アキワールド スポーツバイクフェスティバル

アキワールド スポーツバイクフェスティバル

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名称 アキワールド スポーツバイクフェスティバル
日程 平成20年10月4日
天気 晴れ
結果 リザルト待ち

レースまで

 最近は大人も子供も同じレースにばかり出ていてマンネリ化しているので、ちょっと嗜好を変えてみることにした。

 昔はルイガノカップとして開催されていたものだが、今はアキワールド スポーツバイクフェスティバル(通称「アキフェス」)と名を改め富士見パノラマリゾートで開催されているのだ。 これに出場した。

 そもそものキッカケは子供たちの一言だった

 「長野県のレースに出たい!」

 そう言われれば、親バカは行くしかないのだ。 参加費もそんなに高額ではないし、子供が出るには適当だろうと行く決心をした。 「うっかり」や「野田クロカン」以外にも大きな大会を経験させとくのも良いことだろうし、今のうちに一度は鼻っ柱を追っておかねばと思ったのだ。 種目を見ると父が一人で出られるようなモノはなく、今回も子供たちのためだけに行くレースとなったのだ。

 金曜日の22時に家を出ると、2時には中央高速双葉SAに到着。 ここで睡眠を取ることとした。 5時までの3時間をしっかりと眠ると、朝食を食べ、会場に向かってスタートだ。

 6時に双葉SAを出ると、6時50分ころには会場に到着だ。 ちょうど良い時間だ。

 

レースの準備

 本来であれば、ゼッケン等は事前に送付され、当日の受付は省略と言うのがこのレースの方式のようだが、申し込みが遅かったため、現地での配布となってしまった。 初めての参加なだけに、どこに受付があるのかも分からず、会場をウロウロしていた。 周りの人に聞きながら受付を済ませると自転車にゼッケンを付け、試走に向かって動き出した。

 会場は、今まで出た野田やうっかりのような小規模のレースとは異なり、各種ブースが立ち並び、たくさんの自転車も並んでいる。 子供たちにとっては初めての経験なので、あちこち興味深そうに見ている。 

 でも、これから試走なのだ。 頑張ってコースに向かおう!と進んだ。

 

 子供の走るコースは、スキーのゲレンデをひたすら上り、あとは4Xのコースを下る。という簡単なもの。 1-2年生が一緒にスタートして1周で終わり。 3−4年生は3周、5−6年生は5周と言うことだ。 わが子たちは1周なので、明らかに上りで勝負が決まるものだ。 ゲレンデの草が夜露で濡れており滑りやすい。 歩くと靴がびちゃびちゃだ。 

 さっそく子供たちを走らせてみると、スタート直後から走って上れない。 おいおい、そう簡単に諦めるなよ。 まだまだ先は長いぞ。 途中ゲレンデを横断するような場所では、真横には横断できずに、だんだん下ってしまうので、最後は余計に登らなければならなくなってしまう。 下りになっても、登りのままのギヤで下ろうとするから、脚を回してもギヤにかからないから、重力に任せてただ下ってるだけ。 上り返しがあってもクルクルと脚が回りすぎる。 なかなか進まないから、スピードをつけて走ってきた子供たちに脇から抜かされてしまう。 なんだか情けないぞ。 まったく良いところがない。

 そんなコースをよせば良いのに3周も試走して… 人の言うことを聞いて改善すれば良いのだが、おんなじことを3回繰り返しても疲れるだけ… いったいどうなることか…

いよいよスタートの召集時間だ。

 

レース スタート

 召集はゼッケン番号順なので最後列からのスタートだ。 番号を呼ばれながら、整列していく。 緊張しているのかどうなのか良く分からないが、ニコニコしながらスタートラインに並んでいる。

 スタート30秒前のコール。 なんとなく静かになり緊張感が伝わってきた。 そして15秒前。 スタートのホイッスルが鳴ると一斉にスタートだ。

 最前列でスタートするようなゼッケン番号の若い子供たちは勢い良く飛び出して行く。 素晴らしい瞬発力だ。 一方、真ん中を過ぎたあたりからは、最初の左コーナを先頭に詰まってしまい、ゆっくりとしたスタートとなった。 当然、最後列からスタートした子供たちはそれに巻き込まれて、全然進まないのだ。

子供たちは上りの始まる前から一番軽いギヤでクルクルと脚を回しておりまったく進まない。 子供たちが上り始めた頃には、先頭は上りの3分の2を終えている。 全く敵わない。 レベルが違いすぎるのだ。 そもそも乗って走れないことには勝負どころか、それ以前の問題だ。 そんな中を、マイペースで押している。 先行したTも上りの3分の1程度のとこから押し始めた。 その頃には、すでに先頭はピークを折り返し、下り始めているのだ。 押すでも乗るでも、とにかく進まないことにはレースは終わらない。 

 

 

Tがようやく上りを終えて下り始めた。 下った勢いで登り返しを登るだけなので勢いがない。 その脇を下りに合わせて踏み込んできた子供たちにどんどん抜かれて行く。 下りにしてもホントにただ下っているだけなのだ。 明らかに1年生と思える子供にも簡単にパスされ、全然追いついて行けないのだ。

 

 

 Kにしても、下り始めたと思っても、やはりとろとろと下っている。 負けたくないと言う気持ちはないのだろうか。 これも簡単に抜かされながら下って行く。 ゴール20mほど手前では前走者が転倒したことでその脇をうまくすり抜けることはできたが、ゴール直前で気が抜けたのか前輪をとられて転倒。 自転車を押してゴールだ。

 1年生と2年生で一緒に走ったのに半分にも達することができず、かなり後ろの方でゴールした。

 

 ゴールに迎えに行くと、転倒したKは泣きそうな顔をしていたが、怪我もなく問題はなかった。 Tもとりあえず無事にゴールで来たので良かった。 

 

レース観戦

 車に戻って自転車を積み込むとちょっと休憩。 気温も高くなり、半袖でも過ごせるくらいの快適さだ。 しかも高原の気候も手伝ってさわやかで快適な会場になっている。

 駐車場で片付けをしていると、ちょうど3時間耐久が始まった。 車の脇を選手たちが走り抜けていく。 子供たちは喜んで声援を送る。 余裕のある人は声を返してくるが余裕のない人は黙って通り過ぎて行く。

 さて、そろそろこっちも出かけようか。と会場に戻る。 ゴンドラ乗り場の方へ向かうと、ダウンヒルのゴールが設置してある。 ゲレンデを下って来て、最後は階段を下ってゴールなのだ。 母も子供達も、レースのコースが階段になっていることにビックリだ。 と、待っていると、そこを自転車がすごい勢いで下って来る。 ガタガタゴトゴト… 踊り場ではジャンプまでする。 子供たちは喜んで見ている。 さらにゲレンデに向かい、ダウンヒルコースに入ってみる。 見たこともない速度で、ジャンプしながら走って行く姿は、子供たちにとっても強烈なことだったようだ。 

 一方、ゲレンデの反対側は3時間耐久の選手がゆっくりと登って行く。 完全に対照的な風景だ。 ゲレンデ上りのきついところで子供たちは選手たちに声援を送る。 

 「がんばれ〜!」  

 「はいよ…」 「どうも…」 「ありがとう〜!」

 「もっともっと頑張れ〜!」

 「………」

 かなりのプレッシャを与えているようだ。 でもシーナックの矢沢みつみ選手は、子供たちの声援に終始笑顔で応えてくれました。

 お昼はレストハウス。 なんと、1000円の買い物券が参加章の中に入っているので、これでお昼が食べられるのです。 3500円の参加費で、1000円の買い物券が付いてくるとは、意外とお得かも。 子供たちはお昼を食べながら、ダウンヒルのDVDを食い入るように見ていました。 やっぱりうまい人の走りはすごいよね。 おかげで、いつまでたっても食事時間が終わらなかった…

 そして最後は、あちこちで買い物をして終了。 父もここぞとばかり、パンツやグローブ等々を買って帰りました。

 おつかれさまでした。

 

レースの感想

 子供たちを連れて、初めて大規模なレースに参加しました。 今まで出てきた「うっかり」「野田クロカン」「a.b.c.cup」では、スポンサーもなく、参加者も少なく、種目も少ないので、子供たちにとってはレースとはこんなもんなんだろうなと思っていたことでしょう。 しかも、この秋の「うっかり」では、親子レースで2位3位となったことからも、自分たちは少しばかり速いとでも思っていたのでしょう。 ところが、ふたを開けてみてびっくり。 みんな坂道をどんどん乗って行っちゃうし、こっちはエッチラエッチラと押している。 1年生にまで抜かれると言う結果になった。 子供たちが少しでも悔しく思ってくれて、がんばる気持ちになってくれればそれで良いと思うのだが、本人たちはどうなのだろうか。

 また、初めて見るダウンヒルレース。 すごい勢いで下って来る。 自転車の世界もまだまだ知らないことばかりだと思ったことだろう。 それから、会場に広がる各ブース。 いろんなものが売ってるし、遊ぶところもある。 子供たちはなぜかポケモンのおもちゃをたくさん持ち帰ってた。 レース会場でポケモンとは…?

 レースそのものは、登って下って終わりと言う単純なもの。 今一つパッとしたしたものではない。 子供のレースなだけに、この程度で良いと言えばそうなのかもしれないが、富士見まで行ってこのコースではちょっとさみしい。 「うっかり」や「野田」の方が、シングルトラックも充実していて走る分には楽しいだろう。 「うっかり」はテクニックもなければ走って行けない。 そう考えると、ここのコースは上りの力勝負であり、下りはそれほどのテクニックがなくとも簡単に下ってこれる。 ただ、このレイアウトのおかげで、一か所で全体を見渡すことができるのは楽である。

 子供レースだけでここまで来るのはちょっともったいないかなと言うのが正直なところかもしれない。 これに合わせて大人も耐久レースでもやるのであれば、そっちがメインだし楽しいかもしれない。 来年はS氏あたりを誘って耐久レースに出てみようか。

 

 

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