乗鞍ヒルクライム'03

乗鞍ヒルクライム'03

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名称 マウンテンサイクリング in 乗鞍
日程 平成15年8月31日
天気
結果 中止! と言うか、行ってない! 

概要

 サイクリング協会主催の「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」。標高差1500m、延長22kmのコース。 ゴール付近は標高3000mで天気が良ければ、北アルプスの穂高岳から槍ヶ岳等が見渡せ、景色も最高です。 しかし、標高が高いため、風は強く、気温も低く、走り終わったままその場にいると寒くて風邪をひきます。

 乗鞍エコーラインは昨年の秋から一般車両の通行が不通となり、頂上までは公共交通機関を使用するか、安房峠経由でスカイラインを通行しない限り、頂上までは行けません。 このため、景色の良いエコーラインは通常期では自転車が最高の乗り物となるのです。

 

参加申し込み

 なんだか良くわかりませんが、いつの間にかキチガイみたいな競争率になり、なかなか参加受理されないようになってしまったのです。 CS誌やFR誌なんかでは、こぞって特集を組み、攻略法、攻略自転車等を紹介して、今はこれがトレンドだ!みたいな書き方してるから、猫も杓子も乗鞍に終結することになってしまったのでしょうか。

 かつて、「筑波サーキット夏の8耐」もそうであったように、申し込み開始と同時に殺到して、足切りが多数発生し、そのためGWの耐久に出たものに優先権を与えるようなことをしてました。 なんだか、そんなのを思い出しました。

 自分の場合は、4月30日に郵便局から現金書留を発送しました。 その結果、5月1日の申し込み開始当日に到着したためか、参加受理されました。 2日に到着したものについては、受理されず、現金書留がそのまま返送されてきたようです。 これは少し異常な状態だと思います。 昔から十何年も連続して参加している人もいるだろうし、誰もが見向きもしなかった頃からの根強いファンを切り落としてしまうのは残念なことだと思います。 そうは言っても、新しい参加者が参入できないのも問題はあると思うし。 難しい問題ですね。

 それともうひとつ。 自分もサイクリング協会に加入しており、各種イベントの案内等が来ますが、会員に対する優遇措置はとれないのでしょうか。 最近の専門誌にも同じような投書があったように思えますが、やはりサイクリング協会員には優遇措置をしてもおかしくないように思えます。 各県毎のイベントのように料金割引制度までは求めませんが、協会に対して何らかの意思表示と金銭的な補助をしているわけだから、今後考慮するひとつの目安としても良いのではないでしょうか。

 

小耳にはさんだ裏話

 ところで、ここからはある人から聞いた話です。 

 今年から参加申し込みがweb経由でも可能となりました。これを受けて申し込みは、web枠と書留枠をそれぞれに設けて、web枠は当日早いうちに定員となったため、サーバで停止したそうです。 書留枠については、5月1日で枠以上の書留が届いたが、1日分は受理することとし、2日以降到着分については全て返送としたそうです。

 ところが、ショップ単位で30人とか大勢の申し込み書をお客さんから預かったのは良かったのですが、さて郵便局から送付しようとサイクリング協会に問い合わせたところ、もう既に定員一杯で受け付けられませんと断られたそうです。 しかし、そこの店長は「お客さんからたくさん集めて今更一杯でしたとは言えません。 それに既に宿の手配も済んでおり、キャンセル料も馬鹿にならない。」と食い下がったそうです。 すると電話を受けた担当者は自分の名を名乗り、「サイクリング協会内 ○○様宛」で送るよう指示されたそうです。 すると、そのまま問題なく、受付一杯となった後でも申し込みができたのです。

 こんなマジックがあるので、当初設定した定員に対して5月1日の書留枠の飛び出し分と協会委員の裁量分が増えるために、当日の出走リストは定員をはるかに超えた人数が記載されているのです。

 どこの大会でも、委員の裁量による参加枠はあると思いますが、その裁量分を差し引いた人数で枠を決めれば良いのに、定員以外で裁量を認めると、出走者が多くて、大変な大会になってしまう。

 

乗鞍までの日々

乗鞍の前週から天気予報が気になっていたところ。 ずっと天気が悪そうな気圧配置。 ちょうど、甲信越地方に前線がかかっていて、これじゃ寒いし、雨だ。 風も強そう。 なんて毎日天気図と睨めっこしながら過ごしていました。

受付の前日の金曜日。 会社を出るときに最終確認としてお天気サイトをチェックしましたが、やはり雨模様。 雨なら行っても何もできないし、つまらない。 行くのは止めようと心に決め、会社を出ました。

乗鞍で仮に走れたとしても、おそらく頂上では雨模様。 軽装で走った後に、雨に降られれば確実に風邪ひいて仕事への影響もあると思う。 また、あのコースを雨の中、集団で下るなんてキチガイ沙汰だと思う。 毎回、必ず列を乱して勝手気ままに下ってるヤツがいるし、そんなヤツに巻き込まれでもしたら最悪です。 これは行かないほうが得策かも。 それに、往復のガソリン代、宿代なら、キャンセル料の方が安いし。 翌週もレースなのに往復の運転だけで全く自転車に乗れないのも、翌週のことを考えると得策ではない。 総合的にそのように考え、行くのを思いとどまりました。

さて、金曜日の会社の帰りのこと、いつもの通勤ルートを車を走らせて帰っていました。 交差点に差し掛かり、右折レーンで対向車が切れるのを待っていました。 前の車がすっと交差点に進入していくので、自分も引き込まれるように進入しました。 でも、対向車が来てるではないですか。 自分は慌ててブレーキを踏み留まったのですが、前の車両はそのまま対向車と激突。 前にいた車の運転手と一瞬目が合ったような気がしたのですが、そのまま自分より後ろに吹き飛んで行きました。 もう脚が震えて、ガクガクしてしまい、一人で乗鞍までの長距離を運転する気持ちも吹き飛びました。

こんな気分の時は行かないのが正解。 家に帰ると、しっかりと酒飲んで眠ってしまいました。

 

今後の乗鞍のあり方

 乗鞍の過熱傾向がここ数年で激化している。 自分が最初に出たときは、5月を過ぎてから申し込んでも十分に余裕はあった。 雑誌で案内が出てから、チーム員でどうしようかと相談する余裕もあった。 しかし、最近は相談することもなく、各自が責任をもって自分をエントリさせる必要が出てきた。 人気が出るのは良いことだが、出たい人間が出られなくなるのはさみしい。 特に、昔からもう十何回も出てる人が急に定員一杯で出られなくなった場合には、その無念さは計り知れない。 また、周りの友達から、「乗鞍は良い!」と聞かされ続け、エントリする気になったのに切られても、それはそれで寂しい。

 如何に公正さを明確に出しながら、過去の人、これからの人が十分に楽しめるようにするのかが課題ではないでしょうか。

 自分としては、チーム員が全員揃って、「じゃ、今年も出よう!」と決めて申し込みができる状況ではないし、レース以前の戦いがあまりにも事務的で魅力がないので、しばらくは出場を見合わせようかと思います。 走ったり、練習したり、そんなことに苦労する分には力は惜しまないけど、さすがに事務手続きに力を注ぐのはいささか嫌気が差してきました。

 それから、レース当日の運営をもう少し遅い時間にしてみてはどうでしょう。 これまでは、自動車の通行を規制して開催してましたが、エコーラインが全面通行止めとなった今では規制時間を気にして運営する必要はなくなったと思います。 朝のスタート時刻をもう少し遅くして、ゆっくりとレースに向かえるようにできたらうれしいです。 宿泊施設の関係者もこれ以上早起きする必要はなくなるし、楽になるのではないでしょうか。 それに応援で来て下さった家族や友人にも優しいプログラムとなるのではないでしょうか。

 

 

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