うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭'06

うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭'06

もどる

名称 うっかり八兵衛 秋の収穫祭06
日程 平成18年9月10日
天気 晴れ
結果 14位
メンバー A氏(断裂紙)、モリモリ1号、わたくし

前夜祭

 毎回毎回書いているが、このレースは、自宅から一番近いところで開催されるレースである。 しかも、耐久レースなので、複数名で走ることになる。 このため、毎回のことですが、走るメンバーが前日から我が家に集まり、前夜祭と称して宴会をする。 つまりこれは、走れなかったときのための言い訳作りでもある。

 今回のレースは、メンバー4人で1チームとして参戦の予定だったが、S氏が急遽仕事のため、結果的にメンバー3人の参加となった。 今回の3人は、私本人、A氏、そしてモリモリ1号。 モリモリ1号は家族連れで来たので、良いところを見せようとヤル気満々である。

レースに参加できないS氏も宴会だけには参加するために夕方には現れ、翌早朝には仕事に向かって帰って行ったのでした。

 

スタート

今回のスタートもモリモリ1号。 あまりにも暑いので、スタートを見に行く気力もない。 奥さんが一人でスタートラインまで見に行った。 こちらはピット脇で通過するのを待ち受ける。 待っている間にも太陽は雲間から顔を出し始め、とにかく暑い! ピットは周りを木に囲まれた低い位置にあるので、ほとんど風は通り抜けず、とにかく暑い!

今回は、Jシリーズと日程が重なっていたため、エリート集団は不参加となっており、絶好のチャンス。 いつもよりは順位が上に行くのではないかと淡い希望を持ち、スタートを待つ。

スタートと同時にわらわらと走り出した。 モリモリ1号は9番手ぐらいでスタートを切ったようだ。 ピットは相変わらず暑い。 全く風がない。 15分もするとモリモリ1号が帰ってくる。 そうそう、小学生とも思えないくらい大きくて早い子供がショートカットコースから降りてきた。 大人の1位と同じくらいの時間である。 このレベルの子供が4人も集まって、レースに出たら、小学生チームの入賞も無理はないといった感じ。 とにかく速いのである。 ちょっとビックリした。 だってモリモリ1号より速いんだもん。 ビックリ。

 

レース中のこと(1)

モリモリ1号が帰ってくると、2番走者は私です。 最初の周回なので、とりあえず無理しないで、マイペースを守ろうと走り出しました。 当然1周で交替です。

途中何箇所かコースが変わっているところがありました。 細かいところは省略して、2段坂の手前が崩れたためなのか、今までとは違うコースになっていました。 そして上りきってからの下りのSTでも少し変更が加えられていたようです。 あれだけの人数が走れば、コースは荒れるだろうし、少しずつでもルートを変えなければ、崩れていくものではないでしょうか。

さて、そんなこんなで1周を終えてピットに戻りました。 この待っている時間の暑いこと。 なにせ風は全くなく、日陰もないので、汗が引かないのです。 次の走者のA氏が帰って来ても、まだ汗が引きません。 再度モリモリ1号が走り始めてもまだまだ。 こんな状態ではなかなか走り続けることができません。

オフィシャルからのアナウンスでは、会場の気温37度、湿度65%とのこと。 かなりの暑さです。 ピットが盆地になってて、風が全く抜けない配置となっているために、こんなに気温が上昇しているのです。 これじゃあ、汗が引くわけないです。 酷暑の苦しさの中、走って耐久、休憩しても耐久といったところでしょう。

レース中のこと(2)

そんな酷暑の状況の中で、熱中症の患者が出たということで、なんと救急車の要請がありました。 これまでにも、二段坂脇の下りの周辺で転倒して救急車という事例はありましたが、ピットで倒れたと言うことは初めてです。

救急車がレースコースを下りて、ピットまで入ってきたのです。 こんな状況はこれまでにはなく、初めてのことでした。 このため、救急車によりピットコースが塞がれたため、レースが一時中断となりました。 患者の収容を優先させ、救急車がコースを離れたところで、レースは再開となりました。 モリモリ2号は、ピットに戻ってきたときに、ちょうど救急車の後ろで足止めされたようで、しっかりと休憩を取っていたようですが、そのまま走り続けることはなく、しっかりとピットに入って交代されてしまいました。

ところで、あの暑い状況で熱中症とは。 そもそも、こんな状況でレースをするのが分かってる、少なくともレースを心がけてやっていこうと言う人が、熱中症になるとはどういうことでしょうか。 十分に水分を補給し、適度に栄養を摂ってというのは、スポーツの世界では常識でしょう。 通常の練習やツーリングでも同じことことかと思います。 厳しいことを言うようですが、自己管理が甘いのではないでしょうか。 ちょいと残念な気がしました。

ゴール

レースの方は順調に進み、残すところ1時間を切りました。 どうも走行順番や周回数を考慮しても、最終走者が自分になることはほぼ確実です。 昨年の秋は、最終走者のつもりはなかったのですが、3時間くらいで大雨で中止になった際に、たまたま走っていたのが自分だったため、最終走者になってしまったのです。 しかし今回は、残り時間や前走者の周回数からも自分の最終走者は確実です。

予定通りにモリモリ1号は3時間50分頃にピットへ帰ってきました。 最後周回はサイクリング気分で怪我のないように完走するだけだと心に決めて走り始めました。 周りには、ヘロヘロでぶっ倒れそうに走っている人もいれば、最後の力を出し切るつもりか勢い良く走っていく人か、どちらかに別れているのでしょうか。 自分が抜いていく人は、いずれもヘロヘロで余裕のなさそうな人たちばかりです。 一方、自分をどんどん抜いていくような人は、まだまだ走れるような元気の良い人ばかりです。 そういう自分はどうかと言えば、そんなにヘロヘロでもなくマイペース。 いや、実は目一杯で厳しくて辛いのかも。 ま、出場者全体の平均よりは速い部類には入るのでしょうけど、自分の中ではもういっぱい。 なんとか早いところゴールして終わりにしたいという思いで走っているだけです。

途中、スタッフからも、「こんなギリギリの時間に最終ライダーで走ってるなんて珍しいなぁ。 もうとっくに着替えて、撤収してるかと思ったよ。」とまで言われてしまいました。 

なんだかんだで、最後の下りを終えて、田んぼの脇の道を走ると、ピットへの最後の上り口で渋滞が発生しているのが見えてきます。 毎回恒例の上りコールが聞こえてきます。 自分は意外とこういうのには冷めたところがあるので、一生懸命上り切ろうという意志は最初から全くなく、適当なところで脚を着けば良いやと、ギヤもそのまま適当に上り始めました。 すると予想通りに6割程度のところでゆっくりと足をついて、そのまま余裕で押し上げてゴール。 レースが終了しました。

ピットに戻ると、我がチームはすでに撤収が始まっており、ゼッケンを返却したのも我がチームが1番でした。 とにかく撤収が早いのはスタッフにも良く知られており、皆勤賞を頂いたときも、表彰するから帰らないでと予め言われていたくらいですから。 

 

なんだろう

今回はとにかく暑かった。 37度という気温と65%という湿度には誰もがやられたことと思います。 3時間を過ぎる頃になると、ピットにも影が落ちてきて、風も出てきたので涼を得られるようになりましたが、それまでは本当に暑かった。 重い空気が体中にまとわりつくような、イヤな感じ。 前夜には雨が降って当日は晴れたため、湿度は高く、厳しかったです。 こんな中で熱中症患者が出たのは、もう少しどうにかしてくれよと言った感じがします。 これだけはスタッフがどうのこうのということではなく、本人の自覚の問題ではないでしょうか。 また、本人がそういうことを自覚できないのであれば、彼らを誘った仲間達が気を使って未然に防ぐようなことはできなかったのでしょうか。 暑ければ冷やす、汗で水分を失えば補給するというのは、スポーツだけではなく、日常生活や仕事でも当然のことです。 どうしても初めてレースに出たりすれば、走ることや、周りのことで一杯になって、自分のことに気付かなくなるものです。 慣れてない人を誘うときには、自分以上に気を使ってあげて、事故のないようにしてあげたいものです。 レースの裾野を広げるためにも、経験者は初心者に対して親身になってあげるべきでしょう。 非常に残念な結果です。 幸い大事には至らなかったようで、点滴程度で元気になったそうです。 良かったですね。

この結果を真摯に受け止め、今後は自分だけでなく周りの人にも気を使って、楽しいレースをやって行きたいです。

でも自分も人のことばかり言ってられる立場にありません。 今回はかなりきつかった。 二日酔いと暑さが重なって、かなりヤバかった。 最初の周回ではコース脇でゲロして、ピットに戻ってきては、ピット脇にゲ〜。 こんな状態こそ、レースに対する心がけゼロでした。 深く反省して、次回はもう少し酒に強くなるように鍛えねばと、いやいや酒量を減らさねばと反省したところです。

 

写真集

とりあえずまず自分の写真から 口開いてまっせ。

A氏 木立の中を駆け抜ける感じがキレイです。

我がチームのエース モリモリ1号 カッコ良くさまになってます。

最後のゴールは、疲れてて上りきる気力がなかった・・・

 

もどる

 

 

 

 

 
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送