしく、広大な土地に立派な家が建っている。 センターラインもないような、ホントに農作業とか迂回路に使うような、そんな道を走って行くのだ。 まるで距離を合わせるかのようなコースレイアウトだ。

すると次は、広々としたゴルフ場脇の道に出る。 ここは大型トレーラも走れるような立派な道だ。

でも、ここは急な坂が2か所。 それなりに良いペースで走ってきたためか、子供たちにも疲れの表情が見えてきた。 上り坂では止りそうだ。 元気な表情がない。 こんな坂を2回も上ると、もうヘロヘロだ。 でも、ここを終えれば、もう坂道はないぞ。 ほら頑張れ!

大通りから旧R245(バス通り)を南進していく。 ところがTの様子がヘンだ。 なんだか元気がない。 今まで前を走っていたのに後方に下がったままペースが上がらない。 その間に、Kと妻はどんどん先に行ってしまう。 これが気に入らないのか、やる気までなくなってしまったようだ。

小学校の脇を抜け、勝田駅前通りに出ると、残りはわずか。 ちょっと頑張ればすぐにゴールだ。

到着!

走り慣れた道をクルクルと走ると、あっという間にスタート地点のスーパーの駐車場だ。 走り終えてみると、子供たちも満足そうな顔をしているし、十分に達成感もあったようだ。 到着するころには、すっかりお昼時間。 日差しも高く、ポカポカ陽気で、ちょいと汗ばむくらいだ。

マラソン大会の前の週と言うこともあって、コース中にはたくさんの人たちが走っていた。 彼らも翌週は自分たちの大会だろう。 頑張ってほしいものだ。

 

感想

マラソンコースを自転車で走るという行為は、なかなか危ない。 マラソン大会そのものは、危険因子を全て排除したうえで、交通規制して走ると言うことを前提に成り立っていると言うことが痛感できた。 なにせ、歩道がない、狭い、荒れている、車が多い、駐車場の出入りが多い… あげればキリがない。 こんな状況の中を子連れで自転車で走るのはちょっと厳しいと感じた。 補助輪を付けて、ガラガラと走るペースなら問題はないと思うが、そんなペースでは走りきることはできないだろうし。 かと言って、小3レベルだと、車道を走るにはちょっとまだ危ないし、歩道を走らせるには十分すぎるスピードが出ている。 ちょっと、中途半端なペースだ。 もうちょっと大きくなれば、車道だけを走れば良いわけで、そんな歳にはロードでさっと2時間程度で終わるだろう。 それか、危ないから行く気はない!と言われそうだ。

もうちょっとゆっくりと走って、途中でお昼を食べて休憩して…と言う企画なら、子供たちも妻も、もっと楽しかったのかもしれない。 いずれにしろ、今回はマラソンコースを走ってみたい!と言う単純なリクエストに応える形で企画したものだから、これまでだ。 今の子供たちの状況では、40キロのサイクリングではちょっと短すぎるかもしれないけど、半日で終えるにはちょっと時間が足りない。 やはり、もう少し距離を延ばすなどして、お昼を楽しむ時間を持てば、もっと楽しくできたのかもしれない。

とりあえず、事故もトラブルもなく、無事に帰って来ることができて良かった。

 

 

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