a.b.c.cup in 幕張

a.b.c.cup in 幕張

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名称 a.b.c.cup in 幕張
日程 平成19年12月9日
天気 晴れ! 
結果 善戦しました。 楽しい1日でした。

概要

 比較的近場で行われるレースでは、うっかり八兵衛カップに引き続いて野田クロスカントリがあり、今年は初の野田クロカンデビューも果たすことができた。 続いて近場で行われる日本マウンテンバイク協会主催のa.b.c.cup。千葉の幕張海浜公園のコースで行われる都会からも比較的アクセスの良い場所での開催だ。 どっちも首都高を使わずに行けるので、時間が読めると言うことでも非常にありがたい。

 ましてやa.b.c.cupについては、自分にとっては実家から30分程度で行けるということと、受付時間が比較的遅いことから、前夜に実家に泊まって行くには都合の良い場所だ。 朝の気忙しさがないので、気持ちにも余裕があり、落ち着いて準備ができる。

 コースは、海浜公園に設けられているだけに厳しいアップダウンはない。 標高2〜3m程度の小山が連続し、バームもあり…と、全力で走らなければならず、気の抜けないコースだ。 BMXであれば、ジャンプセクションやバームで激しく楽しく走れることだろう。 とりあえずMTBのレースなので、ジャンプセクションでもキチンと舐めるように走っていた。 コースは完全ドライコンディション。 土がしっかりと固まった感じなので、グリップも良く、細めのタイヤの方が走りやすそうだ。

 今回エントリーしたのは、ビギナーズパックとゆったりキッズイン。 子供たち二人は午前中に行われるビギナーズ講習会を受けて、午後のゆったりキッズインに私と参加することにした。 パターンによっては、講習会の後に行われる年齢別の個人レースに出ることもできるが、せっかく一緒に行ったのでみんなでチームになって走ろうと言うことで、ゆったりキッズインに参加することにしたのだ。

 

ビギナーズ講習会 

午前の部は、10時30分から12時までの間はビギナーズ講習会。 大人の初心者と小学校低学年の子供たちがほとんどだ。 中間層に当たる年齢がいないのにもオドロキだ。 大人はひとつにまとまって、子供たちは年齢で2つに分けて、全部で3クラスに分かれて講習会が始まった。 1クラス5〜6人に対して講師も2名だったので、目もよく届くし、親切丁寧に教えてもらうことができた。

最初はブレーキのかけ方から。 全力で走ってきて、最初のパイロンでブレーキをかけて、次のパイロンまでの間で止まるという練習だ。 しっかりと腰を後ろに引いて、両手でブレーキを握り締めるのだ。 次はちょっと勾配のあるところで、更に速いスピードでも同じように止まれるように練習した。

次は、下り勾配でのパイロンを使ったスラローム。 ブレーキコントロールとバランスの練習だ。 下まで下ると同じスラロームコースを上ってくる。 スピードをつけて上れないので、トラクションの練習にもなりそうだ。 上りの途中で足を着くと走り出せない子供もいる。 そして、更に急な上りでも上れるように練習する。

最後はレースコースで走行練習。 ちょうどスクールのタイミングと他のレースのタイミングが合わせており、バリバリエンデューロがコースアウトするのと同時にスクールはコースインして練習となる。 さすがにコースの中までは子供たちの後を追いかけて見ていられないので、何をやっているのかわからないが、コースの走り方をいろいろと教えてもらっていたみたいだ。

これで、講習会は解散。 ちょうど12時だ。 

この後に、子供たちを対象にしたショートコースでのレースが行われた。 もちろん講習会に参加していなくても参加費を払えば走れるし、講習会に参加した人はそのままレースに参加することもできるのだ。 

 

ゆったりキッズイン

 午後の種目は60分耐久レース「ゆったりキッズイン」。 私ことオヤジと子供二人の3人チームで走るのだ。 走る順番はK、T、そしてオヤジだ。 これは子供たちが二人で相談して決めたことなのでそれに従うことにした。

 スタートの合図と共に一斉に走り出した。 あっという間に先頭の走者がピット前を通過していく。 まだかまだか…と待ち構えていると、Kはスタッフに付き添われながら最終走者としてピット前を通過した。 しかも、そのまま走者交代である。 スタッフからは、「もう交代か〜?一周してないぞ〜」と言われながらも、次のTに交代である。 やはり、これだけの一斉スタートでは気持ちが引いてしまうのか、前に出られないようだ。 いやいや、キッズインに参加する中でも一番チビなのではないだろうか。 さすがに1年生ではこの集団の中では厳しいだろう。 続いてTも1周で交代。 それなりにキチンと走ってきている。 やはり1周目はオヤジが行くべきだったのだろうか。 父が行ったとしても、最初のシングルの入り口で詰まってしまって子供たちが行っても同じだと思って子供たちの言う順番で走らせてみたんだが、こんなことになるとは思わなかった。 でも、今日は競争じゃないし、家族揃って楽しんで走ることが最大の目標だ。 

 オヤジの番になった。 子供たちが最下位を走っていただけに、目の前を走るのも遅い人たちばかりだ。 親にライダーチェンジしていても、そんなに速い人はいないようだ。 とにかくピット区間だけでも10人くらい抜かしてコースイン。 計測ポイントを過ぎてからの直線と上り区間でも数人を抜き去り、ジャンプセクションを走り抜けると林の中のシングルトラックだ。 さすがにここでは抜くことはできないので我慢のしどころだ。 ここを抜けると右コーナーバンクを過ぎ、このコース最大のアップダウン区間となる。 コース最高地点(?)から下り、ケイリンバンクで加速し、続いて右コーナーをクリアするとピット前に出てくる。 あっという間の3分間だ。 これでは、コース中で休憩する場所はない。 とにかく足を回して回して回しまくって、ジャンプセクションは無駄な力を奪われないようにキレイにスムーズに走り、下りは如何にして最適なラインをトレースするかがポイントだ。 わずかな下りをウマく利用して加速していくのが楽に走るコツであろう。 試走もアップもしなかったので、1回目の走行では完全に息が上がってヘロヘロになってしまった。 ゲロしたら、口から心臓が出てきそうなほどにバクバクと言ってる。 こんなに短時間で追い込んだのも久しぶりだ。 けっこう辛い。

 さあ、続いてKが2回目の走行だ。 前よりはコース上の人もバラけているので少しは走りやすそうだ。 自分のペースでしっかりと走っていく。 やはり、少々力強さに欠けるところがあるが、淡々と走っている。 最高地点の上りはピットからも見ることができるので状況が良くわかるのだ。 そしてTも2回目の走行に出て行く。 2回目にもなれば慣れもあり走りもそこそこにできているようだ。 

 30分を過ぎた頃に、二人して疲れたから走りたくない〜なんて言い出し始めた。 さすがにそれは困る。 頑張って走ろうよと励ますのだが、一人は一回サボってしまった。 でもオヤジはサボることができない。 自分の番にはしっかりと仕事をこなして帰ってくる。 走るうちにコースにも慣れ、攻め際が分かるようになり、なかなか面白い。 バンクだってかなり自転車を倒しこんで曲がっていける。 コリャ面白いわ! ショートサーキットコースは短時間で終わるだけに、全開で走るから気合も入るし、さっきはここがダメだったから、次はここを攻めてみようなんて、PCDAを駆使しながら走ることができて面白い。 勝とうと思っているわけでもないし、上位を狙っているわけでもないので、気持ちも身体も余裕がある。 いろいろと試しながら楽しく走れて良かった。

 

感想

総じて楽しいレースだったと思える。 日曜日の昼下がりのポカポカ陽気の中、近所の人が散歩してきても、レースしててもOKって感じ。 ピットの後ろには広々とした空間が広がっていて、そこでは講習会だったり、犬と遊んでいたり、キャッチボールだったりと、なんだかのどかな休日の雰囲気だ。 すごくロケーションが良い。

それでいながら、ピットからはマリンスタジアム、幕張メッセ等の近代建築物も見え、はたまた青い海もキラキラと輝きを放ち、とても穏やかだ。 これで風がなければ最高に気持ち良さそうだ。 ただ、近所にコンビニ等の買出しポイントがないので、そこだけは注意して買い込んでいく必要がある。 準備さえ整っていれば、快適な自転車の休日を満喫できるだろう。

まずはビギナーズ講習会だが、子供相手にしては懇切丁寧に教えてくれていたと思う。 子供たちもキチンと話を聞いていたし、飽きの来ないようにクルクルとやることを変えていたようだ。 それに子供の数に対して講師の人数も適切だったように思えるし、キチンと目の届くスクールだったのではないだろうか。 親も脇から見ていて安心していられた。

我が家の場合では、子供たちを午前中のスクールに出して、午後はゆったりキッズインに参加したのだが、これでは子供たちも目いっぱいで疲れ果ててしまったようだ。 ちょっと強行だったかもしれない。 スクールをやって、そのままサーキットレースで終わりにしておいた方が、子供たちの体力には良かったかもしれない。 スクールも1時間半のうち、休憩もほとんどなく乗りっぱなしだった。 そして60分を3人で走れば一人当たり20分近くも走らなければならない。 これはちょっと辛いか。 確かに帰りの車に乗ったら、あっという間に眠ってしまったっけ。 かなりお疲れのようだった。

ゆったりキッズインは適当に楽しめて良かったのだが、優勝選手は前回の野田クロスカントリでもキッズで優勝した人だった。 さすがに小学生離れしたスピードとキレがあるので速いのは認めるが、一人で走っていたのにはどうかなぁ〜と思った。 「ゆったりキッズイン」の趣旨とはちょっと違うような気がする。 ま、そうは言っても本人の問題だからどうでも良いや。

コースレイアウトについては、初めてと言うこともあり楽しく走れた。 コースが1周3分というのがちょっと短いとも感じられるが、自分の体力的にはダッシュの限界はこの程度かもしれない。 これ以上長いと気持ちが萎えてきそうなので適切なんだろうと思う。 短くてテクニカルな面もあるので、毎回がトライする気持ちで走れたので良かったのかもしれない。 うっかりくらいにコースが長くなると、コース全体を走れるようにと最初からセーブした走りになってしまうのだが、これだけ短いと最初から最後まで全開で集中して走れるので、よっぽど練習になるかもしれない。

それに、観戦者にとっても観戦ポイントがピットからも近くて良かったと思われる。 コースが同じようなところをクルクルと回っているので、観戦者もたくさん歩かなくてもコース全体を見渡すことができるので楽しいのではないだろうか。 ちょっと歩けばコースをほとんど全部を見て回れるので楽しそうだ。 コースの中ほどにいれば、自分の周りをあっちこっち走ってくれるので、なかなか楽しいと思う。 ただ、冬場は風が強いので、身体を動かさない観戦者は風邪ひかないように厚着して来て欲しい。

また、運営については申し分ない。 各カテゴリのリザルトもレース終了後には速やかに発表されているし、最終レースが終わってから表彰式までの時間も飽きさせることのないようにジャンケン大会等で場を確保している。 やはりこの辺は各種レースをオーガナイズしているだけのことはある。 こんな小さなレースでも運営にぬかりはないものと見受けられた。 

次は2月にあるらしいが、予定が合えばまた出てみたいと思う。 ただ、朝は楽なのだが、自分の家に帰るにはちょっと便が悪いかな…渋滞ポイントを通らないと帰れないんだよな…

 

 

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