うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭'04

うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭'04

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名称 うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭04
日程 平成16年9月12日
天気 晴れ
結果 32位/123チーム (S氏 A氏 わたくし)

前夜祭

 毎回毎回書いているが、このレースは、自宅から一番近いところで開催されるレースである。 しかも、耐久レースなので、複数名で走ることになる。 このため、いつも走るメンバーが前日から我が家に集まり、前夜祭と称して宴会をする 走れなかったときのための言い訳作りでもある。

 今回のレースは、前回に引き続き1チームの参戦となり、メンバー3人での宴会の予定であったが、急きょ地元のエキスパートライダの参加となった。 4人の紹介は、私本人、S氏(碓氷峠で涙目になった彼)、A氏(前前前回の秋の大会で靭帯断裂復活をとげた)、そしてモリモリ2号(現役エキスパートライダ)。

 S氏は埼玉県から我が家まで来る途中で、筑波山周辺を走り回ってからの到着。 なぜか今回は一番気合が入っている。 前夜祭で美味しくビールが飲めるようにと、前夜祭にかけたのか?

 S氏とはさっそく買い出しに。 今夜のメニューは前夜祭標準スタイルのバーベキュー。 庭での宴となった。

家に帰ると、まず炭を起こし、それから諸所の準備作業に。 炭起こしが完了し、さてそろそろといったタイミングでモリモリ2号登場。 今回のテコのために呼び出したはずなのに、まるで彼のために炭起こしをしたようなタイミング。 最初のビールを開けたのは3時半頃だったか。

とちゅう5時頃にA氏が到着。 飲むペースは変わることなく、夜は更けていくのであった。

最終は2時と人づてに聞いてはいるが、それでも10時間も・・・

 

起床!

朝起きると、庭の残骸を片付けるほど少しは余裕があった。 頭の奥には鈍痛が残っているような感覚はあるが、なんとかなりそうな感じ。 朝食を済ませると、出発。

ところがところが、我が家から電話が入り、「A氏の財布が食卓の上に置き忘れてる。」とのこと。 途中のコンビニで彼を待つこととし、その間に買出しを済ます。 会場に着くと、受付終了の30分も前。 会場のスタッフからも、今年は例年になく早いけど、なにかあったの?とまで言われるくらい早かったようです。

しかし、毎回のことながら試走する気ないし、着替えもせずに、駐車場の木陰で昼寝してるのは相変わらずか・・・

 

スタート

今回のスタートはS氏。 前回の「うっかり」でシートピラーを折り、なくなく帰ってきたのを覚えております。 その彼が新車を手に入れたのです。 今は亡きアスクル(横浜ゴム製)でSHOWAのグラビエにカンチブレーキという仕様だったのですが、今回のトラブルを機に、決断したそうです。

今回のマシンはOTAKE号にフルXTR、ディスクにチューブレスと最新のスペックを身にまとい、やる気満々。 本人曰く、「やる気を40万円で買った。」とのこと。 彼の走りはどうかと期待が高まるばかりです。

号砲と共にいっせいにスタートを切りました。 真ん中より下でS氏はスタートラインを切りました。 ゴールは4時間も先です。 頑張っていきましょう。 彼の予定は1周。 どのくらいのタイムで帰ってくるのでしょう。

 

レース中のこと(1)

S氏のスタートを確認するとしばらくは休憩です。 出走順は、S氏、A氏、そして自分。 これからまだ30分は休憩できると思うと、気楽なもんです。

二人の走行が終わり、自分の番になると、もう走るしかありません。 まず最初の砂利道を上り、シングルトラックに入ります。 なんとか自分のペースで走るのですが、一回目と言うこともありペースはあげられません。 九十九折もなんとかクリアし、そこそこ走れることを確認しました。 そして、2段坂。 なんとなく、走りきれてしまったので、このままもう一周、無理をしてみました。

最初のシングルトラックに入る頃には、なんとなく後悔し始め、「やっぱり、一周で止めとけば良かったか。」なんて思い始めたのです。 墓地を見渡す東屋を右手に通過した辺りから、なんとなく込み上げるものを感じ始め、とうとう停車してゲロを吐いてしまったのです。 今まで、何度もこのコースを走っていますが、九十九でも2段坂でもコース上に足を着いたことはなかったのに、こんな普通の平坦路で足を着くとは。 しかもゲロのため。 ショックでした。 でも、なんとか吐き切って、走行を再開。 途中途中で、何回か込み上げてきましたが、出るまでには至らなかったのですが、口の中が粘っこく、不快な状況でレース継続です。 それでも、なんとか走りきることができました。

しかしながら、ここ数年の参加で、最初から2周連続で走ったのは久しぶりです。 何年振りでしょうか。 少なくともこれくらいのやる気が継続すれば、なんとかなるのに。 こんな珍しい光景に、周りの知り合い達や、ショップの店長までも、最初から2周なんて珍しいとか、無理するなとか、なんかあったのとか、走ってる脇から言われてしまいました。 それくらい珍しいことだったのです。

 

九十九坂を下るA氏 オータケ号にグラビエ仕様。 1mmも乗ってないなんて信じられないくらいに、ポジションも安定していますね。 これなら安心です。 後はエンジンの問題だけです。

 

自分の走る姿はあんまり見ることがないので、パッと見は淡々と走っているようですが、心臓バクバク、脚は回らずと苦労しているところです。 毎週ロードでは走ってますが、MTBは年に2回の「うっかり」のみ。試走もしませんから、ひどいもんです。

 

 

 

レース中のこと(2)

まだまだ、レースは続きます。 A氏は今年のGWにひたちなか2耐久、筑波8耐と2連戦したあとは1mmも乗っていない状況。 今回は、ほとんどサイクリング状態で走ってきました。 帰ってきてもつらそうな表情で、疲れを隠せません。 さすがに20分は掛かりませんでしたが、それに近い状況。 ほとんどサイクリングに毛が生えたような状態。 やはり自転車も何でもですが、継続は力なりですね。 

一方、新車のS氏は快調に飛ばしています!と書きたいところだが、相変わらず坦々とマイペースで走っております。 新車と一緒にやる気も買ったので、涙目なんかになっている暇はありません。 

とにかく、今回は自分としてもいつもより少しは走れるような気がしたので頑張ったので、ピット休憩中に途中順位を確認する余裕もなかったし、野菜や果物を手に入れる余裕もありませんでした。 走って帰ってきては、精根尽き果ててダラダラとピットで横になり、自分の番がくると、身を奮い立たせ頑張って走りに行くのです。 自分達は、地元ショップO2の目の前にシートを敷いただけの休憩エリアですので、彼らのような快走チームには我々の怠惰は見苦しく見えたことでしょう。 しかし、年取って遅くなると言うのは、こういうことなんですよ。 お若い皆さん。

 

 

S氏は二段坂もなんのその。 新車パワー炸裂でガンガンと後から追走しています。というように見えますが本当はどうなのでしょう? 実は登りの取っ付き早々で抜かされたのかも・・・ 

 

 

この子が立ち止まったその後に、突っ込みそうになるS氏。 ここでこの子に突っ込んでいたら、また人生も変わったかもしれません・・・

 

しかし、なにもなかったように、コーナーをすり抜けるところが、走りなれているところですね。 決して慌てず、冷静に判断。なんとカッコ良いのでしょう。

 

 

 

ゴール

さてさて、そんなこんなで4時間が過ぎ、ああだこうだでレースも終了です。

最終走者の栄光を新車S氏に委ね、ゴールを待ちます。 なぜかゴール前の最後の激坂で上りのショウタイムが始まりました。 坂の下に並んで、一人ずつ順番に上っていくのです。 ゴールタイムの計測はどうなっているのか分かりませんが、ここで整列ゴールしているので、レース順位に影響はありません。 ただ、最終周回のラップタイムが異常に長くなるだけのことです。 S氏の番になり、彼が一生懸命に坂道を登ります。 余裕の表情で上っていきます。 いつぞやの涙目の面影は残ってません。 パワフルな走りで、なんなくクリアすることができました。 これで、今回のレースも終了です。 お疲れ様でした。

そして、今年もたいした賞は頂けることはないぞと、早々に撤収し、会場を後にしました。

今回はしっかりと走りました。 私が5周、A氏が4周、そしてS氏が6周で15周でした。 順位は30番程度かというところでした。 S氏は新車パワー炸裂ということで、最終周回を受け持ち、プラス1周となりました。

 

反省

今回の前夜祭は、我がTEAM SOMETIMESのメンバーにI-MIXのメンバーを加えて行われました。 相変わらず良く飲み、良く食いといった形で開催されました。 人数は少なめでしたが、食材も豊富に食べ尽くし、飲み尽くしたというところでした。

しかし、自分にとって幸いだったのは、子供のおかげです。 子供のせいで集中して飲めなかったのと、子供を寝かすために一緒に眠ってしまったためです。 このため、睡眠時間が若干多くなり、功を奏したのでしょう。 でも、レース会場で出会う人達みんなが、今回も私は二日酔いでヘロヘロだと思っており、やはりそれが定番となった今では、無理にそれを覆す必要もないでしょう。 「うっかり」は我がチームにとっては、あくまでもお祭り気分のイベントということにしておきましょう。 幸いに、集まりやすく、参加費も安く、止まる場所もある。 こんなコンビニエンスなレースは他にはありませんからね。

それから、懸案だった旧モデルMTBについても、明るい日差しが見えてきたような、そうでないような。 昔の格言で「自転車を買うと言うことは、やる気を買うと言うことだ!」と言うものがあり、やる気を高めるためには、まず自転車を買えということです。 自分のトレックも95モデルであり、10年前のやる気もさすがに疲れてきたようです。 たしかにトレックを買ったときは、若かったし、やる気も満々だったので、うっかりコースも何度も練習で走っていました。 自分が言い出しっぺになって、同コースで開催した初のレースでは初代コースレコードを記録するなど、やはりやる気も十分だったのかもしれません。

ぼちぼち、ここらで新しいやる気を手にする必要があるのかもしれません。 しかし、やる気やる気とは言っても、今更XTじゃやる気は出ないだろうし、LXじゃ「やる気あんの? それじゃママチャリじゃん。」とまで言われそう。 そうなると、XTR、ディスク、チューブレス等々の完全武装で固める必要はあり、そうなると40万円超のやる気が完成することになりそうです。 しかし、やる気の種類がなかなか選定できません。 レーシーなやる気、ファンライドなやる気、ツーリングなやる気、ご老体に優しいやる気。 たくさんあるだけに、悩むところです。 毎回、こうして悩みながらも同じ自転車に乗り続けるのでしょうか。 それとも、自転車紹介のコーナーで新車の発表ができるようになるのでしょうか。 それは今後の楽しみにとっておきます。

 

 

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