a.b.c.cup'09 in 幕張

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名称 a.b.c.cup '09 in幕張
日程 平成21年10月4日
天気 晴れ 
結果 サーキットレース T:●位 K:●位  ゆったりエンデュランス T:●位 K:●位

概要

 最近、良く出るようになった日本マウンテンバイク協会(JMA)主催のa.b.c.cup。 またしても、今回も参加した。 同じコースで同じように走るだけに、子供たちの成長度合いが良く分かる。 また、コースも、そこそこ走れれば、ほとんど危険はないので、安心して走らせることができるのだ。

 このため、私についても、MTBインストラクタとして、スクールに安心して携わることができる。 親にとっても子供にとっても、都合の良いレースであることは確かだ。

 今回のレースで前回と大きく違うところは、子供たちがゆったりエンデュランスで、それぞれ1時間を1人で走ることだ。 このおかげで、ピットで待機する必要もなくなり、親はインストラクタや写真撮影に専念できると言うところだ。

 前日は大雨であったため、当日の天気が危ぶまれたが、なんと朝起きると晴天となり、コースコンディションもまずまずだった。 この雨続きの間の突然の晴れが、結果的に災いすることとなったのだ…

 

ビギナーレッスン

 完全スタッフとなって参加する今回は、朝から忙しく働いた。 コースセッティング、受け付け準備、そして子供たちと自分の自転車の用意だ。 子供たちの自転車の準備をしてあげると、子供たちは母親と一緒に自分のピットを確保しに行ってしまった。 残された私は、スタッフ業務へと移る。

 なんだかんだと細かいことをやっているうちに、スクールの時間がやってきた。

 全部で20人弱だが、大人と子供に半分に分け、さらに子供を初めての人と経験者に分ける。 すると、自分の担当は5名程度だ。 大先輩のMさんと一緒に担当することになった。

 なにもかも最初から自分でスクールを行うのは初めてのことだし、いろいろと人の言い分もあるだろうし、自分はまだまだ下っ端だし…なんて考えていると、なにからやって良いのかと悩んでしまった。 でも、基本は基本。 まずは基本から。 と言うことで、始めることにした。

 準備体操を済ませると、基本姿勢とブレーキ姿勢の練習だ。

 自分の中では、やるべきことと、先に進めることで頭の中は一杯で、子供たちの様子を十分に見てあげられてなかった部分があった。 そこはMさんにもフォローして頂きながら、うまく進めることができた。 たかが5人程度だが、自分が夢中になってしまうと、全員に目が回らなくなってしまう。 これは次回への反省点だ。

 そして、次はコーナーリングと上り坂の姿勢を練習した。 これで、基本の止る、登る、曲がるができた。

 次は、コースに入って、レースに備えて練習だ。 ビギナーズパックには、レッスンとレースがセットになっているのだ。 レースは、60分エンデュランスでも、サーキットレースでも、どちらでも好きな方を選べるのだ。 レッスンを受けた子供たちの中でも、エンデュランスとサーキットレースそれぞれに出る人がいるので、さらに二つに分けてコースの講習だ。 エンデュランスは林の中を抜けたり、3連のこぶを越えたりと、ちょっと難しくて長い。 サーキットレースは、フラットなコースをスピードつけて駆け抜ければ終わってしまうようなコースだ。 でも、それなりに登りと下りはあるので、危険ポイントはある。 その辺の解説を交えながら、実際にコースを走ってみる。 スタートのしかた、第一コーナー、登りやバームの下り… これまで説明してきたことの集大成が試されるのだ。

 一周目は、ゆっくりと止っては解説、見本を見せては、走る…を繰り返しながら走る。 二周目は、少し元気に、要点を絞って、走る。 そして、三周目はさーっと流して終わり。 これで、無事にレッスンは終了だ。 あとは、子供たちが無事にレースで走れることを祈るだけだ。

 

 このビギナーレッスンだが、やはりMさんがいてくれて助かった。 どうしても、独り善がりになりがちな点、説明に一生懸命で子供を十分に見ていない点、そんな点をうまく指摘してくれたので助かった。 ほんのちょっとの心遣い、ほんのちょっとの一言が、子供たちにとっては、必要なんだと言うことが良く分かった。 次回は、これらの点についても注意してレッスンを進めていこう。

 父が教える姿を二人並んで見ているのだ  

 

サーキットレース

 ビギナーレッスンの終了と同時にサーキットレースが始まる。 我が子たちはそれぞれ、レースの準備をしてスタート周りに集まる。 でも、順番はまだまだ。 大人から順番にスタートして、5〜6番目のスタートだ。 

 一方、私はちょうど昼食時間でもあり、このタイミングで食べておかないと、次の仕事にかかれないのだ。 子供たちのレースも見たいし、腹は減ったし… コース脇でレースを観戦しながら、お弁当を食べる。 子供たちのレースまでに余裕はあるので、ゆっくりと食べながら、順番にレースを観戦する。

 上位入賞する人たちは、いつも参加している常連たちばかり。 こうやって、レースに足を運ぶようになると、上位入賞者の顔触れは覚えてくるし、同クラスでも速い子の顔は覚えるようになってくる。

 子供たちのレースの頃には、お弁当も食べ終わって、ゆっくりと観戦できるようになった。 毎回申し込みが遅いため、今回も後方からのスタートだ。 

 

 スタートと共に一斉に走り出す。 先頭を行くのは、毎回同じ子だ。 勢いが違う。 第1コーナーを折り返し、オフィシャルテントの裏に来た時には、集団は長い列になっている。 おや? Tが5〜6番手ほどを走っているではないか。 なかなか頑張っている。 それから2〜3人開けてKだ。 今までになく前の方で走っている。 とは言え、まだまだギヤがちょっと軽めだ。 もうちょっと踏み込めるはずだが、このギアの選定が、走りの差となって表れているのだ。

 

 あとは後半の上り下りで、どこまで頑張れるかがポイントだ。 しばらくして抜け出してきたのは、いつもの子。 それから、子供たちが続く… 結局、Tは●位、Kは●位だ。 前回と比べると、飛躍的に成績が上がったというわけでもないが、走り方については良くなってきているように見えるので、今後の努力に期待したい。 今のところ1周での勝負だが、これが2周になるとどうなるのか。 たれてくるのか、それとも上げていくことができるのか。 いずれにしろ、スタートダッシュと位置取りは重要なファクターであろう。 上位入賞を目指すためには、親の申し込みも、今以上に速やかに提出する必要がありそうだ。

 

ゆったりエンデュランス

 つづいて、ゆったりエンデュランス。 60分耐久レースだ。 前回までは、60分を2人で共同で走っていたのだが、今回から2人がそれぞれ60分に挑戦だ。 途中で辛くなるかもしれないけど、疲れたらピットで休憩しても良いし、喉が乾いたら休んで水分補給もキチンとするようにと言い聞かせた。 無理やり走って、倒れても困ってしまう。

 スタートは13時半ころ。 なんだか太陽も高く、暑くなってきた。 前日の大雨がウソのような好天だ。 前日に肌寒い経験をしただけに、この暑さが辛い。 ここまで暑くなることを予想してなかっただけに、水分も十分に持ってきてなかったのが唯一の心配ごとだ。 応援の母も、私も水分はなるべく子供たちに回そうと我慢する。

 スタートすると、選手たちは一斉に走り出し、1周目で完全にバラける。 子供たちもマイペースで走り始めた。

 私は立場上、コースパトロールと言うことで、コース内を巡回する。 ゆったりエンデュランスなので、「子供と父親」「子供複数」「子供1人」の組み合わせしかない。 大人1人でバリバリ走るような人は入っていないので、至って穏やかなカテゴリだ。

 私もゆっくりとしたペースでコース内を巡回する。 巡回していれば、それなりにトラブルに出会うもので、チェーンが外れて直せない子供や、後変速機がホイールに絡んだ子や、技術的に乗りこなせないで転倒する子… そのたびに、直せるものは直すし、倒れてる子は起こすし、はたまた走行不能であれば、後続に注意を促しながら待機させるとか誘導させるとか… そんなことをやりながら巡回するのだ。

 ときおり、我が子とも出会う。 キチンと走っていれば、褒めるし、ギヤが適正でなければ指摘するし… と子供と並走しながらアドバイスすることもできる。 ちょっと役得かも…と思うところもあるが…

 また、午前中のスクールで一緒だった子供に会えば、スクールで教えた内容を復習するように話しかけたり…と、そんなことをしながら、コースを走っていく。

 ときおり、スカッとするために1周を全力で走ることもある。

 こうやって、エンデュランス中は自分も楽しみながら走っていた。

 

 ところで子供たちはどうだろう…

 ゴールはまだまだ1時間も先だと言うのに、相手に抜かされると、すぐに抜き返そうとする。 最初の10分ほどは、そんなことの繰り返しだ。 なにも、今、頑張らなくても、1時間走れるペースで走るようにとは言うのだが、なかなか理解できない。 やはり、2人はライバル意識むき出しなのだ。

 ところが、時間がたってくると、その都度相手を追いかけていても体力を使うだけと分かったのか、お互い自分のペースで走るようになってきた。 でも、一生懸命になり過ぎてるから、全く水分補給ができていない。 そこまで頭が回らないようだ。 その辺はやはり子供。 大人が言ってやらなければ、自分ではできないらしい。

 途中で無理やり1人をピットに入れて、水分補給。 もう一人は先に行ってしまったので、次の周回で強制補給。 こうやって、一旦は片方が先行したりもしたのだが、良く見れば、いつも2人で並んで走っている。 差がついたとしても、間に2人入るくらいで、ピット前の区間になれば、結局は二人並んで走っていると言うような状況だ。

 

 1時間経過すると、最終走者の後ろを走って、コースの確認をするのだが、なんと我が子2人が1時間ぎりぎりで最終ラップに入って行った。 当然、我が子の後ろを私が追いかける格好になる。 一緒に最後尾を走ったインストラクタさんも、「最後は3人でゴールしたら?」なんて言ってくれたけど、なかなかうまくは行かないもんだ。

 コース中盤で、小学生の女の子を子供たちが抜かしたので、最終走者が交代。 今度はこっちの後ろを付いて走る。 

 こうやって、親子3人でのゴールとはならず、女の子と先輩インストラクタさんとの3人でゴールだ。

 

 こうして長い1時間が終わった。 こういうのも楽しいもんだ。

 

 

おしまい

今回のレースでは、初めてまともに自分が中心でスクールをやるということになった。 どうしたもんかとも思ったが、ある程度自分の考えるやり方で進めて良いのだなぁ〜と思った。 そして、あとから一緒にいた先輩にアドバイスをもらうようにしていれば、もっと建設的なやり方になったのかもしれない。 変に遠慮して、先輩の意見を聞こうとか、遠慮したとか、これではちょっとダメなのかもなぁ〜と反省した。

また、もうちょっと自分の余裕を持って、子供たちの様子を見ながら、適宜説明方法を変えていくなり、くるくると教えて行った方が効果的なのかなと感じた。 

この反省を生かして、次のスクールに向けて行きたいと思う。

 

また、我が子たちのことだが…

最初は二人の間で先頭争いが繰り広げられたが、いつのまにか2人とも疲れてしまって、最後は2人で並んで一緒に走っていた。 良く言えば、前半は2人で先頭交代をしながらペースを確保し、後半は力のある方が相手を引いてチームプレイをしたと言えるのか? そんなことを考える頭があるわけはないので、前半に頑張り過ぎて疲れた。 この一言であろう。

でも、後半は2人で並んで走るところが、お互いが相手を振り切れない、置いて行かれまいと考えての走りなのかもしれない。 まだしばらくは、こういうパターンが多いかもしれない。

 

 

 

 

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