センチュリーラン笠間

センチュリーラン笠間

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名称 センチュリーラン笠間2002
日程 平成14年9月1日
天気 快晴 
結果 5時間38分 
概要

茨城サイクリング協会主催のセンチュリー笠間2002に参加しました。

公称153kmを5時間37分(自己計測)で走りきりました。

平均時速27.2km/hですかねぇ。

 

ペース配分

 スタートしてからまもなくスピードメータが動いてないことに気づいた。 速度表示がない! それに、心拍計もチェストベルトを忘れたために計測不能。 今日はいったい何をペースメーカとして走れば良いのかすごく不安がよぎる。 まして、初めて参加のセンチュリー。 ゴールは160kmも先。 とりあえず、信号で止まったとき、同じ集団にいた人に「あのぉ〜 初めてなんですけどぉ〜 皆さんのこのペースだと何時間くらいを狙ってる人なんですかぁ〜?」 なんて素人みたいな質問をしてしまった。 同じ集団は5時間30分程度を狙っている集団の速度らしい。 自分の目標はとりあえず6時間に設定しているので、ここで頑張れば後半タレても5時間半だ。

 

集団走行(その1)

スタートは1分間隔で10人ずつのスタート。 スタートしてから20分程度たっても、みんなゆっくり走っているので、業を煮やして集団から飛び出し、一人で前を追ったのです。 しかし、前からこぼれてきた集団が数人居ただけで、自分のペースに合う集団などどこにもいない。 当日の風向きは南風だったので、岩瀬で左折して南下が始まるまでに集団を捕まえないと、向い風になって辛いと判断し、とにかく頑張って前を追う。

岩瀬の手前でなんとかペースの合う人に追いついた。 その二人組と一緒に岩瀬を左折して南下を始めた。 少し風があるため、3人で先頭交替しながら走る。 道も広いし、たくさんの集団を追い抜きながらの集団走行は楽しい。 天気は良く、景色は広がっているし。 いつの間にか集団は10人を超える大集団に。 今まで先頭交替をしていた人間は中盤に引き下がり、先頭は任せて付いていくことに。 しかし、そうすると集団のペースは上がらず、結局最初の4人が先頭を引くことになる。 第1チェックくらいまでは、自分のいる集団は大きく10数人で走りました。もう前の人のケツしか見てないくらい必死で走ったのです。 なんとなくオーバーペースのような気がしながらも、ちぎれたら終わりという恐怖感を持ちながらひたすら付いていきました。

 

集団走行(その2)

 気に入らないことがありました。 どこのレースでもいるのですが、先頭交替しながら集団走行してペースを作っているのに、絶対に先頭に出ない人がいるのです。 いい歳したオヤジなのに、なんだか見境がない。 集団が赤信号で停止すると、後ろの方から進み出て信号無視して行っちゃうし。 でも、集団の方が力があるからすぐに追いつくでしょ。 すると、また後ろの方で人に付くだけ。 そして、赤信号では信号無視して・・・ そんなことの繰り返し。 そんなヤツは集団も受入れなくなって、はじかれてばかり。 でも、結局は一番後ろで楽してる。 なんだか、そんなヤツには、インフレータをフロントホイールに突っ込んでやろうかという衝動にまで駆られる。

 結局、こんなズルするヤツは着いて来るだけの脚は持ち合わせておらず、何時の間にか忘却の彼方に消え行くのである。 集団の気持ちを逆撫でしておいて、勝手に千切れていくなら、最初から迷惑かけず、自分のペースで走れば良いじゃないか! おめ〜いくつだよ!

 

集団チギレル

1チェックポイントを過ぎたところでなぜか集団がなくなりました。 自分は人に付いて行くべく、休みもそこそこに走り出したのですが、誰も付いて来ないのです。 それでも、ペースの合う人を見つけて頑張って走りました。 集団がなくなって二人となったので、練習ペースです。 途中で、一緒に走ってる人に、見込みのゴール時間を聞くとやはり5時間半くらいとのことで、なんとか速度は維持していることが確認できました。 やはり二人になるとペースを確保することは難しそうです。 かと言って、一人で頑張って先に行ったところで、体力的に得をするとも考えられないので、ここは辛抱。 二人で協力しながら後続を待ちました。

ペースとしては、今までほど速くはないので、脚を休める気持ちで付いて行きました。しばらく走っているとその人は、「俺、もうダメだから一人で先に行ってよ。」 かといって、一人で行くには辛そう。 すると、後ろから第1チェックまで一緒だった人が追いついてきました。 さっそく乗り換えです。 ペースは一気に上がりましたが、これまで脚を休めていたので、付いて行くことはなんとか可能でした。 途中からも、1人追加し、第2チェックまでは5人で回しながら走ることができました。 5人とは言っても、少しずつ疲れは見え始めており、最初のような力強い走りは見られません。 90kmの第2チェックでスタート地点へ戻り、チェックを受けた後、今までになく時間を掛けて休憩・補給をしました。 500mlのペットボトルも一気に飲み干してしまったのです。

 

最後の山場

再スタートをきると、誰も周りにはいません。 ひとり旅はイヤだよ。 道もなんだかこれで良いのかと心配しながら進む。 すると、今まで一緒に走ってた5人の内の1人がダラダラと走ってたので追いつきました。 話をすると、「もう一人で走るには辛すぎるよ」とのこと。 目的もペースも同じ二人なら、頑張って行きましょうということに。 

健全なサイクリング大会のコースが、なんとラブホテル街を抜けて走るのはなんだか笑えました。 ちょうどホテルから出てくるカップルの顔をしっかり見てしまいました。 反対に、カップルにとっても、お忍びのホテルから出たところで、自転車の集団に囲まれるなんて思いもしなかったことでしょう。

後半は、中山峠を越え、那珂川を千代橋で渡り、御前山の方へ向かい、最後に七会村を抜けて、笠間へと向かうのです。

中山峠は、笠間側からだと上りは短くてすぐに終わり。 でも、常北までの道はアップダウンを繰り返す嫌らしい道。 そして那珂川を越えるときには、河原で涼しげに遊ぶ人たちが羨ましい気持ちで一杯でした。 最後の第3チェックで、残り25kmくらいと聞き、あと1時間だ!と気合を入れる。 相方には「一人でちぎろうなんてしないでよ。」こんな会話をしながら最後の休憩。  初めて会った、ただの他人なのに、ここまで一緒だと、さすがにちぎったり、見捨てたりするのは心苦しい。

それから、七会村の最後のダラダラの上り。 すぐに終わるのかと上り始めたが、意外と長いのでペースダウンしてゆっくりと上る。下り始めると、残りは笠間まで10数キロ。 少しペースを上げ、ラストスパート。

笠間市内に入ると、交通量が多く、スムーズに走れないが、笠間芸術の森の入り口の最後の上りで最後の力を搾り出し、そしてゴール。

まるで、同じチームの人間と走ってきたかのように、相手と握手して検討を讃え合いました。

 

センチュリーランの不思議

センチュリーランへの参加は初めてでしたが、一種異様な雰囲気を感じました。 レースじゃないので、体育会系の人はあまり多くは見受けられず、サイクリングお宅の延長のような感じの人が多かった。 なんだか年代モンの自転車に乗ってる人(シマノ600や初代デュラやメッキ仕上げのラグドフレーム、イデアルやブルックスの皮サドル、サンプレックスやマファック、その他いろいろ)とか、80歳くらいの人とか、とにかく「がんばるぞ!」って人ばかり。 でも、集団を作って高速で走る人たちは、最近の自転車に乗ってる人が多いです。 前を走っていた人も、最近の格好してましたよ。 モーモーカラーのジャージ着て、カンパで組んだデローザに乗った人がいたかと思えば、チョッと前のパンターニレプリカのメルカトーネウノ&ビアンキとか。

あとは、BD-1とかリカンベントなんてのもいました。 上りでは負けないのですが、下りではリカンベントは速いですよ。 這うように走るのが空気抵抗が小さくて良いのでしょう。

 

サイクリングの部

ところで、妻なんですが、40kmのサイクリング部門に参加しました。 私が8時35分ごろに出発した更に1時間後の、9時半頃にスタートしたそうです。

私が2時過ぎにゴールして、ビール買って持って来いと電話すると、「私も、今、終わったところ。」

「今までなにしてたのぉ〜?」と聞き返しちゃいました。 「こっちは4倍の160kmも走ってきたのに、40kmしか走ってない君がどうして同じ時刻にゴールなんだぁ?」

話を聞くと、始めに公園内で簡単な走り方を教えてくれて、その後郊外をサイクリングしたそうです。 おまけに、参加費には昼食が含まれており、途中蕎麦屋で昼食タイムがあったそうです。 おしゃべりしながら、楽しく、ルンルンと完全にサイクリングです。

 本人曰く、楽しかったようですが、かなりの疲労感は残ったようです。

 

 

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