セルフディスカバリアドベンチャ

セルフディスカバリアドベンチャ

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名称 セルフディスカバリアドベンチャ クロスマウンテンバイク100km
日程 平成14年7月20日
天気 曇り(ガス模様) → 快晴
結果 8時間18分24秒 172位(出走者約500人 完走者297人)

概要

 とにかく、辛かった。 自分でも出てみたいとは思ってたけど、実際に走ってみるとかなり辛かった。でも、200人近くも途中でリタイアしたらしい。 制限時間を超えたためということです。 なんと第1チェックでは70人くらいの人がリタイアしたという話だけど、そんなんだったら最初から出場資格なんてないんじゃないの?って感じですよ。全くもう!

 

レースに残した課題

 なんとか完走することはできたが、また来年も走るとなると課題はたくさんありますね。 まずは食料の持ち過ぎ。 ウイダーとかアミノバイタルとか9袋も持ったけど、4袋も残してくることになった。 おにぎりだって3個も持って行ったけど、1個しか食べなかった。というか、食べられなかった。 でも、ゼリー食品だけだと満腹感がないので、どこかで満腹感は味わいたいと思ったりもします。 この食料の量をコントロールすればもう少し軽く出来たはずです。 なにせ、MTB100kmも林道走るのなんて初めてだから、どれだけ腹が減るが予想ができなかったのです。

 

さあ!スタートです

 コースの方は、締まった林道から、かなりガレた林道下りまでありました。 最初は普通の林道の下りなんだけど、昔良く走ってた林道のような感じだったので、あまりの楽しさにカッ飛んでしまった。遠く崖下まで道が繋がっているのが見えて、すごく爽快な感じの林道下り。 おろしたてのタイヤシラクライトもかなり気持ちよくグリップするし、林道の下りをかなり攻めることができた。 これは一回目の林道下りです。 

 次の上りは、少しガレた上りなので、トラクションをかけながら慎重に上った。 所々、脇の岩肌から水が染み出てきており、天然の補給所となっていた。 今度の下りは、そんなドロドロの中を下るので、全身がドロドロ。 おまけに坂が急なので、ブレーキから手が放せない。 かなりの勢いでブレーキシューが磨耗しているのを感じる。 こんな坂を2回も下ると、完全にブレーキストロークが変わってる。 これは困ったことだ。 まだまだ半分も走ってない。

 

先は長いぞ

 ドロドロな道の上り下りを繰り返しているうちに、コースは乾燥した林道に。これがまた、大変。

 水溜りで飛沫を浴びたチェーンは、オイルがすっかり流れてしまい、乾燥路ではチェーンが枯れてしまい、シャリシャリと音がうるさい。しまいには、チェーンの動きが悪くなり、フロントチェーンリングに絡みつく始末。 ジャムする度に、クランクを逆回転させて、解消させる。 そんな走りが結局は最後のゴールまで続いた。

 途中、王滝湖のほとりを走る場面に出くわす。 今回のコースの中で数少ない平らな区間だが、土の道で、粘っこい。緩い坂道を登っているような感覚だ。 そんな中、しばらく誰かが後ろをずっと追走してくるので、気に入らないから先に行かせると女性ライダーだった。その後、しばらく後ろを付いていくが、上りが始まったところで、完全にちぎられた。 100kmも走ろうなんて考える女は速いよ。 かないませんよ。 彼女のお尻には、女性を感じることもなく、いまいましいケツめ!なんて思いながら恨めしそうに見送ってしまった。

 

走ってるとき考えたこと

 第1チェックで、自分の順位を聞いたとき、「だいたい170番目くらいだよ」と教えててもらったから、まだ自分より遅い人の方が多いんだと安心して走っていた。 結果的には、170番そこそこの順位でゴールした。 どうも、このレースというか、サイクリングというか、なんというのか、3040kmくらいのところで、抜きつ抜かれつ走っていた人は、結局ゴールまでほとんど一緒でした。 自分が補給して休んでいれば抜かされるし、そんな相手も補給するから追いつくし。 「あいつも頑張ってんだな。こっちも何とか頑張るか。」 なんて思いながら、走っていました。 なにせ、本当に一人で走ってるんだなんて思いながら走ってると、やってられなくなるような気がします。 100kmのコース中に何人走っているのか知らないけど、団子状態で走っているところなんて勝負してる一握りの人達だと思うし、結局は数人でまとまって何とかモチベーションを維持して走っているのが現状なのでしょうか。

 

走っててホッとしたこと

 途中で、小用がしたくて、周りをキョロキョロ見回しながら走っていると、女性から声を掛けられた。 「この坂はいったいいつまで続くんでしょうねぇ。」 しばらくの間、お話しながら走りました。 もうすっかりサイクリング気分ですよ。 日焼けした顔に笑顔のたびに白い歯が見えるのが可愛い。 100kmも走ろうとしている人だし、こんなところを走っているくらいの人だから、かなり頑丈な人なんだろうなと思う。 話をしながら走るといっても、彼女は少しずつ遅れてきたので、置いて行きました。 せっかく一緒だったのに残念ですが、自分のペースで走らねば、自分が参ってしまうので仕方ありません。

 

もう少しでゴール

第3チェックでも同じように自分の順番を聞くと、やはり170番目くらいと言われたが、全体では真中より後ろと言われた。 そうなのです、どんどん後ろからリタイヤしてるから、完走者の中では、真中よりやや後ろなのです。 でも、この時間で第3チェックを通過できれば、余裕で完走できるでしょうとのこと。 安心はしつつも、パンクの不安とチェーンの状態を考えると、まだまだ油断はできません。 相変わらず上りはキツイし、大変です。

太陽はジリジリと照り付けるし、首の後ろや、腕が痛いように焼ける。 まるで陽炎が立ち上がっているような感じで、頭がクラクラする。 上りきったところで、少しだけ下ると、最後の上り。 もうこれが最後かと自分に言い聞かせながら、ヘロヘロになりながらも、なんとか上りきった。 後は下るだけ。 

下りとは言っても、自分の中では、もう一回上るのかななんて思ってたので、体力温存。 周りの人たちはガンガン下ってるし、なんだか上る気配を感じさせないので、もう終わりだと思った。 全開で下り始めると、なんとこんなところでパンクですよ。 最後の最後で。 なんとか、最後の上りで抜かしてきた10数人の人達にゴボウ抜かれ。 ちょっとショックでした。 でも、なんとかチューブ交換し、建て直して走り始めた。 下る下る。

最後は、ゆるい林道の下りを走って、ゴール。 やっと終わった。疲れた。

 

自分と1分も遅れることなく、さっきの彼女がゴールしてきた。せっかくちぎったのに、追い付かれてしまいました。 残念。

 

 

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