うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭'03

うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭'03

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名称 うっかり八兵衛カップ 秋の収穫祭
日程 平成15年9月7日
天気 曇り
結果 14位/127チーム (M君 わたくし)

36位/127チーム (N氏 A氏 S氏)

前夜祭

 毎回書いているが、このレースは、自宅から一番近いところで開催されるレースである。 しかも、4時間耐久なので、複数名で走ることになる。 このため、いつも走るメンバーが前日から我が家に来て、前夜祭と称して宴会をする 走れなかったときのための言い訳作りでもある。

 今回のレースでは、2チームの参加となり、5人での宴会となった。 5人の紹介は、私本人、N氏(酒エリート)、M氏(エキスパートライダ)、S氏(碓氷峠で涙目になった彼)、A氏(前回の秋の大会で靭帯断裂復活をとげた)。 チームの組み合わせは、私とM氏の2人チームと、残りの3人チーム。

N氏、M氏の神奈川県組が来ると近所のストアに買い出しに行き、卒業してから十年以上もたつのに学生の頃と同じ感覚で、「足りなくなったら寂しいから、とりあえずたくさん買っておこう。」と、カゴの中は一杯に。 大変な量の食材を前に、心中穏やかではなくなってきた・・・ 家に戻ると埼玉県から参加のS氏が家の前で待っていた。

 宴会の開始は17時頃。 今年は趣向を凝らして庭でバーベキュとした。 見渡す限りの広い庭で、空を見上げながら、心行くまで飲み始めた。 快適なペースで飲み始めた。 炭火の取り扱い、肉の焼き加減、酒の飲み具合、全てについて誰に気兼ねすることなく勝手気ままな飲みが始まった。 学生の頃からの十数年、気心の知れた仲間とは気楽である。 家には妻も子も居らず、酒飲みの5人だけである。

どんどん酒が消費されてかなり酔っ払った頃(多分8時ころ)、会社の後輩を突然呼び出して参加させた。 彼はエキスパートライダーで来年もエキパに残留らしい。 翌日のレースではそこそこの結果を出したいようだ。 我がチームのエースM氏とはお友達らしい。 クラインでさっそうと駆けつけた。 彼にも走れなかった言い訳を作ってあげようと思ったのだ。

さらに2時間が過ぎて、22時頃、A氏がやってきた。 地元羽生の地ビールを持参してくれた。 後日談だが、これを飲んだ記憶が残ってる人は誰もいなかった。 それくらい酔っ払っていたようだ。 飲み始めて既に5時間。 正気なはずはない。

結局、夜中の12時過ぎからぼちぼちと片づけをしつつ、飲みつつ、1時頃には終わってしまったようです。 なにせ記憶が定かでないので、何時に終わったとは言い切れないのです。 翌日の片付けの結果から、飲んだ量は、缶ビール500ml×22本、缶ビール350ml×1本、瓶ビール330ml×6本、ワイン750ml×2本、焼酎 約1000ml×1本、ハイサワー約1000ml×1本、肉:約2.5kg その他もろもろ。

 

起床!

目覚ましが鳴った! 前日、飲む前に目覚ましだけは設定しておいた。 おかげで起きることができたが、体中がだるい。 頭が痛い。 気持ち悪い。 完全に飲みすぎ。 でもこれはいつものこと。 しっかりと走れない言い訳ができた。 しかし、言い訳以上に気持ち悪い。 本当に行くのか? そんな気持ちを抑えつつ、回りの人間を起こすと家を出かけたのだ。

途中のコンビニで買出しを済ませ、会場に向かう。 会場に着くと、受付時間は既に終わっている。 駐車場も端っこの辺鄙なところに回された。 しかし、地元で仲間ばかりのスタッフに助けられ、無事に受付を済ますことができた。 もちろん試走する気力は誰にもない。 自転車を組むわけでもなく、ダラダラと時間を過ごした。 たしかに、走る気はしないし、気持ち悪い。 もうだめだ〜

 

スタート

スタートまでにしたことと言えば、自転車組んだことと、おにぎりを1個ほおばったこと。 他にはなにもやる気なし。 食料もたくさん買ってきたけど、気持ち悪いし、食欲はない。

地元のレースだけに回りは知ってる人ばかりで、いつもならあちこちで雑談を交わして時間を潰していたのだが、今回は気持ち悪すぎて話す気にもなれない。

エースのM氏は自転車の整備に余念がない。 彼のマシンはスペシャのブレインショックにニューXTR。 しっかりと整備している。 その他のメンバーも決してテキパキとは言えないが、準備を始めた。

ついでにメンバーの自転車紹介をしておくと、N氏はオオタケ号にMAG21を付け、XTでまとめている。 A氏は同じくオオタケ号にSHOWAのグラビエを付け、XTでまとめたもの。 S氏は今は亡きアスクル(横浜ゴム製)でSHOWAのグラビエに未だにカンチブレーキ。 おまけに私の自転車は、自転車紹介のページにもあるようにTREKY33。XTRのVブレーキだが、95年モデル。 みんなして、かなりの年代モノの自転車に乗ってる。 歳とってMTBが身体につらくなってきて、ロードしか乗ってないのが現状です。 ロードの方は良く乗るので、新しいモデルに乗ってるんですが・・・

さて、スタート間近。 会場はやる気と熱気が感じられるようになって来ました。 しかし、われわれのピットは全くやる気なし。 唯一エキスパートのM氏はやる気満々でアップに出かけた。 残りの人間はシートの上で寝転んで、スタートまでの時間をダラダラと過ごすのでした。

 

レース中のこと

2人チームの自分たちはスタートをM氏に任せ、自分はゆっくりと過ごすこととした。スタートと同時にいっせいに走り出すが、コースを一周してきた時点で4位に付けている。 さすがに早い! とは言っても、トップで帰ってきた色川殿とは格段の差である。 全く歯が立たない。 しかしM氏はしっかりと自分のペースで頑張って走ってくれる。 頼もしいものだ。

一方、3人組の、N氏、A氏、S氏は、どうだろうか。 スタートライダにはS氏がなったようです。 彼はこの大会は初めての参加なのにも係らず、みんながダラダラしてるため、つられて試走にも行ってない。 集団で渋滞して速度が遅い1周回目が試走も兼ねられて良いと判断したようです。 その後は、3人で仲良く交代して走ってました。

昨年の秋の収穫祭のレポートから抜粋すると、「ところで自分はどうかというと、前日の飲み過ぎが効いており、1回目走り終わってから茂みに駆け込んで吐いてしまった。 なんだかすごく気持ち悪くなって、おぇ〜 と・・・ 目に涙を浮かべながら、なんで毎年こうなんだろうなぁ〜 やっぱり自分家で飲むから飲みすぎるんだろうね。 ん〜 来年からは少し気をつけよう。 と、これまでの大会で何度後悔しただろう・・・」といった記載があり、今年も全く同じ状況である。 昨年のコピーペーストで楽なのですが、全く同じというのも進歩のないことである。 今年も同じように、一周走って帰ってくると、ピットの影にかがみ込んで、おぇ〜 としました。 なにも食べてないので、すごく酸っぱかった。 VAAMの味がなんだか濃くなって帰ってきた感じ。 そのあと、残ったVAAMは飲めなかったなぁ〜

途中から、スペシャルゲストが来たらしく、会場が歓声で盛り上がっていたが、自分は辛くてシートに寝転んでいたので、全く興味がなかった。 今年は妻や子、友人たちが誰も応援に来てくれなかったので、恥ずかしい姿をさらすことがなく良かった。 

昨夜、呼びつけたクライン君も快適に走っている。 コース中でも抜かされた。

自分の2回目の出走では、2周走る約束で出た。 ゆっくりでも良いから、2周走るぞと心に決め、頑張った。 2周目に入るとき、地元のチームのメンバーからの声援があり、「無理するなぁ〜」とまで慰めの言葉まであった。 そうです。 完全に無理してます。 酒さえ飲まなければもう少し走れるのになぁと思いながら、涙をこらえて走るのでした。 でも、自分が走らないほうが順位が良いのですよ。 走れば走るほど足を引っ張ることになるので、順位を狙うなら走るな!ということなのですが、目的はみんなで楽しもうなのでこれで良しです。 

 

ゴール

やっと4時間経過。 ゴールです。 その時点では2人チームは13位、3人チームは38位でした。 ま、頑張ったよ。 その後表彰式なんですが、集計まで時間がかかるのと、どうせ入賞してないしということで、いつもは早々に撤収してるのですが、今年は違いました。

なんと、「うっかり八衛兵カップ」に本物の「うっかり八衛兵」がゲストとして来たのです。 TBSの水戸黄門に出演していた「うっかり八衛兵」役の高橋元太郎さん。 レース結果の集計が終わるまで、うっかり八衛兵のトークショウがあったのです。 サイン入り色紙争奪ジャンケン大会とか、「じぃ〜んせい楽ありゃ苦〜もあるさぁ〜」なんて歌まで。 2曲歌ってくれました。 知らなかったんですけど、もう4年前のテレビシリーズからは出演していないらしく、次の主役を狙ってるなんて話をしてくれました。 田舎のレースに特別ゲストがいきなり現れて参加者は大喜び。

それからなんと、レースの皆勤賞を頂きました。 今回の大会「うっかり八衛兵カップ」は春秋を通して11回目だそうです。 この全ての大会に参加しているというころで、「うっかり八衛兵」から地元のお酒を手渡してもらいました。 その名も「悪代官」。 地元では銘酒でおいしいそうです。 本当はチームとして皆勤賞が欲しかったのですが、自分の名前個人名でもらってしまったので、チーム内で不協和音が! このため、秋のツーリングで飲もうということになりました。

 

反省

昔からの友人と飲むのはすごく楽しいことである。 みんな遠くに住んでいるだけに、わざわざ飲むだけのためにはなかなか集まれない。 今回のようにレースやツーリングのような機会がないと集まれないのが現状である。 「うっかり」のようなレースの場合、これまでは遠くまで参加して、キャンプや車中泊して、飲んでレース参加だったため、飲む量も多くはなかった。 しかし、「うっかり」の場合は、前日が自分の家と言うこともあり、しかも会場まで1時間もかからないとなると、心許してしまう。 その結果飲み過ぎとなってしまう。 わかってはいるのだが・・・  その点、ツーリングとなると早朝に集合して、走りに行って、温泉と宿の酒。 そうすると、頑張って走りすぎると、酒の量も少なく、翌朝は健康的に朝風呂にまで入ったり。 「うっかり」だけが鬼門のレースなのです。 飲んでそのまま眠るところがあるというのは、極楽ですね。

では、来年からどうするのかというと、きっとまた変わらずに飲みすぎでゲロ吐きながら走ることになるのでしょう。 反省とはいったいなんであろう。  

  そうは言っても、なんとなく走れているようには見えるでしょ?

地元の新聞でも紹介されました。

 

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