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a.b.c.cup'09 in 幕張

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名称 a.b.c.cup in 幕張
日程 平成21年2月22日
天気 晴れ! 
結果 怪我も無く、楽しく走れました。 初インストラクターもなんとかできました。

概要

 昨年12月に引き続き、日本マウンテンバイク協会(JMA)主催のa.b.c.cupに行ってきた。 詳細は前回を参照してください。

 今回のレースで今までと違う最大のところは、私がスタッフとして参加することだ。 既にレポートしているように、私はめでたくJMAの公認インストラクターとなったので、インストラクターとして参加したのである。 初めてのことなので、どういう展開になるのかわからないが、自分でできそうなことは何でもやってみようと言う気持ちで参加したのだ。

 一方、子供たちは、父のサポートがなくなることで、何か不都合があるのかなと思ったが、なんとかなりそうだ。 実家から祖父母も応援に来てくれるので、それなりに助けてもらえそうなので、何とかなりそうだ。

 

到着

 スタッフは駐車場の開場時刻である8時半の集合となっていたのだが、10分ほど遅れてしまった。 あまりにも近いので、余裕を見過ぎてしまった。 天気は良いのだが、うっすらと雲が覆っており、富士山までは見ることができない。 ちょっと残念だ。 でも、前日までの北風もなく、暖かくなりそうだ。

 今回も、トライアルの練習会が同じように行われており、子供たちも飽きることなく過ごせそうだ。

会場準備

 とりあえず子供たちを車に残したまま、自分は他のスタッフと合流して、レースの準備を始めた。 協賛各社の広告バナーの掲示、音響の準備、コーステープによる区画等だ。 ひと通り準備ができると今度は自分の準備だ。

 ついでに子供たちの自転車の準備を済ませ、自分の着替えや自転車の準備を済ませて、再度集まった。 次は、ビギナーパックの準備だ。 参加者名簿を確認しながら、どのように組み合わせたらうまく指導ができるのか。 親子だったり、夫婦だったり、年齢別にしたりと、思考錯誤の中で組み合わせが行われた。

 今回のスペシャルゲストインストラクターとして、山口選手と内嶋選手が参加しているので、彼らをメインインストラクターとして、周りを固めるようにインストラクターを配置することになった。

 もちろん私は、検定を合格したばかりのビギナーインストラクターだ。 今回は山口選手と内嶋選をアシストしながら、インストラクターを行うこととなった。

ビギナーズスクール

 いよいよ講習会が始まった。 先輩インストラクターの指導の下、準備体操が始まった。 基本中の基本である。 そして、組み分けを発表し、それぞれに分かれて講習が始まった。 我がチームは、親子や夫婦や、子供一人といろいろな組み合わせを集めた形で行うこととなった。

 はじめにブレーキの掛け方。 山口選手がメインスピーカとなり、内嶋選手が実演や補助スピーカとなって進む。 山口選手は、終始穏やかな表情で、穏やかな口調で話を進めている。 自分にとって山口選手は初対面なので、自分のイメージするところと印象が全く違っていたので驚いた。 でも、さすがに経験も豊富なだけあって、的確なことを話して行く。 ビギナーインストラクタの自分としても非常に勉強になった。 また、内嶋選手のマシンコントロールがきれいでそつがないため、実演についても、とっても分かりやすくて参考になった。

 ブレーキ、スラローム、乗車姿勢等を確認したら、コースに入れる時間になってしまった。

 生徒を集めてコースを走りながら、コース中の注意点を解説しながら進むのだ。 コース中でスピードの出るコーナの注意点や、ライン取りを解説して一周が終わった。 ビギナーパックには、レッスンの後に好きなレースに一つ参加することができるのだ。 このために、コースの解説まで含まれることになるのだ。 

 これで一通りのスクールは終わり。 なんだかんだとあっという間の1時間半だった。

 

ちょっと休憩

 ビギナースクールが終わると、次はサーキットレースが始まる。 こっちの作業に合流しようとしたときだ。 ゆったりエンデュランスで人が足りないから走ってくれと言うのである。 

 先ほどのビギナーズパックにはレースが一つ付いているのだが、それはサーキットでもエンデュランスでも何でも良い。 個人で申し込まれた人でも、エンデュランスを希望すれば、事務局でメンバーを組み合わせてチームを組んで走らせてくれるのだ。 ところが、2名ほど欠席者が現れたため、4人の参加者を相手にどのように組み合わせるか悩ましくなってしまったようだ。 1時間を4人で走るとなると1人当たり15分。 これでは、十分に走ってもらえない。 しかし、2人ではどうかと聞くと、30分も自信がないと言うこと。 つまり、スタッフを2名付けて、3人ずつの2チームとすることが良いとの判断となったのだ。 このため、急きょ自分がスタッフ枠として走ることとなったのだ。

 それならそうと、この空腹のままではさすがに走ることはできない。 さっそく弁当を食べ始めた。

 仕出し弁当を食べていると、ちょうど山口選手も昼食に来た。 私の姿を見て、ビギナーインストラクターと言うことを覚えていてくれて、気さくに話しかけてくれた。 やはり、先ほどと同じように穏やかな口調だ。 ふ〜〜ん… これまでの伊豆でのスクールの話や、検定の話やら、いろいろと話をしながら食事ができた。 なかなか面白い時間だった。

 

サーキットレース

 こっちが昼食を食べている間にも、サーキットレースは開始しており、すでに小学生の部が始まっていた。 スタート順版は上級生から下に下がってくるので、2年生は後の方だ。

 ゼッケン順に召集が始まると間もなくスタートだ。 幸いなことに自分はスタッフとして、スタッフエリアに入れるので、かなり近い位置からカメラを構えることができた。 これは役得。 全部で28名の選手が整列した。 子供たちは真ん中あたりに位置している。

 スタートの合図とともに、一斉に走り出した。 しかし、Tが立ち往生している。 なぜか理由は分からないが、結局最後尾からのスタートとなった。 「なんだよ!どうしたんだよ!」 もう先頭は先の方で林の向こうに見えなくなっている。 改めて再スタートを切って、一生懸命に追いかけているT。 すでに先行しているKを追いかける。

 今までのように軽いギヤをクルクル回すこともなく、それなりに踏み込んで走っているのが分かる。 ふくらはぎの筋肉も少々盛り上がって、力がこもってるぞ! オフィシャルテントの裏を通過するときには、最下位からは脱出していたが、まだまだ先は長い。 ほらほら、がんばれ頑張れ!

 視界から消え、そろそろバンクの方を走っている頃だ… いったいどういった位置取りで帰ってくるのだろう… それなりに心配と期待が入り混じった時間だった。 まもなく先頭が木の間を抜けて現れた。 それ着た! さて、どの位で帰ってくるだろうか? 一位、二位… その辺は順当に前回と同じような子が抑えている。 ま、良くてギリギリひとケタか? と思っていたのだが、それをやや下回ったところで帰ってきた。 スタートで出遅れたTはいつの間にかKを抜いていた。 そして、二人並んでゴール。

 なんだよそれ。 結局二人並んで仲良くゴールか… 二人の間にも特に感情に訴えるようなこともなかったようだし、これで良かったよかった… 

 でも、なんで、スタートで出遅れたのだろう。 その理由を聞くと、ペダルを踏もうとしたら後ろの人がぶつかってきて、ペダルから足が外れたからすぐにスタートできなかったと言うことらしい。 ま、これも一つの運だし、仕方がない。 でも、最後尾から、真ん中まで追い上げたんだから、良かったことにしよう。

 

ゆったりエンデュランス

 子供たち2人による1時間耐久レースの始まりだ。

 しかしながら、急きょ走ることになった私。 しかも、相手はスクールの生徒さん。

 特に作戦なんかはなにもない。 ビギナーにとっては初めてのレースなので、スタートの混乱を避けるために私が走ることとした。 それ以外は、順番に交代で走ることとし、走りたければ2周でも何周でも良いということになった。 当然私は、サポート役だし、お金を払って参加して頂いているみなさんにたくさん走って頂こうと、1周ずつしか走らないと言う決めごととなった。

 子供たちはTが最初にスタートすることとなった。 スタートラインまで一緒に行って順番を待った。 スクールとは言え、私が手を抜きすぎて順位を下げても、申し訳ないので、それなりに一生懸命に走ることとした。

 スタートの合図とともに一斉に飛び出した。 子供たちが多いせいか、団子のままなかなか走りだせない。 しかし、ここは大人のうまいところ。 脇からするすると抜けだし、前の方に進む。 Tが見えたので、一緒に抜け出せるようにと脇に誘導して一緒に走った。 ある程度集団がばらけたところで、私も子供を置いて、自分のペースで走ってしまった。

 結局、この後に子供たちを抜くことは一度もなく、並んで走れることは一度もなかった。 せっかく別のチームで走るので、一緒に走れる機会があるのかと期待していたのだが、残念ながらそのような機会には巡り合えなかった。 ただ、ピットで休憩しているときに、子供たちが目の前を走って行く姿はなかなかカッコ良く、大きな声援を送ることが出来て良かったかと思う。

 レースも終盤に入ると、生徒さんも疲れが見えはじめ、譲り合いの世界に入ってきた。 かと言って、さすがに一人で残り全部を走るわけにもいかず、順序良く走ることにした。 ハイペースでなくても良いから、最後まで維持できるペースで走ろう!と声をかけながら、とりあえず最後まで走りきることができた。 良かったよかった。

 

 

おしまい

 レースが終わると、片付けだ。 子供たちは妻と一緒に自転車を片付ける。 私はスタッフと一緒に会場の片付けだ。 途中、自分の自転車や荷物を片付ける時間ももらえ、うれしい心配りを頂いた。 いつもなら、ここで帰っていたのだが、私の仕事が終わるまで待たなくてはならないので、子供達もジャンケン大会等しっかりと最後まで参加した。

 一方、私は各種片付けを行い、16時ごろにはほぼ終了。 そのまま帰途に就くことができた。 この程度で終わるのであれば、スタッフとして働いても十分早く帰れる。 良かったよかった。

 

こうして参加したa.b.c.cup。 初のインストラクターとしての参加だ。 インストラクターとして教える時間はわずか1時間半。 最初は、1時間半もどうやって教えたら良いのだろうか?なんて思うこともあったけど、ゆっくりと順序立てて教えて行けば、あっという間に1時間半はたってしまうと言うことがわかった。 山口選手や内嶋選手の説明はとてもうまく、自分が講習を受けたようなもんだ。 とても参考になった。 次はもう少し自分からも積極的に教えて行きたいと思う。

また、子供たちの走りも、以前と比べるとだいぶ良くなってきた。 今後の走りに期待したいところだ。 次の予定は4月の「うっかり」。 でも、これは親子レースだし、オプションの出来によっても変わるので、どんな結果になることか。 これもまた楽しみだ。

 

 

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