うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭'05

うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭'05

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名称 うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭’05
日程 平成17年9月11日
天気 快晴 → 土砂降り
結果 9位/約120チーム (モリモリ1号 S氏 わたくし)

前夜祭

 毎回毎回書いているが、このレースは、自宅から一番近いところで開催されるレースである。 しかも、耐久レースなので、複数名で走ることになる。 このため、いつも走るメンバーが前日から我が家に集まり、前夜祭と称して宴会をする 走れなかったときのための言い訳作りでもある。

 今回のレースも、前回同様1チームの参戦となり、メンバー3人の参加となった。 今回の3人は、私本人、S氏、そしてモリモリ1号。 個人の紹介とMTBの詳細は省略とします。

前日15時頃に集まると、買出し、そして飲みが始まったのです。

今回のメニューは外で焼肉である。 天気も良く、暑かったので生ビールが心地良く喉を通過していく。 まるで水のようにどんどん消えていくのである。 始まったのは16時頃だったかと思われるが、終わった時間も良く覚えていない。 0時過ぎまで外で遊んでいたように思える。 それに4歳の我が子も混じって良く夜中まで遊んだもんだ。 いつの間に撮ったのか、デジカメに写真が残されているのを見ると、酔った勢いで夜中まで子供達と戯れていたようである。 おかげで酔いは凄まじく回り、かなり記憶が曖昧な状態である。 花火もやったし、子供達にとっては楽しい夜だったのではないでしょうか。 大人にはヘロヘロ。 酒は回るし、翌日はヘンな筋肉痛にも襲われるし。 

 

起床!

朝はかなりスッキリと起きられた。 今までにない寝起きでした。 部屋の中も、外も意外と片付いている。 記憶はないが、どうもしっかりと酔っ払いながらも片付けたようである。 それでもなんとか朝食を済ませると、出発。

途中のコンビニで買出しを済ませると急いで会場へ。

会場では、毎回のことながら試走する気ないし、着替えもせずに、木陰で休憩。 9時前なのに暑い! 暑い! 暑い! 二日酔いの感じはあまりないようだが、身体はダルイ。

 

スタート

今回のスタートはモリモリ1号。 あまりにも暑いので、スタートを見に行く気力もない。 とにかく暑い! ピットは周りを木に囲まれた低い位置にあるので、ほとんど風は通り抜けず、とにかく暑い!

今回は、Jシリーズと日程が重なっていたため、エリート集団は不参加となっており、絶好のチャンス。 チャンスといっても、我らのチームにはそんなに関係ないような気もするが、いったいどうなんだろう。 うまくいけば上位入賞も可能か? せめて一桁にはいけるのか? といった思惑が交錯します。

スタートと同時にわらわらと走り出した。 モリモリ1号は20番手ぐらいでスタートを切ったようだ。 ピットではタープの下で日を避けるが、風が無いため、涼しさが全く感じられない。 かなりへこたれる。 15分もしないうちにモリモリ1号が帰ってくる。 なんと8位だ。 今までになく好成績だ。 あとは、S氏と私が如何に抜かされずにペースを維持できるかが課題のようである。 

 

レース中のこと(1)

さて、モリモリ1号を送り出すとゆっくりと休憩に入りました。 日差しが斜めに入ってくるので、テントのレイアウトを変更し、身体を横たえようとするのですが、背中がシートに張り付き、不快感さえ出てきます。 風の通る空間をなんとか作ろうとするのですが、ほとんど無風。 悲しいくらいです。

今回は久しぶりに八代正殿が来てマイクを握っていました。 久しぶりの八代弁です。 どうやら朝から缶ビールを数缶も飲んでいる模様で、既にかなり饒舌な状態です。 会場スタッフに一通り挨拶がてら一周すると、今までとはなんだか違った感覚がありました。 速い人達がいないためか、静かなものがありますし、レースをけん引するような、先頭を争うような感じが見つからないのです。 ピットの方も、小ぢんまりとして前回ほど多くは感じられません。

一通り会場を見渡すと、自分の出走出番なのでピットに戻ります。 ピットは相変わらず暑く、落ち着いて待つと言った状況にはなれません。 早々と装備を身に付け、モリモリ1号を待ちます。 モリモリ1号が来ると速やかに交替です。 はじめの周回なので、1周で勘弁です。 

ピットから坂道を登り始め、左手に曲がってシングルトラック(ST)に入ります。 そこから小さなアップダウンをクリアすると泥道を横断します。 ここまでの区間で一部道が広くなっている箇所がありました。 それから砂利道でアップダウンを繰り返し、九十九折の上に到着します。 九十九の下りは、全てが土のうで補強された状態であり、土の道は見えていません。 何日か前の大雨で全て流されてしまったのでしょう。 ところどころ、土のうも崩れており、ブレーキをかけると土のうも崩れ、土のう表面でスリップしてと、コントロールが難しい状況でした。 続いて、後ろのSTですが、ここは今までと同じ状況。 あんまり変化はありません。 ただし、下草がかなり刈られており、とても走りやすくなっていました。 そしてジープロードを上り、二段坂へと向かいます。 相変わらず2段坂はきつく、体力的にもきついものがあります。 そして、カッ飛びSTを駆け抜けて、上り返しを過ぎると、田んぼのわきのラストスパート。 計測ポイントの前の最後の上りがまた土のうで走りづらい。

新車購入後は1度だけ、このコースを走りに来ましたが、そのときも快適に走ることができ、新車の快適な乗り味を感じることができました。 それから、あっちの山、こっちの山と何回か乗り、今回が新車5回目の走行会です。 全開でレースするには、まだ練習が足りない感じです。 それでも、10年物のトレックより、数段は快適な乗り味でした。

そんなこんなでピットに着きました。 体中から汗が噴出します。 湿度も高く、ウェアはウェット状態。 30分たっても汗が引かないのです。 とにかく暑い。 八代アナウンスでも、とにかく熱中症や熱射病にならないように水分の補給はするようにとのこと。 オフィシャルでは氷まで配っていました。 会場を一周しましたが、涼しいところはどこにも見つかりません。 木陰に行っても風は来ないし、テントの下でも風はない。 次の出番までの間に汗が引かないなんて最悪ですよ。

レース中のこと(2)

今回はJシリーズ組が参加していないことから、我々のチームにも少しはチャンスがあるかと言う状況なのですが、我がチームのエースモリモリ1号が万全ではありません。 2週間ほど前にロードで転倒し、右人差し指を負傷しているのです。 普通に走っている分にはなんとかなるらしいのですが、下りで自転車を押さえ込んでブレーキングをするときには、辛いものがあるそうです。 そのためか精彩を欠いており、走りにもキレが見えません。 我がチームは完全にエース頼みのため、彼が走れないともうダメです。 お手上げ状態になってしまいます。 

一方、S氏はどうでしょう。 やはり暑い暑いと涙に代わり汗を流しています。 でも、イマイチ完全な状態ではないようで、走りにキレがありません。 ピットに入るときは、暑さとダルさでヘロヘロのようです。 

自分としては、うっかり参戦歴の中で初めて転倒しました。 うっかり参戦歴というか、コースオープン前の試作段階からも初めてのことです。 九十九坂を下って、その先での出来事。 小さな上りを過ぎて、2回目の小さな上りの木の根がコース中を横切っている地点で、前走者が押していたので自分も押しを強要され、下りで飛び乗った瞬間にペダルをキャッチできず、慌てたら前輪ロック。 そのまま前転一回転でした。 なんと情けないことか。 幸いなことに怪我もなく自転車も無事だったのですが、今まで一度も無かったことが、こんな形で発生したことにショックを受け、寂しくなりました。 これ以外はは、全部キチンと乗れたんだけどなぁ。

 

ゴール

さてさて、レースも半分を過ぎるとなんとか気持ちも落ち着いてきたのですが、北の空がだんだん暗くなってきました。 突然、雷の音が聞こえてきたりと、これからの雲の行方が気になります。 少しずつは気になっていたのですが、気温も下がってきて、風も出てきて、ピットとしては快適になってきたのですが、かなり不安です。

3時間を過ぎた頃でしょうか、自分の出走順番となり、みんなの負担を減らそうと、残りの1時間を自分ひとりでこなそうとスタートしました。 ポツリポツリと降り始めていたのですが、まだまだ雨はなんとかなるだろうとの思いからスタートしました。 モリモリ1号も「本当に行くんですか?」なんて言ってくるけど、その言葉の裏には、「ほれほれ、雨を理由に走りを辞めたって言っちゃうもんねぇ〜」という思惑があるのではとスタートを切ったのです。 

ピット脇の坂道を登り始めたときは雨もまだまだでしたが、STに入った途端に雨脚が激しくなりました。 木の葉を叩く雨の音が激しくなったのです。 まだSTの中だったため、雨の勢いを感じることなく走り続けたのですが、チョッと開けたところでは激しい雨を背中に感じました。 「なんだよこれ。 スゲー雨じゃん!」 上からは土砂降り、前走者や前輪からの跳ね上がりで前が見えません。 かなり危険な状態。 それでもなんとか走りきらねばと前を急ぐのですが、いかんせん前が見えない。 そんなうちに九十九坂に着いたのですが、前は下りで渋滞。 どうやら、スタッフから「危険なため自転車を押して下ること、レースは中断するのでショートカットしても良いからピットに戻ること。」との指示を受けて、ピットに向かいました。 九十九坂を下ったところで池の脇に出て、子供用ショートカットを経てピットへ戻るのですが、子供用のコースも土でツルツルのため走れる状況ではないし、コースは川のようでじゃんじゃん水が流れています。 ここも押しで渋滞しており、ピットまで帰るだけでヘロヘロです。

ピットも様相は様変わりしており、ピットが川のようにじゃんじゃんと水が流れているのです。 参加者は近くのテントやタープの下へ避難しており、誰もがヤル気を失せた状態で顔を見合わせています。 自分もタープの下には入り込んだのですが、激しい雨音に「こんなところ走るなんてキチガイだ!」と自分を叱責しました。 3時間も走ったし、これだけの雨なら中止となっても、誰も文句を言う人はいないでしょう。 「バケツをひっくり返した様な・・・」 とは、まさにこのような状況ではないでしょうか。

しばらくすると、スタッフがピットの間を中止宣言しながら回って行きました。 皆安堵の顔が見えますが、この雨ではどうすることもできません。 傘も無ければ、カッパも無い。 テントの下から抜け出すことはできないのです。 痺れを切らした人は、ビニルシートを被って移動を始めたりしていましたが、ほとんどの人は顔を見合わせているばかり。 中には、やっとコースを走りきってとぼとぼと帰ってくる人もいて、自分なんてまだピットに近いところで良かったという感じです。

そうです。 これでもゴールです。 これでも最終ライダは自分です。 せっかく最終ライダとして1時間走ろうと思ってたのに・・・と言ったら、ぶちのめされそうですね。

ま、無事にゴールできたので、助かりました。 お疲れ様です。

なんだろう

途中で雨に降られたのは今回が初めてではないですが、中止になったのは初めてではないでしょうか。 全戦制覇の自分としては、こんな状況で中止になるのは初めてのことです。 なんだか拍子抜けと言うか、寂しいものでした。 でも、新車での参加といい、友達と走れるということはとても楽しく、また次回も期待したいと思います。

次回は春ですが、4時間になるということで、気を抜くわけには行きません。 これから冬にかけてしっかりと走らなければ、体が対応できません。 もう少し、走るウェイトをオフロードにもシフトしていかなければ、ダメですね。 ま、基礎体力はキチンとロードで確保しておくことが前提ですけど。

それから、今回は大前転がかなり恥ずかしかったので、次回からは楽に走れて、最後の坂もラクラク上れるようにしたいと思います。 やはり練習第一ですね。   

 

 

 

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