野辺山高原サイクリング

野辺山高原サイクリング

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名称 野辺山高原サイクリング
日程 平成19年7月29日
天気 曇り ガスの中の五里霧中のサイクリング
結果 -
メンバー わたくし

久しぶりのツーリングページのアップだ。 最近はツーリングに行く機会がめっきりと減っている。 昔は良く走っていたのにトンと行くことがなくなってきた。 寂しい気持ちでいっぱいだ。 今回走ったところも、昔は良く走っていたものだ。 家族旅行の合い間のわずかな時間を使ったツーリングだ。 早朝から朝食までに、走って風呂を済ませるというわずかの時間しか使えないのだ。

場所は清里のペンションをスタートして、野辺山高原を走り、海ノ口へと下って終わり。 同じ道を戻ってくる約20kmの工程だ。

4時過ぎに起きると5時にペンションを出た。 駅入口交差点より下にあるガソリンスタンド辺りのペンションだったので、登坂車線もある勾配から始まるのだ。 R141は空いているが、脇を走り抜ける車はエンジン音を高らかに飛ばしていく。 勾配もそこそこに急なので車もエンジン音が高い。 それだけに自分も自転車だけに楽ではない。

走り始めの身体にイキナリの上り坂は辛い。 アップもなにもないのにイキナリの高負荷の坂はかなり辛い。 しかも、先週もその前の週も走っていない。 身体も心臓も息絶え絶えである。 宿の窓からは青空が見えていたのだが、長野県に入るころにはガスが深くてなにも見えなくなっている。 幸い雨にはならなかったが、ガスで全身がずぶ濡れだ。 サングラスは曇るし、ヘルメットからは水滴が垂れてくる。 そんな中、高原道路をひたすら走るのだ。 

こんなときに、なんと自転車の調子が悪いのだ。 踏み込んでいるとギアが飛んでしまうのだ。 気持ち良くペダルをかけていると、どうも一定の周期ごとにスプロケットが飛ぶ。 良く見るとチェーンの様子がヘンだ。 更に立ち止まってチェーンを観察すると、チェーンのつなぎ目のリンクの動きが渋い。 プーリーのような小さなギヤならチェーンもプーリーに倣って曲がっていくのだが、スプロケットの大ギヤになると、上プーリーで矯正されたままの形状でかかっていくため、力を加えると飛んでしまうのだ。 手でコジコジとチェーンをしごいて動きを良くしてみる。 なんとなく良くなった気がしたので、再度走り出してみた。 しばらくは歯飛びもなくスムーズに走れたのだが、走っているうちにまた歯飛びするようになってきた。 もう面倒なので、そのまま走ることとして、歯飛びするところで意識的に力を抜くようにしながら走ったのだ。

ガスで視界は全くないので、雄大な八ヶ岳どころか、わずか先の車のテールランプを目安に走るだけだ。 自分の自転車には反射鏡もないのでちょっと心もとない。 このあたりで唯一の観光ポイントであるJR最高地点に寄ってみた。 ここの碑の前ではなんど写真を撮っただろうか。 なにせオンロードでもオフロードでも走るのには楽しい八ヶ岳近傍である。 何度も立ち寄った記憶は多い。  

碑の前で自転車とともに写真を撮ると、先を行く。 ガスの切れ間からは高原野菜の収穫が早朝から行われている様子が見える。 まだ5時すぎだ。 こんな早朝から農耕機がウンウン唸りを上げて働いているのだ。 道は次第に下り基調になり、野辺山駅近くでは、すっかりガスもなくなり、走るには不自由のない視界は確保できるようになった。 とは言え、山が見えるとか景色が見えるとか、そんなに美しい視界までは許してくれなかった。

下り基調もいよいよ勾配もついて来て、最後は海ノ口に向って大きな坂を下っていく。 視界も良好、スピードも出せるので気持ちの良いワインディングだ。 50キロ程度の速度で自転車を傾けてコーナーをクリアしていく。 コーナーもきつくないので無理なく曲がれるのが楽しい。 最後のコーナー2つ分はトラックに追い付いてしまったので楽しみは終わってしまったが、十分に下りを楽しめた。 宿までの帰りの時間を考えて、海ノ口あたりで引き返すことにした。 

最初ののぼりは3km程度だが、下ったときの感触ほどはきつい上りではなかった。 チェーンの歯飛びが少々気になったのだが、適当にクルクルとまわしているうちに簡単に上りきったのだ。 これでやれやれだと、思ったのだが、その後も実は上り基調でずっとのぼりが続くのだ。 勾配はきつくはないのだが、油断のできない上り基調だ。 結局はJR最高地点あたりまでは、ほとんど上りだった。 走るに従い、やはりガスが濃くなっていく。 また視界不良だ。 JR最高地点付近が一番ガスが濃いようだ。

上りが終わると豪快な下りだ。 

コーナーも少ない、ほとんどストレートに近い下り坂が続く。 清里側は視界も良く遠くまで見渡せるので、安心して飛ばすことが出来る。 県境付近の直線的な下り坂では、かなりスピードが出せる。 最高速度は70キロを超えた。 ワインディングが続くわけではないが、かなりスリリングな下り坂だ。 清里駅入口周辺まで下ってくると、コンビニや交差点もあり、ちょっと怖い感じだが、構わず飛ばした。 せっかくのスピードだ。 楽しむしかない。 駅入口の交差点も運良く青信号となり、ノーブレーキで入り込む。 更にセブンイレブンから車が出てこようとしている雰囲気だが、構わず突き進む。 このあたりが一番勾配もきつくスピードが出る。 油断していると、車や人と激突だ。 慎重に飛ばす。 橋の上の大きな右コーナーまでは高速で突っ込んでいったが、そこからは徐々に減速して行き、左折のガソリンスタンドを目標に下っていく。

下りだすとあっという間にペンションに着いてしまった。 濡れていた服はすっかりと乾いてしまい、反対に暑くなってきた。 ちょっとした興奮なのか、汗までかいている。 やはり自転車は気持ち良い。 自転車を片付けると朝から風呂に入って、ゆったりと外の景色を眺めると気持ちも落ち着く。 東側の空は青空ですっきりと晴れていた。

 

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