秋ツリ'09

秋ツリ'09

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名称 秋ツリ'09〜つくば山麓周遊サイクリング〜
日程 平成21年10月17日
天気 晴れ! 
結果 薄曇のため、暑くもなく快適な走りでした。

趣旨と目的

毎年、秋の恒例となった秋ツリこと、秋のツーリング。 今年は今までになく近場で済ませてしまった。 本来であれば、雄大な自然の中、長い峠道、根性の100km等々にチャレンジしなければならないのだが、老化と共に気力を失ったのか…

さらに、驚くことに、今までの大方の目的は温泉と酒飲みだったのだが、あまりに近場になってしまったので、泊る必要性さえなくなってしまった。

今後の秋ツリの行方はどうなってしまうのか…

 

さて、今回のコースは筑波山をぐるっと回って、峠を少しだけ越えてみようと言うもの。 基本的に関東平野にぽつんとそびえる筑波山なので、筑波山に近寄らなければたいした山はない。 筑波山までのアプローチは基本的に平地、そして筑波山に登って帰ってくると言うものだ。 桜川筑西ICを起点とし、県道を南下。 途中、左に折れ湯袋峠を越え、さらに筑波山の風返峠へと向かう。 ここからロープウェイ乗り場まで往復し、土浦市方面に向かって下る。 ここから125号線を経由し、途中からつくばりんりんロードを使って戻ると言う周回コースだ。

 

集合!

とは言っても、北関東自動車道を使ってしまったら我が家から30分で着いてしまうので、国道50号線を使って1時間かけて行った。 でも、まだ誰も来ておらず、しばし休憩。 まもなくH氏が到着すると、ダラダラと着替えやら準備に取り掛かった。 久しぶりなので、手よりも口の方が良く動く。 たいして準備も進まないままに、S氏も到着。

S氏も遅れてきただけに、急いで準備にかかると、あっという間に追い越されてしまった。 こっちはまだまだだ。

コースの確認を済ませると、いざ出発だ。 出発前に記念撮影をしてスタートだ。

 

走りはじめ!

集合場所は北関東自動車道の桜川筑西ICを出ると目の前にあるパーキングエリアだ。 車も停められるし、トイレもあるので起点にするには都合が良い。 しかも、50号線も目の前なので、走りだすにも便利だ。

まずは50号線を東に向かって走り出す。 まもなく県道41号線への分岐となるので、ここを南下する。 この道は路肩が狭い割に大型車が多いのだ。 車道を走っていると車が追い越せないこともあるので、後方からの暗黙のプレッシャを感じながら走るしかない。 ときおり歩道に入れるところがあれば、なるべく入るようにして車を先に行かせるのだが、やはり辛い。 また、大型が多いだけに、路面も荒く、走っていて快適な道とは言い難い。

30分ほど走ると、田園風景が開け、路肩もそれなりに広くなってきて、走りやすくなってきた。 ペースも上がる。

 

いよいよ登り!

真壁を過ぎると県道150号線月岡真壁線へ左折だ。

まもなく登りが始まる。 しかし、思ったほどの登りではない。 快調なペースで登って行く。 ところが… 元エリートライダのH氏が遅れ始めた。 やはり最近乗っていないらしく、見る影もない。 少しずつ遅れてくる。 S氏と私はペースを維持しながら、お互いを牽制しつつ、ピークを目指す。 

まもなく峠。 「きのこ山」方面に向かう尾根道への入口に着いた。 ここでH氏を待つことに。 日差しもなく、ひんやりとした空気が心地良く感じられる。 走った後の山の空気は気持ち良い。 ところで、ここからの尾根道が閉鎖されている。 しばらくここには来たことがないが、こんな状況になっていたとは知らなかった。 道が決壊でもしたのか、それとも手入れができなくて閉鎖となったのか。

さて、そんなことを考えている間にH氏が到着。 思ったより元気な顔をして登ってくる。 まだまだ大丈夫じゃないか。

ここからちょっと走れば峠だ。 あとは下るだけ。

 

でも、この下りはわずか。 すぐに筑波山への登りになるのだ。 右折後の激坂を見るとちょっとやる気のなくなる入口だ。 登り始めるとジワリと汗が染みだしてくる。 下りでウィンドブレーカを着ていたので、そうそうに脱ぐ。 ここからは本格的な登りだ。

ときおりオートバイが爆音を蹴立てて登って行く。 何度も往復してはワインディングを楽しんでいるようだ。 でも、こっちにしてみればうるさいし、なんたって排気ガスが臭い。 あっちに行ってくれ!と言ったところで聞こえるわけがない。

一方こっちは、3人で仲良く走る。 バトルするわけでもなく、牽制するわけでもなく、会話を楽しみながら、写真を取りながら登って行く。 完全にツーリング、遊びモードだ。 勾配も思ったほどきつくなく、くるくると脚を回して登って行ける。 快適な登りだ。 辛くない。 ときおり木の間から見える景色は、関東平野が広がっていて、かなり標高を稼いでいることが分かる。

と、向こうに信号が見えた。 風返峠だ。 なんだ、もう着いたのか。 あっけなく着いたと言う気持ちだった。 交差点でちょっと一息入れると、あっちからこっちから自転車が登ってくる。 自転車たちは皆揃ってロープウェイ乗り場方面へ登って行く。 「そうか。 ここまで来たら、上まで登らなくてはならないのだな!」と、3人で心に決めると、再び登り始めた。 

ここからの登りは急になるが、展望も開けて気持ち良い。 ホントに山に登った気になる。 関東平野の独立峰だけに、高度感はスゴイ。 最後はぐるっとループを越えて、ロープウェイ乗り場の駐車場へ到着だ。 とりあえず一番乗りだが、休憩することもなく後続の写真撮影へ向かう。 二人仲良く、楽しそうに登ってくる。 そのゴールの瞬間をパチリ! 

駐車場は半分以上埋まってて、山に向かう人や、景色を楽しむ人でいっぱいだった。 どこかの保育園だろうか、先生に引率された子供たちも元気に歩いて行く。 のどかな登山風景が広がっている。

こっちもそんな光景を見ながら、休憩、補給だ。 次から次へと登ってくる自転車たちは、ほとんど休憩もすることなく、そのまま引き返して行く。 近所で毎週のように走っていれば、わざわざ休憩するようなことはしないのかな。 こっちは秋ツリだもん。 休んで、しゃべって、食べて… それが楽しいからやってるんだ。

 

そして下り?

ウィンドブレーカを着こむと下りだ。 空に向かって飛んで行くように下って行く。 登りで背にしていた光景が目の前に広がる。 こんな勢いで空に飛び出して行ったら気持ち良さそうだ。 パラグライダなんかは、こんな感覚で飛び出していくのだろうか。 ちょっと面白いかも… なんて考えながら風返峠までの道を下る。

すごいスピードで下って行く。 気持ち良すぎる!

風返峠からは、アップダウンを繰り返す下り基調の道だ。 だいたいが下りの勢いで登れてしまうので、労を要せずに通過できる。 ここでも自転車がたくさん登ってくる。 筑波を中心としたショップの人たちが練習に使っているようだ。 はたして何人の自転車とすれ違っただろう。 かなりの数だ。

尾根伝いにアップダウンを繰り返しながら下って行くのだが、最後は一気に高度を下げていく。 そうなれば、楽しい下りが待っているかと思ったら…

なんと、コーナーごとに段差が設けられてスピードが出ないようになっている。 どうやら、車やオートバイでバリバリと楽しまれている方たちを妨害しようとの試みのようだ。 おかげでこっちはイイ迷惑。 この段差は路肩の方まで丁寧に作られているし、さすがに減速しなければこなせられないような高さと幅なのだ。 これにはちょっと辟易としながら下っていった。

あ〜あ。 疲れた下りだった…

 

平地の回走

県道53号線へ出ると、一路西に向かって走り出す。 どうも道幅に対して交通量が多い。 要するに走りづらいのだ。 そして国道125号線に出ると、大型も増えてきてちょっと危険な感じ。 ここまでくれば、十分走ったので、楽に安全に走ろう。と、並走している「つくばりんりんロード」を走ることにした。 小田城跡あたりから、りんりんロードへと入り込む。

ここからはお気楽コースだ。 距離にして残り30kmほどあるけど、邪魔モノはないし、快適に走れる。 ましてや、追い風だ。 並走して談笑しながらでも、どんどん進んで行く。 

家族で走った時は、ゆっくりと子供のペースで走ったが、今回は大人3人。 しかも走り慣れた3人だ。 普通にサイクリングしている人たちなら、どんどん抜かして先に進む。 でも、秋ツリなので景色が開けては写真を撮るし、休憩所があれば長時間の休憩をとるのだ。

H氏とS氏は、このコースは初めてなので、コース脇の電車のホーム跡や休憩所がキチンと整備されていることにも驚きだ。 某河川敷のサイクリングコースのように雑然と人が多いわけでもないし、快適に走れて良かったみたいだ。

 

途中、筑波休憩所と真壁休憩所には寄ってみたが、このへんで腹が減ってきた。 もう11時半だ。 真壁の町中を覗いてみたが、我々を満たしてくれるような店には巡り合えなかった。 仕方なく、先を行くことにしたのだが、サイクリングコースを走っている分には食べるところはなにもないようだ。 行動食くらいしか食べるものはない。 ま、グルメするわけでもないので、そのまま走り続けることとした。

 

私も家族で来た時は真壁で引き返したので、ここから先は未踏の地だ。 とは言っても、同じようなサイクリングロードが続いているだけ。 でも、今までほど交差している道路が多くないために、一時停止が少なくて楽になった。 田んぼの中の一本道はスピードも出るし気持ち良い。

最後は、スタート時と同じ県道41号線に出たが、このまま元来た道を帰ってもなにも食べずに車に戻ってしまうので、サイクリングコースを終点まで行ってみることにした。 岩瀬休憩所だ。 ハイカーだかがたくさん休憩している。 そのわきを抜けて水戸線を越えて市街地へ入って行くと中華料理!の看板。 おっと、ここで決まり。 さっそくラーメンを注文。 空腹の胃の中へ流し込む。

ここからは国道50号線へ出れば車まではすぐそこだ。 満腹に満ちた腹を抱えて走るのは辛い。 でも、もうすぐ。 今日も一日が無事に終わった。

 

わずか70kmそこそこの、山一つ登るコースだったが楽しく走れた。 秋ツリと言っても、紅葉には程遠い季節だったが、反対に寒くもなく快適で良かった。 こんなツーリングならまた行ってみたい。

 

 

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