茨城県日立市 風神山から高鈴山

茨城県日立市 風神山から高鈴山

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名称 茨城県日立市 風神山から高鈴山
日程 平成18年12月2日
天気 晴れ 風もなく穏やかな天気
結果 怪我も無く、楽しいツーリングでした
走行データ 特にとってません あしからず

概要

11月30日木曜日に行きつけのショップ店長から突然の電話があり、走りに行くから来い!ということで行ってきました。 今回は、地元日立のコースに竹谷さんが来ると言うので、久しぶりに一緒に走らないかというお誘いでした。

最近、ショップの行事にはほとんど参加していないので、ちょいと躊躇はしていたのですが、日常生活に嫌気が差していたので、良い気分転換になるかと、参加することにしました。 いつもと違ったメンバーで、普段走らないところを、しかもMTBで走ってみるのも、自分には刺激的ではないかと。 ただ、参加者が10人程度ということと、参加メンバーの中で、面識のある人は速い人しかしないし、ペースはかなり速そうにだし、迷惑のかからないように付いて行くだけで精一杯になるような予感がしてました。 目標は、「迷惑をかけない。(遅れすぎない、怪我しない)」、「着かず離れず」です。

 

コース紹介

スタート場所は、風神山頂上駐車場。 日立南太田ICからR6を北に走り、左側に日立製作所研究所があるので、その脇を山の上に向かって走って行きます。 簡単に行くには、ICから北に出て、石名坂を登って最初の交差点を左に折れるのです。 その途中に風神山に向かう道が左手にあるので、そこを曲がれば簡単に頂上に到着できます。 頂上直下の道は狭く車では対面通行ができないので、ご注意を。

風神山頂上には駐車場があるので、ここに車を置きます。 今回のコースは同じ道を往復するので、ここで十分なのです。

ここから、ハイキングコースを弓張山、高鈴CC、と経由し、高鈴山まで走ります。 今回は高鈴山が目的地で、ここで引き返してくるコースです。 踏み跡はしっかりしているので迷うことはないと思われますが、いくつか分岐があるので、スピードを出しすぎて行き過ぎてしまわないように注意しましょう。 基本的に尾根伝いに3つの山頂を巡るコースなので、各頂上を極めてないのに下り始めたら、道を間違えたと判断して良さそうです。 ただ、下ってしまったら、引き返してくるも良いし、そのまま下ってしまうのであれば、東に下ればR6に出るし、西に下ればR349に出るので、あとは自走して駐車場まで戻るのみです。 

風神山を出て弓張山までは比較的ハイカーも多いので気をつける必要がありますが、そこから先は歩きには交通の便が悪いので人も少なくなります。 走っているうちに、工事用の道路に出たり、ゴルフ場の管理道に出たりと、迷いそうなところもあるので注意してください。 ゴルフ場に出ると、この山脈を東西に横断している県道に出ますので、県道沿いに左に進みガードレールが切れたところの反対側に高鈴方面への取り付き点があります。 ここからも同ペースでアップダウンを繰り返しながら走って行きます。 

往路は上りベースで、復路は下りベース。 とは言っても、どちらにしても登り返しが多いので、楽ではありません。 また、往路では何箇所か押し・担ぎが必要なところもありますが、復路では勢いで下ってしまえるので問題ないでしょう。

 

では、走ってみました

久しぶりのMTBということもあり、不安がたくさんでした。 集合場所に着くと、メンバーが集合するのを待ちましたが、寒いのなんのって。 朝出発しようとしたら、窓ガラスが凍ってました。 今年初です。 そんな寒い中の集合でした。

いつものショップの走行会ではおなじみのメンバーのようで、一人ずつ集まると談笑を交わしています。 皆さん地元なので家から自走の人ばかりです。 車で来たのは、5人4台。 自走の人は風神山を上って来てるので、アップは終了といったところでしょう。 自分は知った人はあんまりいないので、特に喋ることもなく、一人で準備をします。 竹谷さんは古谷さんと一緒に車で乗りつけ、準備が整うと出発の合図です。

まず、簡単に店長からの挨拶、そして竹谷さんの挨拶でスタートとなります。 店長が最後尾を務めるので、自分はその1つ前を走ります。 スタート時点から譲り合いの精神で疲れます。 

走行順は、先頭を古谷さん、中間に竹谷さん、そして最後尾を店長といった編成です。 走り出しからペースは速く、もう早くも気持ちの中には暗雲が立ち込めてきました。 前方集団では、いつものメンバーらしく、ペースも読めて、楽しそうに先を行きます。 なのに、こっちは最後尾でなんとかチンタラと走っていくのです。 そうは言っても、走行会ですから、マイペースとかサイクリングペースでは先を行く人にも迷惑がかかるので、無理をしながらも走ります。 とにかく、かなり無理をして周りを見る余裕もなかったので、今回は詳細なレポートはできません。

今回の走りでは、その昔、大学の1年生の時に体験した、悪の最後尾スパイラルに完全にハマりました。 速い人たちがどんどんペースを作って先を行く。 後続が見えなくなると、適当な分岐や見晴らしの良いところで休憩して後続を待つのです。 やっとの思いで後続が追いつくと、「おう!やっと来たか。大丈夫か?じゃあ行くぞ!」との掛け声でスタートするのです。 速い人たちは、待ってる間に休憩しているし、身体も冷えるので早く出発したいのです。 そうなると、やっとの思いで追いついた後続集団は、ここで休憩することもできずに、後を追って出発することになるのです。 それが、次の休憩ポイントでも行なわれるのですが、距離も走行時間も長くなるので、身体が辛くなります。 先頭グループは、毎回適度に休憩があり、高速状態を維持することができるのですが、後続集団は追いついては休憩もなく後を追い・・・の繰り返しです。 当然の如く、後続は疲れ果てて後を追う気にもならなくなってきます。 最後尾を終始キープするのは、今回が久しぶりのことなので、本当に辛かった。

そんな悪のスパイラルを繰り返しながらも、なんとか走れるようになってきて、付いたり離れたりを繰り返しながら、時には最後尾から抜け出したりしながらも、なんとか走れました。 とりあえず、全く走れない素人ではないつもりなので、そんなに長時間待たせたわけではないと思います。と、自分を慰めるしかありません。

高鈴CC脇に出ると、やっと一安心。 残り半分だと、なんとか気持ちを高ぶらせます。 県道を横断し、向こうの取り付きに入ると、また上りの始まりです。 先はどんどん進んでいくので、必死になって付いて行きます。 とちゅう、押したり担いだりしなくてはならない上りもあり、完全に閉口状態。 本当になにも言えません。 ただ地面を見つめるだけで、脚も進みません。 そんなことを繰り返しながら、なんとか高鈴山頂。 山頂直下ののぼりで、3人組の後続集団にまで追い越され、口惜しい思いをしました。 中にはあのM2号がいます。

頂上からは展望が良く、遠くまで見渡せます。 電波塔があって、来た道を振り返ることができません。 やっと着いたという思いよりも、帰りのハイスピードに着いて行けるかと、そっちの方が心配でした。 体力に余裕のあるみなさんは、笑い話やら、レース結果にキャバクラを賭けたりと、楽しそうに談笑しています。 いまいち中に入り込む余地もなく、静観しているだけ。 だんだん身体が冷えてきたので、早く走り出したいのが本音でしたが、ここは集団行動です。 思うようには行きません。 そうそう、ここからは女性が一人追加で参加です。 舗装路をここまで一人で上ってきたようです。 ここから一緒に風神山まで下って行くそうです。

そこにハイカーの集団が上ってきました。 ゴミ拾い登山でもしてるのでしょうか、大きなゴミ袋を片手にたくさん上ってきました。 こっちも10人程度の集団ですが、完全に圧倒され、出発することになりました。

復路は基本的に下り基調なのですが、これがまた厳しいのです。 なにせ、エリート集団なので、早い速い。 下りの速度と勢いで、上り返しなどは一気にこなしてしまい、どんどん先を進みます。 一方こっちは、勢いはそこそこにあるのですが、上り返しまで一気にクリアできるほど勢いはなく、結局は失速してタレてしまい、どんどん差が開いて行きます。 心拍もかなり上がり、レッドゾーン近辺を行ったり来たり。 ところどころ撮影ポイント前で休憩が入り、カメラマンを先行させ、記念撮影が入ります。 ここぐらいはニッコリと余裕のある笑顔を向けたつもりですが、できた写真はどうなっているのでしょうか。 顔が引きつってたりして・・・ それから、復路では女性が一人加わったため、精神的に楽でした。 店長も女性に係り切りになり、後方を走ってくるので、余裕の気持ちで走ることができました。

復路で一度、痛い目に遭いました。 皆様は九十九と呼んでいましたが、そこの右コーナでコーナー左側にある立ち木に激突。 左肩と左手をぶつけました。 左手はグローブをとると、皮がむけて血が出て、ハンドルを力強く握れません。 左肩は帰ってから気付いたのですが赤く腫れてました。 でも、走る分には全く問題ないので、そのまま走り続けました。 ここは我ながら下手っぴ過ぎると思いました。 恥ずかしいくらい下りも走れなくなっている自分に情けなさまで感じたところです。

下りも後半に入ると、前方を走る人にも疲れが出ているのか、後方に下がってくる人が目立ってきました。 ときおり先に行かせてもらうこともありますが、やはりここは遠慮気味に後を待ち、最後尾を走るよう心がけます。 弓張山付近を過ぎると、またハイカーが何人か現れてきます。 チョッと走っては譲ってと、繰り返しているうちにまもなくゴールです。

 

走った後に想うこと

皆さん速いですね。 「着かず離れず」を目標に頑張ってきましたが、とりあえず大きな迷惑をかける程は遅くなかったようです。(と、勝手に自分で判断) 久しぶりにMTBに乗って、人と走ったので疲れました。 でも、いつも一人でロードに乗ってるよりは幾分にも楽しかったですね。 いつものSOMETIMESメンバーではなく、違うメンバーで自分よりも速い人たちばかりってのが刺激があり、また精神的負担が大きかったため、「走らねば!」という状況に追い込まれ、いつも妥協してしまう点よりも、もうちょっと頑張って走れたのではないでしょうか。 やっぱり自分よりも少し速いぐらいの人と走ってないと、すぐに妥協してダメですね。 今回は反省することが多い充実した走りでした。

あのあと、皆さんは竹谷さんを囲んで御宴会を行なったということでした。 また、翌日は竹谷さんとロードツーリング。 皆さん、たくさん走って楽しかったみたいですね。

8時半過ぎにスタートして13時前にゴールですから、4時間ちょっと。 運動強度も高い状態を維持し、しかも小休止を含みながらの4時間ですから、久しぶりのかなりの運動量です。 これくらい必死になって走ってると、本当になにもかも邪念なんぞは払拭され、前方にあるギャップや坂を乗り越えることだけに集中します。 完全に普段の生活とは違う環境に自分を追いやることになるので、精神的にもスッキリとした感覚になります。

しかし、このショップができる前は日立の山の中を一人で走ってても、自転車の人間には誰一人と会うことはなかったのに、今ではこんなにたくさんの人が走るようになってる。 会社に入って、勝田なんぞの田舎に追い遣られ、近場で走るところはないかと、5万図片手に山の中に入って、高鈴、神峰辺りを走りまくったものだ。 91年の頃である。 すれ違うハイカーは自転車に驚き、ビックリしてたものだ。 そして、このショップが山の下にできて、走った帰りにショップに寄ってコースを紹介したら、少しずつ山の中を走る人が増えてきた。 自分も何人かを誘って山を走ったこともあった。 しかし、そのうち自分が山を走らなくなってきたと思ったら、いつの間にかこんなにたくさんの人が走るようになってた。 しかも、オリンピック選手の竹谷さんまでが走るコースになっているとはビックリである。 この日立の山にも自転車が走るようになって、自転車文化が根付いてきたのかと思うと、ちょっとうれしく感じるものである。

 

走ったコースはこちら

出発前の集合写真

 

せっかくなので竹谷さんと写してみました

以下、O2店長から頂いた写真です。ご協力頂きました。

休憩中には竹谷さんからレクチャーあり。

高鈴CC近くの尾根を横断する県道 反対側の取り付き部分へ横断します。

高鈴山の頂上展望台。 こんな感じで見えますが、特に目立つ山もなく、平坦な感じです。

帰りに備えての休憩なのか、キャバクラ話で盛り上がっているのか・・・

九十九の下り かなり腰が引けてますね。 ちょっとビビッてる。

余裕の王者の風格 

ホラ、左の写真。見える位置に居るでしょ。 大きくは遅れてないときもある。 でもすぐ後ろで・・・

不思議な集団がガードレールの向こうに並んで休憩中

ぼちぼちゴールが近づいてきました。

ゴール後の集合写真。 皆さん疲れているのでしょうか? それとも余裕?

 

 

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