埼玉県ラン 〜うっかり対策強化合宿〜

埼玉県ラン 〜うっかり対策強化合宿〜

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名称 埼玉県ラン  〜うっかり対策強化合宿〜
日程 平成20年3月15〜16日
天気 晴れ! しかしながら大量の花粉まみれ…
結果 非常につらく、花粉とともに涙目になりました…

 趣旨と目的

作文を始めてみようと思うのだが、題名もないと面白くないので、今回はこのツーリングを「春ツリ」と呼ぶことにする。 今回の目的はなんと言っても、再来週に控えた「うっかり八兵衛カップ」のための集中強化合宿なのだ。 今回の「うっかり」は、なんと4人編成での楽チンレースとなるが、そのうち3人が終結して合宿となった。 天気も良く、花粉も飛びまくり、とても練習環境には恵まれたのだ。

今回は、あくまでも「うっかり」対策なのだ。 そこのところを強調しておきたい。

 

一日目 〜それはジャブから始まった〜

当日の朝は7時に家を出て、延々と常磐道を走り続け、外環浦和でS氏と落ち合ったのだ。 そこからは、彼の車の後をひたすら着いて行くだけだ。 なにせこれまでは、埼玉県は通過県としてしか認識しておらず、埼玉県を目的として埼玉県に行ったことは初めてに近い。 しかも、地図も持たず、人の後ろを追いかけているだけなので、自分がどこに連れて行かれるのかも、皆目見当もつかず自分がどこにいるのかもわからなかったのだ。 なにしろどこまでも平地の埼玉県で、河川敷や堤防の上を車で移動していくと自転車ばかりが目立つ。 確かに自転車で走るには良いけど、山がないと走ってもつまらないし、ただひたすら風と戦うだけじゃん。と言った印象だった。 1時間ほど走ると、前方に山が見えてきた。 「おう、やっと山らしい山が見えてきた。」と思うと車はコンビニに滑り込んだ。 最後のコンビニだと言う。 買出しを済ませると、出発点であり今夜の宿泊場所である駐車場についた。 グランドの脇の駐車場だから、トイレも水道もキチンとあって十分な環境だった。 

近隣には梅が満開で、菜の花もきれいな花を咲かせていた。 ホントに春!と言った印象を受けた。 車から降りてみると、長袖では暑いくらいの陽気だ。 とても気持ち良いのだ。 こんな陽気の中、コンビニで買ってきたお昼を食べようとすると、やはり何か物足りない気分がしてきた。 そうだやっぱり… そうだS氏も同じことを考えていたようで、自ら率先して缶ビールを買いに行った。 車に乗るわけじゃないし、これから山を何時間も登っていくんだと思えば、アルコールなんて関係ない。 いやいや、今回はあくまでも「うっかり」の合宿である。 酒を飲んで走ることが出来なければ、目的を果たすことが出来ないではないか! そんな言い訳を考えながら、500mlものビールを空け、お弁当を食べたのだ。 春うららのポカポカ陽気の中、缶ビールと弁当なんて、このまま昼寝してしまいたい。 時折吹き抜ける風が、グランドの土の匂いを運んでくる。 穏やかな気分だ。 

さて、そんなこともいつまでも言ってはおられず、そろそろ腰を上げて走り出す準備をしよう。 時計は11時前だ。 走るには十分な時間がある。 頑張って走ろう。

 

一日目 〜いよいよスタート〜

寒い格好しか準備してきてないので走るにはちょっと暑かった。 ビールは飲んだものの、走り出せばそれなりにシャキッとするものかと思った。 走り出すと、風は心地良く梅の香りも漂ってくる。 庭先には、あちこちで梅の花が咲いており目を楽しませてくれる。 更に山に入っていくと、害獣除けの策が張ってある。 聞いたところによると、この辺はイノシシが民家のそばまで出てきて畑を荒らしていくらしい。 その対応策が大変だと言うことだ。 この辺になると自然がいっぱいだ。

さて、我々は雷神山の方向に向かって走っていく。 最初は春うららの陽気も気持ち良かったのだが、走るにつれて次第に暑くてたまらない。 水分ばかりが欲しくなる。 ちょっと走っては水分補給の繰り返しで、身体にもきつい。 林道から離れて人の家の庭先を抜けるようにシングルトラックに入っていった。 まもなく激坂を押すことになったのだが、どうも体調が良くない。 さっき飲んだビールのせいなのか、頭は痛いし、心臓がバクバクと口から出てきそうな勢いだ。 ちょっと動けなくなり、そこいらで立ち止まってしまった。 ちょっと身体に悪そうな感触だ。 それでも下りに思いをはせ参じて頑張ってなんとか乗り切った。 ところがどっこい。 下りは下りで、なかなかS氏に着いていけない。 シングルトラックなんて走り慣れてないと走れないもんだと痛感した。 とにかく着いていけないのだ。 目が着いていけないし、身体がコーナーの出口に向かって行かないのだ。 かなり寂しい思いをしながら、彼のトレースしたタイヤの後を追っていった。 要所要所で待っていてくれるので助かったのだが、ちょっと情けない。

ここを下りると、一旦は街に出るのだ。 JRを渡り、反対側に見える物見山に向かって上り始めた。 シングルトラックの入り口は墓地の奥の道だ。 線香の香りが漂っているので何だが不気味だ。 「そうか、まもなくお彼岸だし、キレイに掃除して線香を燃やしているんだなぁ〜」と納得しながら墓地の脇を抜けていった。 ここからの上りは、落ち葉の積もった地面の見えない道を登っていくのだ。 勾配もきつかったり緩かったりと、緩急つけて脚を攻撃してくる。 力尽きて自転車を押すと、もう落ちるところまで落ちていく。 「もう足着いちゃったんだから、ゆっくりと歩けばいいさ。 もう歩いたんだから、マイペースさ。」 そんな悪魔がささやき始めると自制心、モチベーションがなくなってくる。 S氏が見えないことをいいことに気持ちはサボってるし、進む気もなくなってきているのだ。 また、心臓がバクバクと悲鳴をあげている。 これもまたビールのせいなのか、それとも体調が悪いからなのか。 林の奥にS氏を見つけると、大休止を要請した。 もうダメだ〜 かなり辛く涙目状態だ。 いつかのS氏の涙目をいえない状況になってしまった。

ここからの下りは前よりは乗れてきて面白く下れた。 コース脇がバンク状になっていて自転車を倒しながらコーナーがクリアできるのが面白い。 最近、BMXコースで子供たちと遊んでいるので、バンクの走り方が楽しくなってきていたので、とても快適に走れた。 やはり高速で走れる下りは一番面白い。 でも、こんな楽しい下りほどあっという間に終わってしまう。

次は舗装の急な坂を上り、なんでこんなところから?と言うようなところから左に折れて入っていく。 S氏曰く「クイッと曲がって激坂」と言うところらしいが、自分曰く「するっと曲がると延々押し!」である。 それから再び押したり乗ったりを繰り返しながらひとつの山を抜けていった。 ここもまた墓地の脇に抜けてくるのだ。 なんとも墓地続きなことだろう。

そんな折、S氏のマシンから異音が発生。 どうも最初から若干の異音はあったのだが、それが大きくなってきたような感じだ。 ホイールを外して点検したのだが、どうもうまく行かない。 ディスクブレーキのパッドとローターが接触しているような音だ。 その場しのぎをしようにも、なんとも手が出せず、そのまま走るしかなかった。 シャリシャリと異音をたてながらの走行はちょっと不安もあるし、気にかかる。

次はなんと川沿いの遊歩道の走行。 カタクリの花とオオムラサキを保護しているという林の中を走っていくのだ。 人もいるしスピードも出すわけには行かない。 ゆっくりと進んでいく。 できるものならこの部分は一般道を走った方が良いかもしれない。 大勢で走るところではないだろう。 ペースも遅く、散歩のペースだ。 これなら楽に着いて行ける。 そこを抜けるところにはお寺があった。 なんだか今回はお寺とかお墓とかに縁があるコースだ。

そして次は、舗装の厳しいのぼりだ。 山頂にある●●公園に向かって登っていくのだ。 もう辛くてかなり蛇行しながら走るのだが、脚は完全に売り切れ状態だ。 舗装なだけにシングルトラックの上りよりは楽なんだろうが、ここまで脚に来ると舗装路でも十分に堪える。 頂上のローラースライダーが見えたときには、本当に安心した。 大人は200円で滑れるらしい。 ちょっと高台を滑っていくのでスリルがありそうだ。 心に余裕があれば滑ってみたいところだが今の自分には無理だ。 ここからは、裏手のハイキング道に回りこんで山頂を目指すのである。

山頂には小さな看板があり、山頂を示していた。 山頂と言っても200mそこそこの標高の山だ。 それでも、ちょうど林が切り開かれたところからは下の集落が遠く見渡せる。 木立を抜ける風が心地良い。 なんだか休憩してばかりいる。 空からは飛行機の音がやけに大きく聞こえてくる。 この辺から下降を始めて、千葉をぐるっと回って羽田に着陸するというコースなんだろう。 飛行機がたくさん飛んでいることには何度となく気付かされた。

その後、尾根道を走っていく途中、史跡があるので、自転車の乗り入れが禁止されているのだ。 この区間だけは自転車を降りて押して歩くことにした。 丁寧に自転車バイク乗り入れ禁止と言う看板まで立てられているということは、これまでにも自転車が荒らしていると言うことなのだろうか。 歩行者とのトラブルは起こさないように注意してもらいたいものだ。 さて、ここの史跡だが戦国時代には城があって、高台から周囲を見下ろすように建っていたと言うことだ。 本殿や二の郭までは案内表示があったが、それ以外は特になにもなかったように思える。 今ではうっそうとした林で遮られ、視界はほとんどないが、木を切り倒せば展望は開けるだろう。 そんな中を自転車を押して通り過ぎていく。 どこまで押していけば良いのだろうかと思いながらも、しばらくの間は自転車を押して進んだのだ。 しばらく山を下ってほとぼりが冷めただろうと思えるところまで来てからようやく自転車にまたがった。

適度なアップダウンをクリアしながら、それでも着実に高度は下がっている。 周囲の木の間から見える空の感じでも良く分かる。 ようやく、物見山の手前の上り口の分岐に到着した。 ここからは枯葉が敷き詰められた道を下るだけだ。 落ち葉の下には溝はないことは分かっているが、いざ下るとなると腰が引ける。 がさがさと音を立てながら下っていくのだ。 最後は墓地の端にポツリとあっけなく飛び出してきた。

あとは、舗装路で軽く走ればスタートの駐車場に到着だ。

 

一日目 〜夜は長い〜

走り終えるとまずは風呂。 厚生年金会館へ500円の風呂に入ってきた。 広くて空いていて快適な風呂だった。 すっかり落ち着いてしまい、身体中からダルダル光線が発色されているのが良く分かる。 早くダルダル光線にビールを注ぎ込んで沈静化しなければ、爆発してしまいそうだ。 元競輪選手が経営しているうどん屋にも行って見たのだが、不幸にも店は終わっており、ダルダル光線が最高潮に達してきた。 もうダメだ。 とにかく近くのスーパーに走り、夜なべの食材をとりあえず買い込んだ。 駐車場に戻ると、なにもかもが面倒になり近くの定食屋に行くことに決めたのだ。 「うっかり」対策の合宿なだけに、しっかりと飲むことも合宿のメニューなのだ。 ここでしっかりと飲んで、そして翌日も二日酔いの中を走るということが最大の合宿メニューなのだ。

決めると行動は早い。 面倒になりながらも、定食屋までわずか10分弱の道のりを歩いたのだ。 頭の中は生ビールでいっぱいだ。 店に入ると生ビールを即座に注文し、メニューにある一品料理を次から次へと選んだ。 ふと周りを見渡すと、他には誰も客はいない。 我ら二人だけだ。 なんだか拍子抜け、さっきまでの気負いも少し縮んだ気がする。 それでも生ビールを数杯、そして一品料理をいくつか頼むとすっかりと満腹になった。 店の人もいったいどこから現れた二人なのだろかと言う表情だ。 近所の人でもないし、車で来た客でもなければ、宿泊施設が近くにあるわけでもない。 いったいどこに行くのだろうか。 なんとなく怪しい二人になってしまったようだ。 千鳥足で駐車場に戻ると、昼の暖かさはすっかりと冷め、ちょっと涼しげな気候となっていた。 さっそく七輪を持ち出して火をおこすと、気持ちもホッとしてくる。 やはり人間にとって火は安心の元なのだろう。 いよいよ夜宴の始まりだ。 七輪の上では干物があぶられ、いい香りが立ち上る。 缶ビールも何缶か空く頃には、A氏も到着した。 A氏はテント担当なので、彼が来ないことには今夜の宿がないのだ。 テントも到着してこれで一安心。 仲間が加わると、更に酒が進むのだった。 

 

二日目 〜ツーリング〜

何時まで飲んでいたのかは記憶に残ってないが、ふと目が覚めると8時近かった。 近所を散歩している足音や、車が近くを通る音が聞こえてくる。 なんだか申し訳ないような気分でテントから抜け出した。 外は雲に覆われた涼しげな天気である。 山の上では雨を想像させるような天気だ。 テントからひとり這い出し、二人這い出し…と冬篭りから帰ってきたように起き出してくる。 さあ、2日目が始まった。

朝食用にと買っていたコッペパンを食べる。 酒飲みの朝の食事にしてはパサパサとしてて幾分か苦痛を感じる。 それでも空腹な身体にはすんなりと入ってしまった。 なんと表示を見ると518キロカロリーもあるのだ。 たかがコッペパンひとつで500キロカロリーを超えてるなんて、これでは走らなければ消費できないではないか。 と、走る決心をして準備を始めた。 

ところが、昨日の走りで気付いたS氏のブレーキのトラブルに端を発して、注意してみるとあちこちガタが来ている。 ブレーキもパットを外したり、シムで調節したのだが今ひとつ調整がしっくりと行かない。 それでもなんとか修復し、スタートは11時にもなってしまった。 これから長き道のりを走るにはちょっと時間が足りなそうだ。 当初の計画を短くしてショートカットコースを選んで走り出した。

2日目は白石峠に向かって走って行くこととし、途中から天文台へ向かうハイキング道を経由し、シングルトラックを下ってくるというものだ。 最初の舗装路の上りからして、かなり厳しい坂道だ。 A氏は快調に走っていく。 結局は、私が一番遅れて涙を流しつつ追いかけていくだけの苦痛なのぼりでしかなかった。 枝道に入り、ふと周りが開けると、正面にはやはり墓地があり、ハイキングコースの入り口となっていた。 なんだか今回はホントに墓地に縁のあるコースが多い。 まもなく路面は未舗装路に変わると、走りづらくなってくる。 二人との距離は縮んだり離されたり… 縮んだとしても併走できるまでには追いつくことがなかなかないのだ。 前夜の酒も身体の奥底から自己主張しており、今にも飛び出してきそうな雰囲気だ。 

一旦粘土質の走りの重い道を下るのだが、まもなく路面は舗装され上りとなる。 なんでこんな山奥に突然舗装路が出来るのだろうか。 下の集落から舗装路が延長されてくるのであればなんとなく利便性を求めて舗装したとも思えるが、全くなにもないところに突然舗装路がキレイに仕上がってると利権しか頭に浮かばないのは自分だけだろうか。 舗装路を上りきると、整備中の林道に入り、切通しを抜けたところでハイキング道に入っていくのだ。

最初の取っ掛かりは丸太を組み合わせた階段を延々と上っていく。 それが終わると、次は急な斜面を押しと担ぎで登っていく。 もうヘロヘロだ。 脚が上がってくれない。 自転車を杖の代わりにしながら、時には足かせにしながら、少しずつだが山を登っていく。 上の方から登山ばあさんの下品な笑い声が聞こえてくる。 どうやらまもなく山頂のようだ。 一歩ずつ脚を進めていく。 ここからは下り基調の道だ。 

ここで「下り基調の道」と言う意味を良く考えてみたい。 ある人は、スタートよりゴールの方が低い位置にあれば、標高が下がるんだから下り基調なのだと言い張る。 たとえ、その間に峠がひとつそびえ立っていても下り基調らしいのだ。 なんだか釈然としないものがあるが、そうなのだと言う。 小さな上り返しを繰り返しながらもゴールに向かって下っていくのであれば下り基調といわれても問題はないかもしれないが、間に峠があっても下り基調とはあまりにも理不尽だ。 特に自分がヘロヘロになって下り始めたときには、この言葉は大きな精神的ダメージを与えることになるのだ。

そして下り始めたのだが、最初はどろどろの道をタイヤのラインを描きながら下ったという感じだ。 後輪なんてほとんどロックしたような状態で前輪で舵を取って下っていく。 路面は急だし、霜柱が解けたような、雨上がりのようなウェットな道だ。 タイヤの溝には泥が詰まってグリップなんてほとんど期待できない。 かといって、ロックしたままでは路面を荒らしてしまうしと、神経質になって下っていくのだ。 下っているうちに、フッと周りが開けると、林道に出た。 林道の向こうには続きの歩道が見える。 まだまだ続くのだ。 次は比較的締まった道が続いており走りやすい。 ただ、時折ハイカーが上ってくるので、スピードの出しすぎには注意が必要だ。 ハイカーを怒らせてはまた自転車立入禁止区域が増えてしまう。 なんどかバンク状のコーナーもクリアし、快適な下りが続いていく。 また、林道に出る。 これの繰り返しだ。 林道が巻いているところをハイキング道が直登しているのだ。 何度か林道と交差しながら下界に続いていく。 最後は舗装路を過激に下って終わり。 

と、そこで自分としては終わっていたのだが、そこから舗装の峠道をひとつ越えなければならないのだ。 ここが最後にシンドイところだ。 もう完全にちぎれて一人ぼっちのサイクリングとなってしまった。 

駐車場に戻るともうヘロヘロだし、身体中の花粉を感じて目はボロボロだし、くしゃみは止まらないし、と最悪の表情でゴールを迎えた。 全身についたほこりや花粉を振り払いたい気持ちもあったが、家に着く時間を考えると帰らなければならない。 そそくさと撤収して帰途に着いた。 2日続けて良く走ったものだ。

 

1日目のコース

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