秋のツーリング in 日光

秋のツーリング in 日光

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名称 日光周辺の秋のツーリング
日程 平成19年10月28日
天気 晴れ! 
結果 非常に楽しくしっかりと走れました

趣旨と目的

今年の秋ツリも日光だ。 キリフリ荘に泊まるようになってから、日光に行くパターンが多くなった。 なにせ、キリフリ荘だと酒飲むのにも、とてもよい環境だし、走るところもそこそこある。 こんなに遊びの拠点としてふさわしいところはそう多くない。

ところが、今回は事情が大きく違った。 なんとMも我が家も妻子を同伴して行ったのだ。 うっかりの前夜祭でいつも話題になる、日光の宿「キリフリ荘」をぜひ一度は泊まってみたいとか、私も食事を食べてみたい。というリクエストにお応えして、今回の企画は立てられたのだ。 しかし、目的はあくまでも秋ツリである。 男どもは予定通りに自転車に乗りに行くので、その間は好きに適当にやっといてねと、妻たちに子供を押し付けてしまうのだ。 こんなわがままがまかり通るのかと言うような勝手な企画である。

一日目 〜移動日〜

前日の17時発表の天気予報では、翌日の日光の降水確率は80%。 これを受けて、完全に走る気はなく、ゆっくりと出て行こうということになった。 M2号は我が家と同行することにした。 朝はゆっくりと起きて、ゆっくりと準備して、そして出かける。 こんなペースではとても楽だ。

さて、我が家から日光までは3時間ほど。 子供がいるので途中で休憩しながら行くのだが、雨脚も強く気持ちは先を急いでしまう。 これだけの大雨なら、外で遊ぶことも出来ないし、温泉にでも行って時間を潰そうかと話ながら宿に向った。

宿の駐車場に到着したのが14時ころ。 さて、どうしようか?なにしようか?なんて考えているうちに、宿の女将さんが現れたので、なんと言うこともなく、そのままチェックイン。 広間でストーブを囲んでコーヒーなんて飲んでいた。 M1号に電話をするといつものスーパーでなにやら買い出し中だと。 だったら、酒も買ってきてよ!と頼んでしまい、宿ではすっかりとくつろぎモードに入ってしまった。 14時過ぎだというのにチェックインしてしまい、そしてくつろいでしまった。 こんなスローペースの宿もなかなかない。 M1号が到着する頃には、雨もしっかりと降っており、外も寒くなってきた。 しかもストーブの前でぬくぬくと温まってしまえば、腰も重くなる。 もう温泉どころの話ではなくなってしまった。

子供たちはすっかりとはしゃぎ始め、妻たちも広間でくつろぎ、話し始めたので、男どもは部屋にこもってプシュッと始めた。 まだ15時前。 これから長い夜が続くのだ。 今日はなにも運動もしていなければ、外出もしていない。 本当になにも身体を動かしていないのだ。 それなのにしっかりと飲み始めるところが悪いところだ。

そして、間に夕食と言う名の宴会を挟んで、終わったのが2時。 なんと最長11時間も飲み続けていた人がいる。 なんというアホな人間の集まりだろうか。 毎回毎回、本当に同じことを繰り返す、懲りない面々だ。

二日目 〜ツーリング〜

前夜は1時過ぎまで粘ったせいか、朝起きると頭が痛い。 なんとなく気持ち悪い。 子供たちはテレビアニメのためにさっさと起き出したのだが、大人はそう簡単には起きることは出来ない。 なにせ11時間だ。 

窓を開けると、前日の大雨がウソのように青く晴れ渡った青空だ。 しかも、昨夜の雨は山では雪になり、男体山の頂上付近は雪で覆われている。 すっかり冬になったような感じだ。 車が渋滞する前に早く出発して十分に楽しんでこようと、急いで準備に取り掛かった。 しかし自分の身体はそう簡単には動いてくれなかった。 前夜の酒が体全体に残っているかのようなダルさだ。 朝食もあまりすすまない。 ちょっと口に入れては、なんとなく奥からこみ上げてくるような気配が通り過ぎるまで待つと言った感じで、なかなか大変だ。 子供が残したものまで食べる余裕はない。 ご飯もお代わりするどころではなく、さっさとお腹いっぱい、ごちそうさまだ。

それからなんだかんだで手間取りはしたが、10時には宿を出た。 母たちと子供たちは1台の車で一緒に行動だ。 目標は竜頭の滝。 車は一足先に出発し、自転車組はゆっくりと支度をして出た。

日光駅前から東照宮までの道はすっかり渋滞しており、車もなかなか進んでいない。 ちょっと走ると先に行ったはずの子供たちを乗せた車がその辺を走っている。 わずかな時間で追い付いてしまい、なんだか拍子抜けした感じだ。 とちゅう、いつものコンビニで行動食を買うと、そこで車に追い付かれた。 東照宮前の交差点を先頭に渋滞が発生しているのだ。 そこを過ぎるとやや流れるようになる。

すっかり先に行かれてしまったかと思っていると、清滝手前で再度追い付くことになるのだ。 清滝バイパスと市街地を抜けるどちらの道も混雑していてこの地点では動いていない。 これでは車は厳しいかと思いながらも自転車は先を行く。 どうもこの渋滞の先頭は足尾と分かれる交差点が先頭になっている。 この交差点を過ぎれば、車もそこそこ流れているのだ。 そうなると自転車としても恨めしい気分になる。

いつもはこの辺でダルさの第一弾が訪れて、ペースが落ちるのだが、今回はここまででも特に足を引っ張ることもなく意外にも走れている。 このままのペースで「いろは」入り口のトイレまで到着したのだ。 ここでトイレ休憩を済ませ、息の上がった呼吸を整えると、再スタートだ。

いろはの入りは特に問題はない。 最初は下り坂で始まるので、ちょっと肌寒い。 車も混雑はなく、どんどん脇をすり抜けていく。 まあまあのペースで走れたので、ちょっと行ってみようかな!と「い」から「ろ」にかけて、ペースをあげて逃げてみた。 でも、誰も追ってこない。 そりゃそうだ。 まだ始まったばかり。 このままのペースで逃げて、姿が見えてきたら逃げれば良いやと走ってみたが、脚はどんどん力なく失速し、無謀なことは止めるべきだと、反省の念がこみ上げてきた。 一気にペースダウンした自分の脇にM2号が追い付くのは僅かの間だった。 もう悪あがきはしないで、着実に確実に走っていくしか道はない。

ところで、周りの紅葉はとてもキレイだ。 赤や黄色に色づいた木々はとてもキレイだ。 更に空は青く、男体山の頂上付近は雪で覆われている。 すばらしい色のコントラストだ。 やはり秋ツリはこれでなければならない。 秋ツリは季節がら、台風で涙を飲むか、台風一過の晴天のどちらかだ。 今回はホントに天気も良く、空気も澄み渡っている。 前日の雨で空気中のホコリ等が一新され、澄んだ空気となったのであろう。 とても気持ち良い。 「いろは」の途中から下を見下ろすと、まだ緑で色づいてない葉もあり、自分がちょうど紅葉の境界にいるようだ。 黒髭平手前から車が2車線で動かなくなってきた。 どうも渋滞の最後尾に追い付いたみたいだ。 車の動きも遅くなってきた。

自転車は黒髭平へ寄って小休止だ。 とてもキレイな山だ。 まるで燃えているようだ。 明智平までの登り道が延々と続いているのもハッキリと見える。 下のコーナーに妻たちの車が走っているのが見える。 やっと上がってきたなぁなんて思っていたのだが、最後の1つのコーナーがなかなかクリアできない。 ちょうど渋滞の最後尾に着いたような感じで、もう止まりそうな速度だ。 やっと見えてきたので走行中の車からカメラを借りて、自転車部隊は撮影会だ。 

山をバックに写真を撮ると再スタートだ。 ここまで来ると勾配もきつくないのでスピードも上げて走ることが出来る。 かなりのペースアップだ。 でも車はしっかりと渋滞して止まりそうな速度で走っているので、間をすり抜けるのも簡単ではない。 ところどころ中央線付近には反射鋲が打ってあったりするので注意が必要だ。 もちろん車の急な進路変更にも注意を払わなければ。 走り出すとすぐに妻たちの車には追い付き、自転車組はさっさと先に行ってしまった。 やはり自転車の方がはるかに楽だ。 もうあっという間に明智平。 ここでゆっくりと休憩だ。 

明智平は駐車スペースも少なく、車が出て行くのを車が待っているので、どうしても混雑する。結局は、そこに入ろうとする車が並んで渋滞が発生しているようなものだ。 明智平に用のない車は、手前で進路変更をしなければならず、そのための渋滞も発生する。 中禅寺湖方面もどん詰まったT字路の交差点を先頭に渋滞が出来ている。 もうどうしようにも渋滞するのも無理もないような環境なのだ。 明智平ではどれほど待っただろうか。 かなり時間を要していたが、車が到着したので、ここで分かれて自転車組は走り出した。

中禅寺湖畔の道路を竜頭の滝に向って走る。 天気も良く、紅葉も最盛期ですごくキレイだ。 キラキラと輝く水面と湖畔の紅葉がとてもキレイ。 こんなにキレイな日光に来たのも久しぶりだ。 ところが、ちょっと困ったことがある。 前夜の大雨のために、路肩には濡れた落ち葉が大量に堆積しているのだ。 車の轍部分は車が走るためになくなっているが、それがちょうど白線の辺りに堆積しており、なかなかスリリングなのだ。 見るからにスリッピーで危険そうな道だ。 落ち葉が堆積しているところは側溝なのか蓋があるのか…落ち葉の下に何があるのか分からなくて、とても怖くて走れない。 路肩を十分に開けてくれない車もいるので、脇をすり抜けるのはとてもコワイのだ。 緊張の続く道が竜頭の滝まで続く。

竜頭の滝の入り口交差点はまた1つの渋滞の原因だ。 右折で滝方向に入ろうとする車が混雑で入れなくて、渋滞が発生する。 その左を行こうとしたときだ。 後ろを見ないバイクと接触しかけた。 こっちもビックリして大声を出したので、バイクも止まってくれたのだが、もうちょっとで倒されるところだった。 バイクの人はキチンと謝ってくれたので、先を譲って行ってもらったのだが、バイクと自転車の典型的な事故のパターンだ。 気をつけなければ。 ここからは路肩も広く走りやすい。 大きな右コーナーの坂道を登っていくと、正面に男体山が見える。 ここから見える男体山は好きだ。 結構迫力があるように見える。 しかも、紅葉の木々が両脇に迫るから、彩りも良い。 でも、既に季節的には遅いようで、滝周辺では紅葉は終わりかけていた。 竜頭の滝の上を通過すると戦場ヶ原へは最後の上りだ。

急にペダルが軽くなると、戦場ヶ原への下りが始まる。 ほんのわずかな下りなのだが、今まで走ってきた身体にはとても気持ちの休まる下りだ。 林を抜けると目の前に戦場ヶ原が大きく広がるのだ。 あたり一面、青空! 戦場ヶ原を取り囲むように迫った男体山や白根山の頂上には白い雪が被っている。 澄み切った空気と青い空。 なんだか本当にキレイなところに来たようだ。 周りばかり見回してしまうのだ。 この景色、久しぶりだな〜、やっぱり良いな〜なんて思いながら人の後ろを走る。 

三本松の駐車場で休憩。 なんと昼食として食堂で山菜そばまで食べてしまった。 ここに来て店で食べるのなんて初めてのことだ。 今までは補給食しか食べたことがないのに。 観光地料金の観光地料理なので、ちょっと割高の麺はゆですぎ。 ま、仕方ないか。 身体も温まったし、これで良しとする。 

あとはずっと下るだけなので、その前にちょっと戦場ヶ原を走ってみたくて、先まで行ってきた。 戦場ヶ原の広さを感じられる場面だ。 昔から良く行くところだが、この景色はきれいだと思う。 夏でも春でも雪で真っ白なときでも、その季節ごとの美しさがある。 

下り始めるとどんどん進む。 竜頭の滝の下りは中禅寺湖に向って下っていくのが気持ち良い。 ここはコーナーも緩いし、スピードが出る。 ところが、すぐに竜頭の滝からは路肩の狭い危険な道だ。 ヒヤヒヤしながら下っていく。 車ものろのろ運転だ。 自分の存在をアピールして路肩を空けてもらうようにする。 バスなんて路肩いっぱいでどうしても抜けられない場合には、反対車線を走ることもあるが、基本は路肩走行だろう。 お土産街で裏道を抜けると、車も少なくて走りやすい。 だが、少し坂が増える。

裏道を抜けるとそこはもう「いろは」の始まる地点だ。 下りは快適だ。 いつも思うことなのだが、どうしてこうも車というのは自転車を抜かしたがるのだろうか。 下り始めたというのに、わざわざ加速して追い抜きにかかってくる。 こっちだって、スピードが乗ってきて加速し始めるのに、いつまでも遅いままだとでも思っているのだろうか。 大きなエンジン音が後ろに迫ってくるが、それを尻目に自転車は先を行く。 車は多いし、コーナーもうまくクリアできないし、自転車の方がよっぽど有利だ。 バシバシと車をパスして先に進んでいく。 時折、コーナー手前の減速ポイントに濡れ落ち葉が堆積しており、とても恐怖感がある。 スリップしたら、そのまま車の下に滑り込むだけだ。 ちょっと怖い。 慎重にコーナーをクリアしながら下っていくのだ。 とあるコーナーで車のインを抜けようとすると、運転席側の窓からカメラが出てきて車が蛇行し始めたのだ。 カメラなんて持ってないで運転しろよ! 思わず文句を言ってしまった。 なんで、こんな連続コーナーで写真なんて撮ろうとするのか。 危なくてたまらない。 こっちだって真剣に下ってるんだ。 車だってまじめに運転して欲しい。 「いろは」も最後のコーナーを抜けると、あとは直線的な下り坂だ。 勾配も急だし、一番スピードが出る。 そのままの勢いで対面通行区間に出て、更に加速しながらガソリンスタンド前を通過する。 今回の最大速度は時速70キロ。 ちょっと頑張ったかも。 

市街地に入ると残すところわずかだ。 車に気をつけて宿に向うだけ。 事故もトラブルもなく無事に帰ってくることができた。 あとは、温泉に入って家族が帰ってくるのを待つだけだ。

 

 

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